機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

春之散策

2009年03月31日 | 雑記
近頃TVで見かける(*1)たびに思うこと
      ♪タメ吉よりよっぽど親子っぽいよ、ファン太郎~(*2)♪

どうもです。

 今月(もしかしたら2月中だった?)、流石に一度きりでしたが
夏日を観測したところもあったかと思うんですが、なかなかに
暖かくなりませんね。都内でも、先々週の末には桜の開花宣言が
出てたと思うんですが、そのあと一向に暖かくならないもん
だから、未だに上の方が蕾のまんまっぽいのが何とも寂しい感じ。

   
 で、ここがどこかと言いますと上野公園でして。目当ては無論
これ。国立美術館で開催されている「国宝・阿修羅展」です。
             
 これって一応、「奈良・平城遷都1300年祭」の一環で企画
されたものだそうで、阿修羅立像が興福寺を出て、関東で展示
されること自体も57年ぶりだとか。

 前回の展示がどうだったのかは知りませんが(そもそも当時は
生まれてなかったし)、今回は360°全ての角度から鑑賞できる
ように、フロアのド真ん中に阿修羅像を立ててあって(*3)、非常
に見応えありました。
 他の仏像だったら、後ろから見る意義はあまりない(というか、
ある意味「畏れ多い」?)と思うんですが、阿修羅に限って言え
ば、左右の面もちゃんと見ることができないと意味ないんじゃ
ないかと思いますし。阿修羅像のフロアに入るまであった「壁を
背にしたガラスケースの中に展示されてたら意味ないよなァ・・・・」
といった危惧を吹き飛ばしてくれる、最適の展示法であったかと。

 メインの阿修羅像以外にも、興福寺所蔵の四天王像、十大弟子
像(一部)、興福寺修復の際に出土した遺物などなど、いろいろ
展示されてまして。
 中でも興味深かったのが八部衆像のひとつ「五部浄像」。破損
した状態で出土したものらしく、胸像と腕とが別々に展示されていて
(胸から下は出土すらしてないのか展示なし)、破断部分の、塑像に
木屎漆(漆と木屑を混ぜ合わせてペースト状にしたもの)を接着剤に
して布が何重にも重ねてある構造がハッキリと観察できて面白かった
です。

 ひと通り、展示物を見学した後は記念に何か買おうと思って
物販コーナーへ。

   
 まあ、ぶっちゃけるとこれがそもそもの目当てだった訳ですが
「国宝・阿修羅展」開催記念、海洋堂製フィギュア 1/12 阿修羅像
です。
 一応、(休みを取って)開催初日の開場時刻を狙って行ったので、
それなりに並びはしましたが、特にトラブルもなく買うことができました。
それでも私の後ろの数十人ぐらいで完売になったようですが。

 物販コーナーは順路の果てにある(全部の展示品を見た後でない
と行けない)訳ではないので、フィギュアだけが目当ての人(*4)は、
まず物販コーナーに並ぶ方が吉かもしれません。

             
 フィギュアのほかにも、公式図録とクリアファイルを買ってきました。
こういう展示には解説のチラシ(?)がつきものなので、クリアファイルは
けっこうな確度で買うことにしてます。
 いくつか種類があって、一番無難なものを買ってきたんですが、中には
背景が金ピカのものもあリまして、流石にこれは買えませんでした。
 周りの他のお客さんもあまり手に取ってなかったような印象があります
が、アレ売れてるんでしょうかね。

 懐具合を勘違いしていて、フィギュアとクリアファイル、あと公式図録
を買ったら残高がかなり寂しい状態に。ホントのところはフィギュアを
2つ買いたかったんですが、フィギュア×2と公式図録を買うだけのお金
もなく、泣く泣く(笑)フィギュアは1つで我慢。
 会場を出て、上野公園の桜並木を通り抜けて、上野駅前のレストラン
で昼飯を食べて、PETドリンクを買ったら、ホントにオケラになってしまい
ました。

 残金百○円なんて状況はかなり久々で、公園散策(笑)で疲れていた
こともあってそのまま家でまったりすることに。Suicaとかがあって、ホント
に良かった(苦笑)。


             
 おまけ。上野駅前はパンダ橋のたもとに居たネコ。どれだけ人が
通ろうとも身じろぎひとつせずにずっとそこに居ました。思わず写真を
撮ってみたんですが、ちょっとこっち向くぐらいで首から下は全くの不動
で。
             
 もしかして空腹とか怪我とかで動けなくなってたのかなァ・・・などと、
今さらながら思ってしまったり。

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  *1:といってもリアルタイムではなく、予約録画してあったアニメ番組なんですが
  *2:字余り過ぎて、ぜんぜん節に合いやしねェ(苦笑)。替え歌でも何でもない・・・orz
  *3:流石に直接には触れないように柵はありましたが
  *4:開場して十数分、自分はまだ入場列に並んでいた時に、フィギュア×2の入った
    袋を手に持った“ご同輩”っぽいのが出てきたのには、ちょっとあ然としました
    けどね(嘆息)。




