機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

予知改変

2008年09月28日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第26話。イルカだから(=人間ではないから)数
には入ってないけど、チルドレンと同じ超度7のプレコグ(予知能力者)、
伊九號の予知(伊九號自身の死)を回避する任務に就いた(チルドレン
と)皆本に、もっと重大で深刻な未来が突き付けられる話。
 基本的には原作通りの展開で(*1)、(アニメオリジナルなものも含め
た)コメディ部分とシリアス部分の比率もちょうどいい感じだったんでは
ないかと。

 ただ、賢木が絡んでくるシーンだけは正直なところ、ほぼ全くと良い
ほど(*2)要らなかった気がしますが。
 どうして賢木が同行しているのか、理由がよく判らん(万が一の場合の
ための医療班?)し、基本コメディ(それもシリアスなシーンに割り込む
タイプの)担当だし。
 柏木一尉からの連絡でテロリストが襲ってくることが判明して、伊號
(と、護衛としてのチルドレン)を安全な場所へ退避させて、皆本たちだけ
で迎え撃とうとする状況で、賢木が意気込み過ぎで、仕込み杖で皆本を
殴ってしまう展開が必要だったのか?と思う訳で。
 あそこで、普段持ちなれない銃を持って真剣な表情の皆本を薫たちに
見せた方が、彼女らが抱いた違和感ももう少し判りやすいものになって
いた気がするんですが。

 まあそれはともかく。伊號が「65年前の悲劇を繰り返させたくない」と、
チルドレンの未来と併せて、兵部も救ってやってくれと皆本に託すのは
巧いと思いました(*3)。兵部も「知っていたのか、爺さん」と呟きつつ
消えるし。
 この時、桃太郎を連れてきてない、というか「おまえは残っていろ」と
置いていくのも深い。同じ“人間に作り変えられた生物兵器”同士である
伊號と桃太郎が出会ったらどういう展開になるのか、ちょっと見て
みたかった気もしなくはないですが。
 こういうアニメオリジナル、というかシナリオ改変なら大歓迎なんです
けどね。

 ラストシーンで元気に(?)跳ねる伊號も出てきて(*4)、“100%回避
できない”と言われてきた伊號の予知も努力次第では覆せる可能性
(それはつまりチルドレンの未来改変も、兵部の救済も可能だという
こと)を提示しつつ、蕾見不二子管理官(*5)の覚醒(笑)も近くなったよう
で、これから最終回に向けての半年。いよいよシリアスな展開が本格化
してきて、(一時、観続けることが辛くなった時期もあったけれど)楽しみ
な部分が大きくなってきましたよ。

 来週は登場する敵キャラが“中の人(*6)”込みで笑いを取る傾向が
強いけれどな(苦笑)。

0922 B● 3-2    .592 ①  0.0
0923 B△ 1-1    .592 ①  0.0
0924 B● 5-2    .595 ①  0.0
0925 B● 5-3    .598 ① -1.0
0927 G○ 4-6    .594 ①  0.0(*7)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:もしかしたらキャラが変更されてるかもと予想していた「普通の人々」のテロリスト
    も、会話内容やら服装やらほぼ原作通り(ぶっちゃけると「渡る世間は鬼ばかり」の
    「幸楽」の面々)で出てきたし。
  *2:唯一、要らないと思わなかったのは、伊九號に「チャラチャラしおって・・・、男の
    香水は好かん」とお小言を言われてるシーンくらい?
  *3:原作では兵部が登場する、かなり以前のエピソードになるため、原作者の構想と
    して兵部が既に設定されていたとしても、伊號にそのことを言わせる訳にも
    いかなかったと思われる。
  *4:某・画像掲示板の実況スレッドで、これは伊號とは別のイルカなのでは?という
    主張があったけど、それは流石にないと思う。というか、ここで別のイルカを出す
    必然性は全くないと思うし。
  *5:・・・・・う~ん、ゆかなですか、声は。
  *6:ただ単に「銀河万丈&郷里大輔が出演」という情報だけだと、今回の家弓家正に
    続いてということもあって結構凄い人が続けざまに出演するなぁ、という印象を
    受けるけどキャラの外見がアレだから・・・・(苦笑)。お願いだから、調子に乗って
    小山茉美とか森功治とか、永井一郎とかまで呼ばないでね。
  *7:なんかもう、チキンレースの様相を呈してきて心臓に悪いんですが。とりあえず
    今日巨人がコケて半ゲーム差はついたけれど、何の気休めにならないと言うか
    何と言うか。


