機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

絶チル第31巻

2012年08月18日 | チルドレン
 魚釣島に上陸されても、天皇陛下を侮辱する(という表現すら生温い)
発言をしても「遺憾の意」を示すだけなんですな。国民の生命・財産を
護るという、必要最低限の機能すら持ち合わせてないんじゃないかと
不安になります。

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どうもです。

 先週までのドタバタとお祭り気分のせいで、あまり間が開いていた
気がしなかったんですが、購入(予定)リストの更新をしてみたら、
およそ1ヶ月ぶりにコミックを買ったみたいで、ずいぶんとペースが
落ちたものだなァ、と自分でも驚いていたり。

           
 第二期アニメ(*1)も確定した『絶対可憐チルドレン』第31巻です。
基本的に前巻からの続きで、兵部が虚数空間に消えるまでの経緯
というか、兵部 vs ギリアムのバトルが前面に出てきます。

 前巻まで読んでいて、ギリアムが「目的のためには父親すら殺し
かねない」キャラクターとして描かれ、今回、実際に実行した・・・・よう
に見えたんですが、ユーリとのバトルと同様、催眠【ヒュプノ】による
《化かし合い》の中で生み出された幻覚だったようで。この手の演出
は、どんなに突拍子もない展開であっても「実は幻覚でした!」で
ごまかせる部分があったりするんですよね。展開の連続性というか
整合性も微妙になるし。

 現実では父親に従順なギリアム(それも《教育=洗脳?》の結果
ではあるみたいですが)にはちょっと違和感。正直なハナシ、ちゃんと
展開というかストーリーや、明らかになった設定が理解できているか、
自分でも自信がなかったり。

 クローンで生み出した子供をモノ扱いして戦闘に投入したり、あと、
これも結局は幻覚だったようですが、子供の頭に埋め込まれた爆弾
が作動するシーン(流石にそのものをではないですが)も出てくるし、
チルドレンたちの出番も少ないし(*2)で、ちょっと殺伐とし過ぎてきて
いる気はしますね。
 今巻でいえば、ほんの数ページの学校でのシーンとか4コマにしか
ホンワカできないです(*3)。

 ESPキャンサーは今回までで片づいていると思われるので、今後は
兵部の帰還方法を探るのが主軸になってくるんでしょうかね。《黒い
幽霊》サイドも兵部の複合能力を解析したがっているようだし。

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  *1:今日一緒に買った「NewType」今月号によると、「ハヤテのごとく!」も第3期
    が決定だそうで。ただ、キャストはそのまま続投なんだけど、スタッフの方は
    総入れ替えだとか。「みなみけ」みたいに当初からの予定ではないだろうし、
    何らかの《大人の事情》が絡んでるんでしょうかね。
  *2:まあ、後半はチルドレンが中心となって事態解決に当たる訳ですが、それも敵
    に汚染されて攻撃してくる味方キャラを助けるための戦闘で、それ相応に殺伐
    感が。戦闘自体とは関係ないけど《中身が空っぽで、自分より哀れでないもの
    が許せないだけな、みじめな生き物》とか、別の意味でのものも含めて(苦笑)。
  *3:虚数空間の説明回や描き下ろしオマケ漫画のアニメネタ(ドラえもんやヤマト、
    ガンダム、あとアニメじゃないけど西遊記)とか、ホンワカというよりニヤニヤ成分
    の方が多目な場合もありますが。
  

絶チル30巻

2012年05月18日 | チルドレン
 吉本の芸人の母親が、芸人本人が年収5000万もあるのに生活保護
給付を受け続けていたことについて《今は給付を受けてない》とか《年収
といっても波があって常に5000万ある訳ではない》とか、擁護する方向
に一生懸命な番組がけっこうあるようですな。あくまで最高値が5000万
で波があると言っても、番組内で何か大ポカをやって干されたって訳でも
ないみたいだし、扶養義務を安定的に果たせないほど収入が変動する
ものなんですかね。

 芸人が「タダで貰えるもんなら貰っとけばええんや」とか言ったとか
言わなかったとか・・・なんて話もあるんですが、そこの真偽も明らかじゃ
ないし。《今は》というのも、単に《今月は》ということであって4月まで
受けていたらしい(TVではその辺り詳しく言わない)し、それはつまり
今回指摘を受けて騒動になったから慌てて・・・でしかないんじゃないの?
と思えるんですが、どうなんでしょうかね?

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どうもです。

 前置きがとんでもなく長くなってしまいましたが、今日発売の最新刊、
買ってきました。4コマ漫画集『さぷりめんとスペシャル』の第2弾も
付属する特装版です。

          
 前巻からの続きでロビエト大使館での花見から始まる訳ですが、学校
で同級生の子供たちはむろんのこと、酒を飲んで愚痴をこぼし合う(&
へべれけに酔っぱらって《仮設救護所(笑)》で寝込む)大人たちも、もう
完全に身内同士ですな、B.A.B.E.Lとパンドラ。

 その一方で彼ら共通の、というかこの作品的には絶対悪の位置(*1)に
置かれている《黒い幽霊》が、いよいよ本格的にストーリーに絡んでくる
ようで、最終章が近づいてきているということなんでしょうかね?

