死去して政情不安を招く危惧があるのは判りますから、いろいろと
情報があるに越したことはないとは思いますが、もう既に一週間以上
もの間、毎日々々、過去の(明らかに「神格化のための捏造」と判る)
伝説とか兄弟たちが密入国して東京ディ◎ニー◎ンドに来ていたこと
とか、一族の華麗な私生活とか、「だから何?」な事柄をこと細かに
解説してもらってもなァ・・・とも思うんですが。
どうもです。
いよいよ明後日から、冬のお祭りが始まるんですが、個人的には
いろいろ手順を省略できた(*1)こともあって、目当てのサークル
さんのチェックなども含め、準備は概ね終了していて、当日までは
比較的まったりと過ごせている訳で。
そんな中、外に出る用事があったついでにいろいろ買ってきました。
そのうちのひとつがコレ。現在、怒涛の『月刊コミックス』モード中の
樹るう・著『私のお嬢様 メイド服のお嬢様編(上)』です。
画風的には決してリアル指向じゃないし、基本4コマ漫画でコメディ
というよりもギャグに近い描写もあったりしますが、近世、産業革命
以後のイギリスを舞台としたメイドもので、かなりシビアなストーリー
が軸にあります。下手をすると森薫・著『エマ』よりも重い、ドロドロ
したモノ(*2)を背景に背負いこんでいる作品であるといえるでしょう。
ただ、基本的には明るく、前向きなキャラクターばかりで、重い現実
に打ちのめされて、絶望のどん底まで落ち込む局面もあるけれど、
お互いが励まし合い支え合う、ハッピーエンドが約束された作品でも
ある訳で。個人的には、元々好きで追っかけていた作家さんがど真ん中
ストライクな作品を描いてくれるという《ダブル役満》的な作品で、
《殿堂入り》というか《漂着した無人島に持って行きたい一冊(*3)》
になったというか。
今回のあとがきによると、連載は既に終了しているらしく次の第5巻
『メイド服のお嬢様編(下)』を以て完結ということになるようで。
いやァ、早く読みたいような、早々に読むのが勿体ないような・・・。
【その他の今日の戦果】
◇木尾士目『げんしけん 二代目の弐』講談社
◇河合克敏『とめはね!』第9巻 小学館
◇ゆうきまさみ『鉄腕バーディ REVOLUTION』第10巻 小学館
◇別冊『ザ・テレビジョン』角川書店
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*1:それはつまり「全日本絵画」としては落選していたから(orz)で、楽ができた
と手放しで喜べることではないんですが。
それでも、友人・知人のヘルプという形でではあってもサークル参加できますし、
最新刊の頒布もできるので、それに向けての準備は必要ですし、ダラダラやって
いる訳にもいかず。
*2:外国人(特に容姿で判別しやすい東洋人)に対する偏見やら、経済的には成功
した実業家にもどうしようもできない階級格差やら、没落貴族の私生児やら、
乳幼児にアヘンチンキを与える子守メイドやら、それが実は周り回った陰謀の
一部だったりやら。
*3:いやこの作品自体、全5巻(予定)で1冊だけ選ぶなんてできないし、今回買った
『バーディー』なども含め、他にも《候補》は山ほどあって、絶対に1冊(1作品)
に、なんて絞り込めるはずはないんですが。