安産祈願

2008年09月21日 | チルドレン
どうもです。

「絶対可憐チルドレン」第25話。原作ではかなり初期に描かれている(*1)
エピソードで、トンネル崩落事故の救出作業に当たっていたチルドレンが
事故に巻き込まれた胎児(もちろん母親込み)のESPの暴走でトンネル
内部に閉じ込められる話。

 原作だと皆本と、彼にまだ馴染めてないチルドレンとの意見の衝突の
ような部分がメインだったんですが、パンドラの存在も明確化して(*2)、
ノーマルのエスパーへの不安や恐怖などと、家族愛との相克のような
部分にシフトしてます。
 すでに現在進行形でエスパーがいる家庭の苦悩とか、どういう形で
折り合いをつけているか、という部分は薫と紫穂のエピソードで出てきて
いますが(*3)、生まれてくる子供がエスパーだと判った時の親の心の
動きとかはチルドレン自身のエピソードとしては出しようがないし、巧く
このエピソードと繋げたな、というのが率直な印象(*4)。

 ただ、親の心情を読んだ胎児が生まれ出ることを拒んでESPを暴走
させ、トンネル崩落事故を引き起こすってのはどうかと思いますが。

 薫がその胎児に自分を重ね合わせて不安になったり、その不安を
皆本が取り除いたり(*5)と、薫の中の、ノーマルとエスパーが並存する
未来に対する不安と期待が、天秤のように揺れている様子も挿入されて
いて、今後の展開への前振りもあったり。多分、パンドラが前面に出て
くる話では薫の不安を掻き立てる方向に(ある意味)偏った演出が
為されるんでしょうな。
 閉じ込められたチルドレンが“独断専行”で自力脱出を図る原作とは
違って、レスキュー隊員やB.A.B.E.L.のエスパーが総動員(*6)で救助
作戦を行うってことで、ノーマルとエスパーがともに手を携えて共存
できる未来を薫に提示しているし、そういう面でもパンドラ対B.A.B.E.L.
という図式があるようで。

 次回いよいよ伊號が登場、原作にある重い部分の一番の柱が提示
される訳で、ようやくにして本筋に乗っかってきたかな、という感じ。

 ・・・それにしても、伊號の声に凄い人を呼んできますねェ。家弓家正氏
ですか。紫穂にも突破できない記憶プロテクトを指摘されて誤魔化す時、
どういう声を出すのか、楽しみなような怖いような。

0915 D● 7-4    .605 ① -4.0
0916 D○ 2-5    .600 ① -3.0
0917 D●11-6    .603 ① -3.0
0919 G○ 4-6    .598 ① -2.0
0920 G○ 1-9    .594 ① -1.0
0921 G○ 9-5    .589 ①  0.0(*7)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:というか正式に週刊連載を開始する前の“お試し版”短期集中連載時のエピソード
    だし。もっと言えば、次週放映の伊號の予知ネタも同様で、作品世界の根幹部分と
    いえる設定(を提示するエピソード)がようやく出てきたということで。
  *2:それにしても、あの「パンドラのふるさと」はどうかと思うが。絶海の孤島で、独自
    の発電施設があるはいいけど、遊園地まであるのは流石に・・・・。
    なんとなく、自宅敷地内に遊園地を作って、子供たちと「仲良く楽しく過ごして」
    いた(という噂が絶えない)某ビッグスターを思い出してしまいましたが、まさか
    製作側も、そういう意図は含んでないよね?
  *3:葵の家族ネタも、原作ではちゃんと描かれているんだけど、アニメで出てくる気配
    がない。流石に“(京都の)世界遺産に落描きをして回る犯罪者エスパー”は
    まずいと判断されたのか・・・・・?
  *4:こうするのであれば、チルドレンが通う小学校の定期検診で新たに確認された、
    エスパーの因子を持つ下級生とその父親(エスパーに危機感を持っていて、反
    エスパー組織「普通の人々」に関わっている)の話(原作単行本8~9巻)を
    連携させてくれたら言うことないんですが、果たして・・・?
  *5:ただ、皆本が「僕も君たちが生まれてくれて嬉しいよ 生まれてくれてありがとう」
    と言うのは、こっ恥ずかしいとかいう以前に場違いというか何というか。
  *6:そりゃまあ、四六時中受付ブースに張り付いているはずもなく、交代要員もいるん
    だろうけれど、ダブルフェイスが現場に出てくると、その間B.A.B.E.L.本部の受付
    業務はどうなってるんだろうとか思ってしまう。
  *7:さ・・・三連敗・・・orz