 今までは《黒い幽霊》本人が、ユーリが洗脳したエスパーたちを駒と
して動かしてきただけなんですが、チルドレンのブースト能力を解析して
機械的に再現した能力を使うギリアム(《黒い幽霊》の息子でユーリの
兄)が、より能動的にというか、自らの目的のためには父親すら殺しかね
ない勢いで兵部とも相対する訳で(*2)。
 未来予知という形で今までも何度となく前振りされてきた《最終章》が
どうなるのか。果たしてあの絶望的な未来は回避可能なのか。そこまで
行くのに(インターミッション的な別エピソードを含めて)あと何巻分ぐらい
残っているのか(笑)。非常に楽しみです(*3)。

 インターミッションといえば、今回の「花見」と「黒い幽霊」の間にあった
エピソードですが、《犬神家で起きようとしている殺人事件》に絡むのに
当たって、実にこの作者らしい(笑)ネタ盛りだくさんな内容になってます
な。まあ、いくら潜入工作とはいえ《無口で病弱な(という設定の)妹》は
ともかく、その《兄》がそんな恰好なのはどうなのよ?と思わないでも
ありませんが(苦笑)。

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  *1:とはいえ、フェザーが提示した《未来》のヒントからすると、彼らは彼らで自らの正義
    に拠っているのかも知れませんが。
  *2:ギリアムと相対した兵部が《死んだ》あるいは《死ぬ必要がある状況だった》として
    も、人格のコピーをフェザーに(しかもフェザー自身の機能を一部制限してまで)
    託してバックアップを取っておくということは、あくまで一時的な処置であって、
    いずれ復活できる可能性があるんでしょうな。
    兵部が今どうなっているのか、が『さぷりめんとスペシャル』の方で軽くネタバレ
    されてて、ちょっと orz だったりはしますが。
  *3:むろん悲劇的な未来が回避できて、最終章が最終章でなくなったとしても、それは
    むしろ望むところではありますよ?


絶チル26巻

2011年06月22日 | チルドレン
         
 ここ一月ほど、ネットへのアクセスが大きく制約を受けている状態で、
メールチェックやブログの管理など、必要最低限をこなすに留めていた
ためしばらくチェックできてなかったんですが、久々に覗いてみたら
始まってから既に一週間ぐらい経ってたんですな、第16弾の予約受付
が。
     
          (*2)
 すっかり夏の色に変わった空の下(*1)、慌てて(いや、慌てる必要は
何にもないんですが)予約して来ました。

どうもです。

          
 ようやくオーディオドラマを聞き終えて、コミックス本編を読み終えた
『絶対可憐チルドレン』第26巻です。

 前巻ラストで、パンドラ・兵部の腹心、紅葉を籠絡せよという指令が
チルドレンにくだった訳で、女子中学生が成年女性をどうやって?とか
思っていたんですが、何の事ァない、皆本(と賢木)がデートに誘うという
ものでした。かなり肩すかしをくらった感じですが、まあ元々の指令
自体が政府や官僚の(専門外のことに関する)無知・無責任に起因する
もののようで、現実の震災や原発に対する対応へのちょっとした皮肉に
なっているんではないかと思ったり(*3)。

 しかしまあ、紅葉の方もまったく躊躇なく誘いに乗ってくるなァと
思っていたら、《お目当て》がいたようで。ただまあ、(読み手に対して)
あそこまであからさまに好きな相手がいることをアピールするとなると
「少なくとも賢木ではないな・・・」と読めもする訳ですが、まさか桐壷局長
だとは思いませんでした(苦笑)。しかも直後のサプリメントでは「萌え」
なんて単語を口にするし(*4)。

 後半では章が替わって「コメリカ編」。新たに超度7の能力者であること
が分かった、さる上院議員の息子を懐柔するため、皆本が派遣されて
来る話。
 ただただ《誠実な大人の代表》として接するしかなかったチルドレンに
対してと違って、より効率のよい能力の使い方(使わせ方)を経験値
として持っている今の皆本は、以前チルドレンに《戦い方》を教えた兵部
に近くなってきているのかな、と思いました。

 兵部といえば今巻ラストのチャールズは、賢木を《ヤブ医者》呼ばわり
しているし、日本から連れ出したチルドレンの3人が近くに控えているし、
兵部の変装なのは間違いないですな。どうやって入れ替わったのかも
含め、次巻までのお楽しみ、ということで。

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  *1:どうも東日本各地で軒並み、今年初の真夏日を記録したとかしないとか。まあ、
    例年なら梅雨の最中で曇ることが多いという夏至の日に晴れたら「熱源に晒される
    時間が長ければ長いほど、そりゃあ暖まるわな~」ということなんでしょうか。
  *2:近所の公園(?)の池。誰かがリリースしたんでしょうかね、グッピーが元気に
     
    泳いでます。一応ここは屋外なんで、こいつらが冬を越して来られたのかは
    ちょっと疑問なんですが、しっぽは結構キラキラしているのに体の形とか色とか
    が明らかにフツーのメダカが一緒にいたり。別途放されたのか元々この池にいた
    のかは分かりませんが交雑が起きているようで。こういうのってマズくないん
    でしょうかね?
  *3:近い未来に起こると予知されているエスパーとノーマルの全面戦争も、B.A.B.E.L.
    の中枢が代替わりして機能が骨抜きにされて、所属のエスパーが反乱を起こして
    も責任のなすり合いと《想定外》ばかりでうまく対処できない・・・・、なんてことも
    原因のひとつだったりするんじゃなかろうかと。
  *4:紅葉といいオーディオドラマの悠理といい、《腐女子思考》というのは感染するもの
    なのか?