新・模型情報

2009年03月27日 | ガンダム
どうもです。

          
 久々に家電量販店なるものに行ってきましたよ。といっても家電商品
なんて全く買ってなくて(*1)、フィギュアやCDソフトを買って、あと
          
コレを貰ってきたくらいなものなんですが。

 旧・模型情報もおおよそのバックナンバーが揃ってますし、また何か
ここにしか載ってない情報とかあるでしょうから、とりあえず押さえて
おこうかな、と。
 といっても、いつものごとく(笑)自分の財布からは一銭も出すつもりは
ないですが。

 で、さっそく読んでみたわけですが、大河原邦男氏の『原点継承』に
絡めた新企画が立ち上がるようで。コレもガンダム30周年企画のひとつ
でしょうかね。
 詳しくは「ガンダムA」で、ということなので、こちらはコンビニで
立ち読み(*2)。U.C.0089年に、一年戦争10周年記念事業として始め
られた連邦軍の再調査で明らかになった、今まで発見されなかった、
もしくは秘匿されていたMSVを、逐次紹介していくということらしい
のですが・・・。

 どう言い繕っても「後付の捏造」以外の何物でもないですね。「おまえ
が言うな」というツッコミが入るかもしれませんけど(苦笑)、そもそも、
どうして0089年なんでしょうかね? 
 そんなに数多くある訳ではないですけど、「逆襲のシャア」の外伝と
いうか、「逆シャア」前後の時間枠を舞台にしたスピンオフ作品との間
に矛盾が生まれそうな気がするんですけど。
 どうせなら一年戦争終結30周年記念ってことにして、U.C.0109年前後
のことにすればいいものを(*3)。

 それにしても、今号が3月で次号が7月って・・・。今時はネットの公式
や模型屋さん、通販サイトなどで出る情報の方が速報性が高いから、
紙媒体の誌面で最新情報というのは無理があるのは確かだけど、元々
あるからとはいえ「模型情報」というタイトルはどうなのよ?などと
思ったり。まさか4~7月に出る商品を全部「新製品」という形で載せる
なんてことはないと思いますが。

 巻頭の対談とか読むと読者投稿というか、そこから新人発掘を進めて
いく方針(ごく初期の「Bクラブ」のコンセプトに近い?)のようで、
商品関連の新情報とかではなく、(メカニック設定の初期稿とかCADでの
立体設計図とか)バンダイが独占的に(?)出せるものという意味での
「情報」ってことなんですかね。

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  *1:最近は仕事先の備品を買うのに使うくらいで。とはいえ、プリンタのトナー
    カートリッジとか、けっこう高額商品を買うことが多いので、ポイントだけは
    貯まっていきますけど。経費で買ったものに付いてくるポイントを自分のもの
    にするって問題アリ?
  *2:コンビニだと付録があっても、ひもで縛ったりしてないところも多いから、読む
    だけなら本屋へ行くより都合が良かったり。ただ、他の客に持っていかれたのか
    店員が抜いたのか、俺が読んでたヤツは付録が見当たらなかったけれど。
  *3:0089ってことは基点が0079年ということで、「一年戦争開戦記念」ということ?
    普通、こういうのって「終結記念」でやらないか?と思うんですが。終結10周年
    の0090年の刊行を目指して0089年から調査・編集を開始って体裁なんですかね。




机器人魂(*1)

2009年03月07日 | 雑記
どうもです。

   
 ほぼ一週遅れになりますが、ロボット魂「ターンX」を買っ・・・(おっとっと)
もとい(笑)、拾ってきました。

   
 正面、および背面。発売直前にネットで見た写真ほどには“ズングリ
ムックリ感”のようなものはないような。単にオフィシャルサイトなど
で掲げられる写真の写りが悪いだけ?
 一方、背部のウエポンプラットフォームは(ネットで言われている通り)
やはりちょっと小さいかな?と。一応、『MEED GUNDAM』などの図版
と見比べてみましたが、一回りほど違うようで、迫力に欠けるのは否め
ません。
 これもネットで既に言われているように、1/144キットのパーツに
差し替えたら丁度よくなるみたいで、いずれ再販キットが手に入ったら
(接続部分がキットとは異なっていて若干の加工工作が必要になります
が)試してみようかなと思ったり。

  
 ちょっと「カトキ立ち」っぽく。膝が逆関節になっている訳ではないです
が、若干前方に曲がるのに加え、いわゆる「足首」部分が膝アーマー
のすぐ下から始まっているので、胸を張って腰をチョイ前へ突き出し、
腿を若干後方へ向けて脛から足首が前方に出る、「ゆるいS字」を描く
ポーズが様になるようです。

  
 シャイニングフィンガーのポーズ。別売りになってるディスプレイ
アームを使えば、∀との空中戦のシーンも再現できるんでしょうけれど、
これ1機のために3個セット販売のアームを買うのもどうかと思うし、
まず何よりも同シリーズで∀を出してもらわないと。できればマヒロー
とかバンデットとかも出てくれると嬉しいし。