急転直下/専業主夫

2008年09月15日 | チルドレン
どうもです。

 先週分から通常通りとか書いておきながら、よくよく考えたら先週は
コミック☆トレジャーで大阪にいたし、平日は相変わらずこちら方面に
時間が割けないしで、丸々一ヶ月分が開いた格好になってしまいました
が、まあ今週分とで前後編になっているので、纏めてということで。

 「絶対可憐チルドレン」第23話&24話、兵部京介率いるパンドラが
本格的な活動を開始するに当たって、近い将来、兵部に代わって全ての
エスパーを導く“クイーン”として、パンドラのメンバーに薫の存在を
知らしめるところからスタートする訳ですが、伊號の予知がない状態で
突然そんなことを言われても、メンバーも(原作を知らない)視聴者も、
あまりに唐突過ぎてポカーンとするだけなんじゃなかろうか(*1)と思うん
ですが、どうなんでしょうかね。
 それ以前に、メンバーに見せる薫のビジュアル(まさかプロジェクタで
写してるとかではないとは思うけどテレパシーでイメージを送るみたいな
感じではなかったし)、もう少しまともな(笑)ものはなかったのかと。
 予知(成長した未来の薫たち)の映像が出せないにしても、それなりに
シリアスなシーンで、お目目キラキラな顔を大写しして「この娘が将来、
君たちの上に立つ」と言われても・・・・ねェ?

 せめて伊號のネタをやってからにすべきだったような気もしなくはない
ですが。パンドラの起ち上げと、薫の紹介は同時でなくてもいいと思うし。

 まあそれはともかく。自分が慕う兵部が、自分とそう変わらなさそうな
子供を「クイーン」と呼ぶことに不満を感じた澪が、薫に敵愾心を燃やす
という、非常に判りやすい行動原理で、薫に決闘(?)を申し込みに行く訳
で、ちょうど休暇でいなかったため皆本を拉致したり、拉致した皆本に
説教されたり、それを仲良くしていると誤解した薫たちに皆本が責められ
たりと、基本的には原作通りに話は進むんですが、追跡を開始する時点
で葵と紫穂も合流しているから、後々ちょっとちぐはぐな展開が。

 澪が残した書置きから情報を得るにしても、賢木よりも高超度(レベル)
のサイコメトラーである紫穂がいるんだから彼女がやればいいのに、
徹夜で追跡して疲れてるからという理由で賢木がやって、しかも調子が
悪くて時間かかるからその間ちょっと寝てろとか。原作から変えた部分
を原作通りの部分と繋げるための展開がちょっと強引過ぎ。

 強引といえば、「ダブルフェイス」の出番の作り方が相変わらず(*2)で、
かなりゲンナリしていたり。B.A.B.E.L.所管のエスパー専用拘置所(?)
で、ダブルフェイスのテレパシーや透視が利かないって時点で、より高位
のエスパー(ぶっちゃければ兵部京介)による妨害を疑って然るべき
なのに、桐壺局長たちのセリフにもその辺に対する言及がなかった
し(*3)。
 後半でも、怪我した皆本を治療するのが彼女らだったし。B.A.B.E.L.
には医療班みたいな部署はないのかと。

 ともかく、今回のエピソードからパンドラが本格的に動き始めるらしい
し、薫の「天使の翼」も今回ちゃんとやってくれたし、伊號や蕾見監理官
の出番もちゃんとあるらしいので、ようやく原作の設定がひと通り揃って
きたのかな(*4)と。

0909 S●3x-2    .602 ① -5.0(*5)
0910 S●4x-3    .605 ① -6.0(*6)
0911 S●5x-4    .608 ① -6.0(*7)
0912 C○ 0-4    .603 ① -5.0
0913 C●1x-0    .607 ① -5.0
0914 C○ 1-3    .602 ① -4.0
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:「くぎゅぅぅぅぅ」だらけになるのが目に見えてる(笑)ので、今回は某・画像掲示板
    の実況板には行ってなくて、どういう反応だったのかよく知らない。
  *2:まあ第何話だったか、ただただ受付でしりとりやってるだけってのよりは、遥かに
    マシではあるんだが。
  *3:仮にそういう妨害がない状態だったとして、ダブルフェイスの能力が通用しない
    ってことは、要するに彼女らが(逆に妨害があったらそれを看破できない局長たち
    が)「無能」ということにもなりかねないんですが。
  *4:「黒い幽霊」をどう扱うのかは不明だけど、B.A.B.E.L.対パンドラに話を集約すれ
    ば、(アニメとしては)絶対必要な要素ではないし。
  *5:藤川に(セーブポイントではなく)勝利が付くのは、チーム状態的には健全ではない
    なぁ・・・。
  *6:藤川、二夜続けて勝利投手(苦笑)。
  *7:三夜連続サヨナラ勝ち、ただし二夜連続サヨナラ押出し四球(笑)。



