機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

先行上映

2008年06月30日 | 雑記
どうもです。

 平日ではあるけれど19:30開場の20:00時開演ですし、まあ、一応は
原作の旧バージョンからのファンですし、無料招待イベントだし・・・・・・・
ということで、【公式サイト】にあった申込フォームから「ポチッとな」と
ばかりに申し込んでおいて、すっかり忘れた頃に届いた返信メールで
当選のお知らせが来たので、せっかくですから行ってきました。

  
 無料イベントだし、それほど参加者もいないのかなと勝手に思って
ましたが、結構な人数が会場前に行列を作っていました(*1)。時間帯の
所為もあるんでしょうが、仕事帰りのサラリーマンっぽい人もチラホラ。
あと思った以上に女性の参加者もいました。と言ってもせいぜい7:3
ぐらいだったかと思いますが、私の隣の席の人なんて、どこをどう観ても
女子高生だったりしたんですけど。

   
 この手のイベントによくある構成で、司会者の人が出てきて出演者(*2)
を紹介、ちょっとフリートークした後にこの週末放映される第1話の上映
がスタート。上映後キャスト陣が再び登壇、番組プロデューサーも交えて
のトークイベント。いかにもサプライズを装った“飛び入りゲスト”として
バーディー・コスプレのグラビアアイドルが登場してトークをひとくさり。
 終わりがけにプレゼント抽選会があって、最後に(先のプレゼント
とは別に)お土産↓ を貰ってお開きとなりました。
   

 やはりこの手のイベントではいつものことですが、カメラ撮影&録音は
不可なので、もし興味のある方はこちらまで →【公式サイト】

 ・・・・でまあ、ひと通り観せてもらった訳ですが。“アクション重視”という
謳い文句に違わない、見る人によっては“全編これ作画崩壊”という評価
になってしまいかねない(苦笑)出来に仕上がってます。元々、原作との
シンクロ率は低い(*3)ので、原作ファンには少々厳しい作品になるかも
知れませんね(*4)。とりあえず私は観続けていこうと思ってますが。
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  *1:会場に据えられていたパイプ椅子の数(概算で160~180)や、出演者の会話
    などから推測するに、トータルで500人前後は参加したと思われ。
  *2:千葉紗子@バーディー・シフォン、入野自由@千川つとむ、伊藤かな恵@早宮
    夏美、藤原啓治@室戸圭介という顔ぶれ。
  *3:既に5年に渡って連載され、現在も継続中の原作を全13話(・・・・orz)にまとめる
    のは物理的に不可能ということで、原作のゆうきまさみ氏も承知した上で、大幅
    な改変が入っている。その辺りは「絶チル」以上で、ぶっちゃけ登場するメイン
    キャラクターと、バーディーとつとむの二心同体以外は別物と言っていいほど。
  *4:ただ単に肩がこってただけとかかも知れないんですが(笑)、上映中しきりと首を
    傾げる人が斜め前ぐらいにいたり。




家庭崩壊

2008年06月29日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第13話。学校の課題で家族について作文を書く
ことになったことをきっかけに、薫がノーマル(非エスパー)の家族との
距離を感じていたことに向き合う話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですが。

 個人的には「あ~あ、やっちゃったよ・・・」って感じですかね。案の定、
母ちゃんはボディコンワンピース(←死語)で神通棍を振り回ているし、
姉ちゃんは幽霊役をやって「死んでも生きられます!」とか言っちゃうし。
 あげく、“前口上”の「極楽にいかせてあげるわ!」には(ネガティブな
方向に)トドメを刺されてしまいました。

 後半の“戦闘シーン”も、エスパーの事件への絡ませ方は良かった
とは思うんですが(絡んでなかったらただのストーカーだ)、“戦闘”自体
がおざなりだし、中途半端にコメディ描写が入ることで、中盤のシリアス
な、薫の心情吐露のシーンが浮いてしまっているように感じるんですが。

 癇癪をおこして家を飛び出した薫の前に、兵部京介が現れてパンドラ
への“勧誘”をする訳ですが、エスパーの予知によって“判明”している
未来が前振りとして出てきてない以上、兵部の言動は「ロリコン(*1)」で、
薫がパンドラに参加したら「自分の妹してやる(*1)」ことを目的にしている
ようにしか見えないですよね、誤解されるようなもへったくれもなく。


 あの場で確保された「カメラ小僧」たちって、釈放されたら全部「普通の
人々」に入っちゃうんじゃないですかね(笑)、あれだけエスパーの怖さを
見せつけられたら。
 薫がやったことって結局“私刑”だし(*2)。

 今回が薫で、来週が紫穂の家族エピソード(*3)。3人の中では、一番
シリアスというか(原作でも)コメディのシーンが少ないというか、「自分
の娘がエスパーである」という現実に真正面から対峙している話なので、
楽しみにしておこうかと。逆に、その辺をまた中途半端なパロ&コメディ
で混ぜっ返されたら、本気で挫けそうです(苦笑)。