 欲しいアイテムが出た、貴重な機会を享受しているだけで、「お布施」
という気持ち(*1)はあまりないんですが、まあもっといろいろと出て、
売れて、いずれMGターンXに繋がればいいなぁとは思ってます。


  
 まあ、ついでと言うかなんと言うか。ターンXのすぐ傍に積まれていた
ので、一緒に保護してきました。
 これもシリーズ展開(無茶は承知で言うならば関東11鬼揃い踏みとか)
してくんないかなぁ、などと思いつつ。
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  *1:「ロボット」を中国語に翻訳(Excite自動翻訳)すると「机器人」ということになる
    そうで。「机器」が機械だから、単純に「人型機械」の直訳でしかないようですが。
  *2:もしも「ロボット魂ターンXを一人10個買ってくれたら“必ず”MGターンXを出します」
    なんてことをバンダイが公式に発表したら、ホントに10個買う気構えだけはあります
    けど(笑)。
    



HGUCサザビー

2009年03月01日 | ガンダム
どうもです。

 ガンダリウム合金ネタのための資料として探しつつも結局見つからず、
入稿済ませた後のワンダーフェスティバルで入手したものだから、ほぼ
半年放置状態だったことになりますか orz
 久々の「HDDレコーダの整理の片手間にガンプラ」で組んでみました。

   
 やはりUC史上でも屈指の巨大MS、デカイ!(HGUCなのに)重い!で、
大いに作り甲斐がありました。組んでみて初めて気がついたんですが、
サザビーの機体色って微妙に(この写真でも判別するのが難しいくらい
に)色味の違う赤のツートーンだったんですな。

 
 武器もひと通り作りましたが、そのシールドのデカさと言ったらもう
・・・(苦笑)!な状態(*1)。機体自体が大きいから、それを防護する盾も
大きくなるのは解からなくもないですが、ビーム兵器全盛の時代の機体
に果たしてそれが有効なのかと思ったり。耐ビームコーティングとかが
あるにせよね。

   
 一応、ネオ・ジオン軍MS揃い踏みということで。いやクエス用ヤクトも
NEWSに(まだ壊れずに(笑))あるんですけど、これ以上は横幅を取れ
ないので。

   
 さらにνガンダムとの比較。身長差が思ったよりもないみたいですな。
【以前ネタにした時】は、も少し差があったと思うんですが。
 設定上、頭頂高で1mの差があるということは1/144で約7mm差。
ポーズ(脚の開き具合とか頭の傾き方)や目の錯覚レベルで相殺できる
レベルなんでしょうか。まあそれはともかく、やはりサザビーの頭部の
大きさが・・・・。
    
 左は「逆襲のシャア」本編画像(*2)。ここからνガンダムのコクピット
ポッドの大きさが解かる訳ですが、これと同等サイズのポッドがサザビー
の頭部に収まっていることを考えると・・・・・・、う~む。

   
 思ってたよりもポッドが小さかったとはいえ、サザビーの頭部にポッド
が収まってるとするには、ちょい苦しいかな、と。近藤和久氏のコミック
に出てくるような、胴に首が埋まってるような構造ならなんとかなるかも
知れませんが。


 組立説明書の機体解説テキストですが、特に目新しいことが書かれて
いる訳ではないようで。基本的に当初ギラ・ドーガをベースにサイコミュ
を搭載したヤクト・ドーガでは要求された性能をクリアできず、(サイコ
フレームを導入して)新規に開発された
のがサザビーであるということ
のようですが、ここで言われる「要求性能」って何なんでしょうかね?
 性能不十分と判断されたヤクト・ドーガも、自身の解説で性能不十分と
言われつつも、他の機種(多分ギラ・ドーガやジェガン)と比較して圧倒的
な高性能を誇るとも書かれているし、劇中、ギュネイや(ポッと出の)
クエスが使用する分には十分な機能を持っていたように思えるんですが。

 まあ、ヤクトも(その後の改修で?)サイコフレームが導入されたから
当初不十分とされた性能のギャップが補完されたと言いたいんでしょう
けれど、「そうでないと説明ができない」という訳でもないんじゃね?
とも思うわけで。

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  *1:盾と言えば、先ごろ発表されたGMガードカスタムの盾もすごいですなァ。雑誌の
    記事に掲載されている画像を(スキャンしたものをネットで)見ただけでしか
    ないんですが。
    昔のMSVなどでの記述だとスナイパーカスタムの仕様違いで、単純に艦隊直掩
    部隊向けに出力なり推力なりをいじった程度のものだと思っていたんですが、
    外観のデザインからしていろいろ違ってるっぽいようで。
   「ガードカスタム = 防御特化型」ってことで、ばかデカイ防盾を持たせたという
    のを直ちに「安直」と言うつもりはないですけど、あんなの持ち歩いてたら、すぐ
    に腕~肩周りの駆動系が逝ってしまうんじゃないかと。
  *2:単に拡大して合わせただけなんですが、思った以上にピッタリ重なってちょっと
    ビックリ。
    「この画面はあくまで概略・模式図で、実際の機体のプロポーションバランスを
    反映している訳ではない」的な言い訳(?)も考えていたんですが(苦笑)。