祭り終了

2008年09月08日 | 同人活動
どうもです。

 昨日「コミック☆トレジャー12」にて「Mobile Graphix」および「Z計画」を
お買い上げいただいた皆さま、ありがとうございました。よろしければ
ご意見、ご感想などお聞かせ下さい。奥付の連絡先(「Z計画」の方に
関してはこちら)までお送りいただければ幸いです。

 イベントへの人出自体はかなり多かったんですが、特定のサークル、
もしくはジャンル目当ての人が多かったというネット情報も。
 実際、件のサークルが完売して撤収した(と思われる)13時半以降、
目に見えて、前を通る人の密度が減りましたし(*1)。

 売り上げの方も、最新刊に関しては午後は思ったほど(少なくとも
今年1月の前回イベントより)は動かなかったんですが、まあその代わり
既刊をいろいろ買ってもらえたようで。冊数的には「DAICON7」の時と
同じ数字になってました。
 既刊といえば今回の傾向というか何というか、不思議だったのが“古い
物から売れていく”という点でした。「EMERGENCY MEASURE」がまず
完売(あくまで持ち込み分が、という意味ですが)し、次いでVol.14が
立て続けに売れたり。一応最新刊と一緒にという方もいたんですが、
Vol.14単独でという方もいて「???」となることしきり。今回隣り合わせ
になった友人が言うには「岡部いさく効果(*2)」じゃね?というのも
ありましたが(笑)。


 イベント終了後は、梅田まで移動して大学時代の先輩と合流、昼飯
抜きだったので、とりあえず居酒屋で飲み食いして、次に路地裏の
ショットバーでお酒飲んで、カラオケでアニソン歌いまくって(*3)と、
学生時代さながらなコースを満喫させてもらいました。

 スタートが17時頃だったので、たっぷり5時間は遊びまわっても、普通
に家まで帰り着きましたし。


 これで参加を予定していた夏のイベントはすべて終了。まだまだ暑い
日は続きますが、気分的にはそろそろ冬に向けて本格的に動き出そう
かと。

0904 B DNP     .605 ① -4.5
0905 C○ 3-6    .600 ① -3.5
0906 C● 5-3    .604 ① -4.5
0907 C○ 2-5    .598 ① -4.0(*4)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:実は目の前の通路が件のサークルへの行列を誘導するルートになっていて、開場
    直前などはスタッフに誘導された大量の人間が目の前を通って行ったので、その
    ギャップがより強く感じられた。
  *2:→ http://moon.ap.teacup.com/mobigra/257.html
  *3:他でやったらマジでシャレにならない「ひげ独身のテーマ」by小山剛志も、“右手の
    アクション”込みで歌ったり。
  *4:ついに勝率が6割切った・・・・orz いったいどうしたんだタイガース? 息切れする
    にしても、いきなり過ぎないか?
    なんか今の状況だと、リーグ優勝自体はできても勢いがなさ過ぎて、クライマックス
    ・シリーズを勝ち抜ける気がしないんですけど。


下準備 その③?

2008年09月05日 | 同人活動
どうもです。

 下準備というか何というか・・・、「こみっく☆トレジャー12」での頒布物
の告知、ということで。     








 毎度おなじみ、サークル「流星改」さんの夏コミ新刊「Z計画」Vol.4を
委託頒布します。


 もちろん、全日本絵画・発行「Mobile Graphix」の夏コミ新刊、Vol.32
を筆頭に、既刊各種を取り揃えております。
 現在、残部があるのはVol.14以降、Vol.25を除いて最新刊までの
計18種+αとなっております。

 全種類を一時に買うと、とんでもない金額になってしまうので決して
お奨めはしませんが、留めもしません(笑)。当日は見本誌を用意して
おりますので、内容を見て、気に入った号を選んでいただければ幸い
です。


 それでは今回はこの辺で。9/7、インテックス大阪でお会いしましょう。