今日は雨が降ったりやんだり、これから本格的な雨になるそうで、梅雨明けはとうぶん望めそうもありません。
そんな土曜日、雨が降ろうと槍が降ろうと散歩を欠かさない・・・ほど意志が強い私ではありませんので、昨日、友人が貸してくれたDVDを観ることに
テレビシリーズは観ていたのですが、映画は観ておりませんで・・・・・・・・
いやぁ、ダメですよこの手の映画は、実在のお話がモデルだったり、若い子がムチャクチャ頑張るようなやつは、おやじに見せちゃいけません。
男の涙腺というのは、耳毛の成長とともにどんどんゆるんでくるらしく、出るは出るは、散歩するより体重が減ったんじゃないかってくらい涙が出てきます。
「本当に神様はなんて不公平なんだろうねぇ・・おじさんは、おじさんは・・・どぉ~~!」みたいな、
映画館で観なくて良かったとつくづく思ってしまいました。
そんなこんなで体重も減らしたことですし(笑)、「午後からもビデオ鑑賞がいいかもしんない」てんで見だしたのは、ずいぶん昔にNHKのBSで放送された『ジャズの巨人』という番組を録画したもの、懐かしの由井正一先生がホスト役の番組です。
中でも1957年12月8日、アメリカCBSの伝説的生放送ジャズ番組『サウンド・オブ・ジャズ』を放映した回のものは、放送当時も感激しながら観た覚えがあります。
カウント・ベイシーにコールマン・ホーキンス、ベン・ウエブスター、ジョー・ジョーンズ、ジョー・ニューマン、フレディー・グリーン、ジェリー・マリガンにジョー・パス、レスター・ヤングのソロを微笑みながら見つめるビリー・ホリディの「FINE AND MELLOW」、後に「煙草を吸いながらニヤニヤして、ピアノの前で邪魔しやがった!」と演奏を見つめるベイシーに、モンクが多いに憤慨したという、まさにその演奏モンク・トリオの「BLUE MONK」(「STRAIGHT NO CHASER」「セロニアス・モンクの肖像」等のビデオ・DVDでも一部使われていますが)・・・・
久しぶりに観ると何だか嬉しくなってきます。
そうそう、放映日時は違いますが、この『サウンド・オブ・ジャズ』ではコルトレーンがメンバーだったマイルス・バンドの「SO WWHAT」の映像なんかも残ってましたよね。『サウンド・オブ・ジャズ』の抜粋DVDも出ていますから、そちらで充分に楽しむこともできます。
それにしても、こうして気軽に動く彼らを観られることは、じつに幸せなことですよね。
私が、動くコルトレーンを始めて見たのは、かなり年齢がいってからでしたが、衝撃でした。とあるビデオを流すバー?ジャズ飲み屋?、まぁ、あまりない系統の飲み屋さんでしたけど、同伴者をまったく無視して見入ってしまった覚えがあります。(しどい!)
今では、自宅でいつでも会えるのですから、いい時代になりました。(笑)
さて、今日の一枚は、その1957年12月8日の生放送4日前にレコード会社でのリハーサルを収めたアルバムです。
ところが、本番ではリハーサルとは違うメンバーになっているという、そのあたりも面白いでしょ。もちろんこちらもオールスターズは変わらず、お得な一枚に仕上がっていると思います。
このアルバムを聴いて本番を観る、本番を観てこのアルバムを聴く、自宅でそれが出来てしまう現在の私は、幸せ者ですよね。
THE SOUND OF JAZZ
1957年12月4日録音
COLEMAN HAWKINS(ts) COUNT BASIE, MAL WALDRON(p) BILLIE HOLIDAY(vo) その他いっぱい(笑)
1.WILD MAN BLUES
2.ROSETTA
3.FINE AND MELLOW
4.BLUES
5.I LEFT MY BABY
6.THE TRAIN AND RIVER
7.NERVOUS
8.DICKIE'S DREAM
おまけ、
「ビデオばっか見てんだったら、買い物行ってきて!!」
「は~~い、刺身食いたいんだけど、買って来てもいい?」
「一番、安いヤツね」
ということて゜、一番安いメバチマグロを買って帰りました。それでも工夫一つでね、『漬けネギの海苔巻き』なんかにすると、けっこういけるんですよ。
烏賊は、烏賊焼きにするのをちょっとだけいただきました。
「日本酒、旨ぇ!!」