絶チル25巻

2011年02月18日 | チルドレン
 百・・・万歩・・・いや無量大数歩譲って《歪んだ性愛を描いた漫画で金を
儲けている人間》が卑しいと仮定して《歪んだ性愛を描いた小説で金を
儲けてきた人間》は卑しくないのかね?と思うんですけど。

まあそれはともかく。

          
 基本的に全体を通して文化祭(での演劇)ネタに終始する訳ですが、
その合間にパンドラ(兵部)とブラック・ファントム(ユーリ)の暗闘が繰り
広げられます。
 双方がヒュプノ(催眠能力者)で、幻覚を使って攻撃しあう訳ですから
ある種の《騙し合い》になる以上、能力の強弱よりも《駆け引き》の巧拙
が勝負のカギになる、ということなんでしょうな。それ以上にユーリ自身
が(ミラージュは勿論ファントムでさえも)そう望んでいたからこその
結果だったようで。

 それにしても、ユーリが《仮死状態》にあるということは、最終的な
指令を伝える役目の人間がいなくなった訳でブラック・ファントムとして
は、実質的に活動停止、ということになるんでしょうか。
 それとも、《お人形》を作る(ヒュプノで洗脳する)のはユーリにしか
できないけれど、指令を伝えるというか、コントロールするだけなら他の
人間でも可能なんでしょうかね、例えば前巻で登場した黒づくめの男
とか?

 パンドラメンバー(大人組)もそれぞれ能力を活かして活躍してる(一部
に例外はいるが(笑))し、劇の方も最後にはちゃんと悠理が参加しての
大団円だし、考えうる中で一番きれいな話の締め方になってるんでは
ないでしょうか。

 巻の最後に、次巻に続くエピソードが入っているんですが、女子中学生
をどう使えば、成年女性を《籠絡》できるのか、今までとは微妙に違う
期待感を持って(苦笑)2ヶ月待とうかと。
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『絶対可憐チルドレン』第24巻

2010年12月17日 | チルドレン
どうもです。

 ここ数巻、学校だったり夏休みの旅行だったりと、日常的なネタが
続いていたんですが、今巻はいきなり《スペクタクル》な展開で。

          
 まあ前巻ラストで《東京都下で直下型地震があと5秒後に起きる》って
ところで「以下次号」だったので、ビックリするというよりも「そうそう、
この後どうなるんだよ」って気持ちの方が強かった訳ですが。

 いくら最強のエスパーといえども、自然の猛威の前には限界がある
というもので、薫が自分の力不足(で皆本を危険にさらす結果になって
しまったこと)を悔いている瞬間にファントムドーター第4の人格である
〈フェザー〉がついに動き出します。
 280kmを一度のテレポートで移動したり、薫も防ぎきれなかった土石流
を食い止めたり、サイコメトリー&生体コントロールでほぼ完ぺきな
治療を施したり。劇中でも既に「大勢のエスパーがひとつの体の中に
いるみたい」と評される(ツッコミが入る)くらい、便利・・・・というか都合
が良《すぎる》能力ではありますな。

 さすがにエネルギー消費量が半端じゃないから、そうそう安易には使え
ないようではありますが。消耗が激しいと人間体の形状を保ってもいられ
なくようですし、その辺でバランスを取ろうとしているんでしょうけれど。


 まあそれにしても。チルドレン達が通っている中学校って、中野駅近辺
にあったんですな(笑)。P97・1コマ目に思わず「おいおい・・・・(苦笑)」
と口を衝いて出てしまいました(*1)。

 あとP69~70を、アニメではなくドラマCDで聞いてみたいですな(笑)。
アニメだと漫画と一緒で、絵で表現されてしまうでしょうから、ぜひとも
皆本がフェザーに《喰われて》しまう(妄想)シーンを、紫穂の口から
語らせてみて欲しいものです。 ←ただのセクハラだ(笑)。


 フェザーが派手に動き回った結果、悠理がファントムドーターである
ことを兵部が掴んだことで、次巻以降、さらに激しい展開が期待できそう
ですな。久々に重い話も出て来そうな。

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  *1:どう見ても中野のサンモール(ブロードウェイから中野駅方面に向かう道)なんです
    が。
    ちなみに一番手前にあるパン屋さん(のモデル)、看板にもあるカレーパンが結構
    お気に入りだったんですが、最近は経費節減のためか、中にゆで卵半個が入ら
    なくなってちょっと悲しかったり・・・。