0622 F● 5-3    .661 ① -6.5(*4)
0628 S● 7-2    .667 ① -7.0
0629 S○ 4-9    .657 ① -6.5
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  *1:ともに兵部のペットのモモンガ(当然エスパー)桃太郎【CV:釘宮理恵】の台詞。
    これに対して兵部が「誤解されるようなことを言うんじゃない!」とケンカになる訳
    ですが、アニメ版の兵部のキャラ的には別の誤解でなくてもというか、本音を
    指摘されて怒ってるということにしてもいいんじゃないかと思ったり。
  *2:まあ10歳の女の子に感情の抑制とか、法治の原則を理解しろとか求めるのも
    無茶な話なんだけど。
  *3:ということは、再来週は葵の家族ネタということなんでしょうかね。コメリカ(笑)の
    特務エスパー、ケンは絡んでくるのかな?
  *4:昨年の交流戦順位が適用されるため初優勝は逃したものの、勝敗数ではソフト
    バンクに並んで同率首位だったことだし、まあ上々出来と言っていいんじゃない
    かと。優勝していればセ・リーグチームで初(つまり今年も含めた4年間、優勝
    しているのはパ・リーグチームばかり)だったんだけどね・・・。



前途遼遠

2008年06月22日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第12話。自分はいつも損な役回りで、他の二人
ばかりが巧く立ち回ってることにイライラを募らせていた葵に、首相から
の要請で単独(=皆本と二人きり)任務が入って・・・・、という話。
 アメリカ → コメリカだから、ロビエトってやっぱりソビエトなんでしょう
ね。原作だと(政府間の連絡不備で結果として)領空侵犯をしただけ
なんだけど、アニメだと国際会議での日本政府の活動を妨害をする
ため、軍を動かしたことになっているのはちょっとどうかとは思いました。
流石にロビエト政府が、ではなく、いち反乱将校が起こしたこととはいえ。
 その反乱将校のキャラも、名前がピロシキスキーだったり、セリフが
「この者たちを投獄しろウォッカ」とか「会議が成功裏に終わると困る国
があるんでキャビア」とか、語尾に変なクセ(?)があったりと、中途半端
にギャグが入ってるし。この辺、もう少し真面目に(笑)やっても良かった
んじゃないですかね。             バ ン ク
 今回は他の二人がいないから、いつもの《解禁》シーンはなかったん
だけど、それでも前口上(?)は入ってるし(*1)。

 それ以外はオチも含めておおむね原作通りだったですね。それプラス
学校の先生の「(薫と紫穂は手がかかるけれど)手がかかるほど可愛い
面もある」という台詞に葵がちょっと傷ついてしまって、この後、二人
に対して不満を爆発させるきっかけを巧く作り出していたり、途中休憩
に入る理由とか実に「おんなの子」らしくて(笑)いい感じだったんでは
ないかと。

 “国際会議の成否を左右する大切なもの”の輸送をB.A.B.E.L.に要請
する首相ですが、原作とのタイムラグもあって、キャラが変更されるでは
ないかという予測がネットなどでもありましたが、これも原作通りでした。
声色や物言い(*2)もそれっぽくなっていたけど、さすがに「感動した!!」
とは言ったりしませんでしたね。ちょっと残念(笑)。

 最後に舞台が学校に戻って、前半の先生の台詞を巧くフォローして
あったり、改変部分も含めて(我侭な原作ファン(ヲイ)にとって)一番
不満の少ない回だったかも知れないです。

 次回、薫の家族が登場する訳で、原作者の日記ブログで既にネタバレ
しているのでサブタイトルに「ゴクラク大作戦!(*3)」と入る理由も判るん
ですが、まさか母ちゃんが神通棍を振り回したり、姉ちゃんが幽体離脱
したりはしないですよね? いくら原作者がアニメのオリジナル部分に
ある程度アイデア出しをしてる(*4)とは言っても、そういうのだけは止めて
おいて欲しいです。

0621 F○ 0-4    .656 ① -6.5
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  *1:一応、今回は皆本に「・・・・一人でもやるんだ」と、ツッコミを入れさせてるけれど。
    その代わり(?)「本気の君(=葵)のテレポートに追いつけるものは地球上に存在
    しない」って台詞が無くなっているのは残念でなりません。
  *2:他で出演しているキャラと兼ね役だったのか、EDのキャストクレジットでは首相役
    の声優さんが誰なのかは判りませんでしたが。
  *3:もしかして、アニメでこのタイトルが出るのって、前作含めても初めて?
  *4:作者の日記ブログより。第10話の「海のトリトン」ネタが椎名氏本人のアイデアだと
    知った時、ちょっと orz となってしまいました。



