五十嵐舞は、営業から念願の編集部に配属されて2年目。
編集長になって、社会を動かすようなトレンドを生みだすことを夢見て、この世界に入ったけど、現実は厳しい・・・
現状を変えるには、どうしたらいいのかがわからない。
そんな時 舞が出会ったのがオネエだった。
伝え方が悪くて、仕事がうまく進まない舞に、オネエは「ノー」を「イエス」に変える3つのステップを教える。
ステップ1
「自分の頭の中をそのままコトバにしない」
ステップ2
立ち止まって「相手の頭の中を想像する」
ステップ3
「相手のメリットと一致するお願いをつくる」
まんがでわかる伝え方が9割 佐々木圭一
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私も若い頃は舞と一緒で、自分の思ったことをそのまま伝えて、友人から冷たいと言われた経験がある。自分の頭の中で思ったことを、そのままコトバにすると、確かに話したときはスッキリしてストレスがない。だけど相手の気持ちを考えて発言したわけではないので、相手が不快に思ったり傷ついたとしても気付くことがない。
私がボールをただ一方的に投げただけで、相手に受け取りやすい投げ方をしていなかったことに気付く。もしかしたら、私の投げたボールは当時の彼女にとっては、スピードの速い威力のある変化球だったのかもしれない。
仕事の時や、私生活で、相手が受け取りやすいボールを投げているだろうか?