今日は二十四節気の一つ『大暑』、最も暑い頃という意味ではありますが、実際の暑さはこれから、子供たちは夏休み、やっと梅雨明けも見えてきたようで、冬仕様の我が身には益々辛い季節を迎えるわけです。
議員さんを人気商売と言ふなかれ、人気なくなればダッコチャンも売れず
歌人、土屋文明氏のお言葉でありますが、まさに各議員さん人気取りに大わらわですね。
それにしてもダッコチャンといっしょは、ひどい?古い?
これが今どきならテレビゲームのソフトか何かになるのでしょうか?
(そこまで議員さんの価値は、高くないと思いますけどね。失礼)
世に言う『ダッコチャン・ブーム』は昭和35年あたりからですから、私にとってはリアルタイムとまでは言えぬ時代です。それにしても当時から議員さんという商売はその程度の人気商売であったということで、何だか寂しい感じもします。
議員さんの人気取りはさておいて、日本の夏と言えば、蚊取り線香に風鈴、スイカに浴衣に団扇、大輪の花火なんてぇのもいいですねぇ。
風鈴の音色涼しき白き足
浴衣に帯をきりりと締め、素足に下駄を履いた女性が、団扇なんぞ静かにあおぎながら、夕涼みをしてたりして・・・・
お風呂上がりでしょうかね、化粧っけなんざぁまったくありませんが、何処を見るでもない眼差し、軽く結った髪の生え際あたりが、なんとも色っぽい
・・・・・・・・・これこそ、日本の夏でしょう。
普段、箸にも棒にもかからないような、もとい、(これは失言でした)
普段は気づかなかったのが、そんな姿を見てしまうと、一機に胸の鼓動が高まったりして、
「私は、浴衣姿のスッピン女性が、好きだ~~~~!!!!!!」
おっと、またしても妄想の世界へ、暑さって悪いヤツが、私を誘ってまいります。(笑)
奥様諸氏、旦那のそんな妄想を、夏の暑い一夜に、一度でいいから現実のものにしてあげてはいかがでありましょうかねぇ。
さぁ、私は妄想世界を離れ、昨晩仕込んだ「豚煮」を手土産に、いつものバーへ涼みにでも出かけましょうかね。
この一品で、ビールの一杯ぐらい出てこないかなぁ・・・・(笑)
さて、今日の一枚は、またしても私らしからぬと言われそうでもありますが、チック・コリアです。
私は、最初からコリアを嫌っていたわけでは無いんですよ。このアルバムやサークル時代の彼の演奏はとても好きで、良く聴いた方だと思います。
ビル・エバンスのピアノ・トリオなんかとは、また一つ違った魅力を持つこのトリオ、バランスがいいんだと思います。
そして、コリアに関しては、スタンダードなど演奏せず、オリジナルに徹した方が魅力があると、改めて思わされる一枚でもあります。
落語でいえば、古典より新作を古典以上の魅力で聴かせてくれるみたいな(笑)
でもね、新作はあまり走りすぎても面白味がなくなってしまうんですよねぇ、私がコリアをあまり聴かなくなるのは、後にそうなっていった彼の演奏からだと思います。
NOW HE SINGS,NOW HE SOBS / CHICK COREA
1968年3月録音
CHICK COREA(p) MIROSLAV VITOUS(b) ROY HAYNES(ds)
1.MATRIX
2.NOW HE BEATS THE DRUM , NOW HE STOPS
3.NOW HE SINGS , NOW HE SOBS
4.STEPS , WHAT WAS
5.THE LAW OF FALLING AND CATCHING UP