四月連続

2008年06月19日 | チルドレン
どうもです。

    
 昼飯を食べに出たついでに『・・・・ジャパネスク』他と一緒に買って
きました。今回のアニメ化の流れに乗ったプロモーションの一環だったん
でしょうけど、

  3月:『絶対可憐チルドレン』コミック第12巻
  4月: 公式ガイド「絶対可憐チルドレン《解禁》ガイドブック」
  5月: 椎名高志短編集『(有)椎名大百貨店』
  6月:『絶対可憐チルドレン』コミック第13巻

・・・・とまあ、ちょっとした“椎名高志祭り”も今月でお開きということで。

 5月に出た短編集、休刊してしまった「ヤングマガジンアッパーズ」掲載
作品も収録されていて、かなり「お蔵出し」感が強めな本なんですけど、
小学館発刊誌に掲載されていた筈の「ウルトラマンネクサス」が、全く
スルーされていて、あと何よりも「“大”百貨店(*2)」ということで、今まで
の「椎名百貨店」と異なる版型になっていて、かなりがっかりでした。
 いや、大判になっているんだから文句いうな!とか言われたら確かに
その通りなんですけど、同じシリーズである以上はキチッと揃えておいて
欲しいのもまた事実で。

 まあ、そんなことは置いといて、買ってきた新刊コミックですが。
 アニメ第1話に合わせた、皆本が「ザ・チルドレン」の担当に就く前の
話が(途中までですが)載ってました。前任担当者など登場するキャラが
同じなだけで、ストーリー構成などはアニメとは全く違うし、週刊誌では
全く読んでないので、こんなところで引きにされたら次巻が待ち遠しくて
仕方がないんですけど(*3)?
 
0617 E● 5-4    .661 ① -7.5
0618 E● 8-1    .667 ① -7.5
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  *1:一応「《解禁》ガイドブック」の方に1話だけ掲載されていて、これはこれで買った
    甲斐があったとは思ってますが、所詮1話だけだし。まだ暫くは“「テレビくん」を
    探して古本屋めぐりの旅”は終わりそうもないようです・・・・・orz
  *2:もしかして「大百科」と掛けてるつもりなのか? だとしたら、なおさらのこと
    「・・・ネクサス」を入れておいて欲しかったんだが。
  *3:やはりアニメ最終話に合わせる予定の“暫定最終回”を、現在サンデー本誌に
    連載中だとか。「ガッシュ!」の件とは全く関係なく(苦笑)週刊誌で読む気は全く
    ないので、早くこの辺りも単行本化してほしい。


遅ればせながら

2008年06月19日 | 雑記
どうもです。

 先日、映画評論家の水野晴男氏の訃報に接して、新聞各社のWeb
サイトのお悔やみ欄を眺めていて、もっとショックなニュースにぶち
当たってしまいました。
    
 『なんて素敵にジャパネスク』や『ざ・ちぇんじ!』、スタジオジブリ製作
のアニメ「海がきこえる」などの原作者、氷室冴子さんが、さる6月6日
肺がんのため亡くなられたとのこと。

 心からお悔やみ申し上げます。


 個人的には新井素子さんのファンで、いわゆる「コバルト四天王」では
氷室さんと、あと久美沙織さんの本をちょっとずつ読んだことがある
ぐらいなんですが、山内直美さんとのコンビで出ていたコミックは全部
(愛蔵版や文庫版は除く)買っていたり(*1)。

 今回のことで連載がストップするってことはないとは思いますが、一応
原作でいえばラストエピソードではあるし、山内さんには何とか最後まで
頑張っていただきたい。
 そして最後、エピローグとかのホンのちょっとでいいから、元気になった
吉野君(よしののきみ)を出してもらえると、ファンとしては嬉しいんです
けどね。
 最近(といってももう4年ほど前になりますが)再開したとはいえ、一旦
終了してしまったコミック版の先のストーリーが知りたくて、文庫本に
手を出して面白く読ませてもらったのはいいんですが、吉野君のその後
が全く語られてなかった(*2)ことが、唯一の不満だったりするので。

 別にオリジナルなシナリオ用意する必要もなくて、(連載で現在進行形
の事件が)すべて解決した後、朱雀大路を歩く瑠璃姫とすれ違う殿方
(僧形でない方が個人的には望ましい)が実は・・・・とかだけでもいいん
ですが。
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  *1:さすがに校了には間に合わなかったようで、今回の新刊コミックでは山内直美さん
    のコメントなどはなかったんですが。発刊スケジュールとかチェックしてないので
    よく判らないんだけど、直近の別冊「花とゆめ」も、亡くなられる前の発刊だったり
    するのかな。
  *2:まさかあのまま死んでしまったとは思いたくないし。