はんなり、万華鏡

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都をどりのお衣装その弐

2008-04-25 22:05:32 | 舞妓の衣装・装飾品

以前「都をどりのお衣装」という記事を書きましたが、今年も都をどりのお衣装の展示があったので覗いてみました。
都をどりの総をどりの衣装は毎年色合いや柄が違うとは知っていましたが、改めてみると本当に色も同じようで全然違う!
昨年2007年から過去に使用された衣装で作った小物が販売され、あっという間に完売になり、私は手に入れられませんでした。
でも今年は大量に販売されたので、私は匂い袋を買いました。ちょうど肩や袖の所の枝垂れ桜の柄です。

 

それらの小物を見ていて思いましたが、本当に色合いが全然違うのです。
ここ数年は藍色でしたが、今年は浅黄色のような色合いです。
ちなみに私が購入したのは平成9年の都をどりの時の物だそうです。
匂い袋の箱に入っていた説明書に書かれていました。
毎年大量に作られるお衣装は、これまでは一部だけしか保存されず、残りは焼却されていたとか。勿体無い!
下の画像は今年の総をどりのお衣装です。
今年は檜扇の柄のようです。

 

毎年色も柄も違う総をどりのお衣装について、記録用に写真におさめています。
来年はどんな色合いでどんな柄になるか楽しみです。
帯は色合いは変わらないようですが、柄はやはり毎年違います。
今年はそういえばだらりの部分が去年よりも長めになったような?

  

芸舞妓さんは通常は裾を引いて衣装を着用しますが、都をどりの総をどりの衣装は下の画像のように、おはしょりをして着用し帯も見習いの舞妓さんのように半だらりの帯を締めます。
手には白粉を塗っているのですね~。

 

総をどりの衣装だけでなく、花簪も毎年微妙に違うようです。
濃い目のピンクの八重桜が多いようです。
花簪の他に、中島田という島田髷の飾りも度々変わります。
ここ数年は菜の花が多いようですが、過去には藤、菖蒲、紅葉などが使われていました。

少人数の芸舞妓さんが舞う「中挟み」の衣装や簪も毎年見逃せません。
今年は源氏物語をテーマにした演目なので平安風の装束が多いのですが、「第四景五条辺夕顔棚」では日本髪にお引きずりの着物の芸舞妓さんが舞います。
舞妓さん達が挿している花簪は夕顔の花で、舞妓さんの花簪としては朝顔はあるのですが、白い夕顔の花簪も素敵。
中挟みで舞妓さん達が挿す花簪は、通常は使用しない特注の物が多いので、これも見るのが楽しみです。

来年の都をどりはどんな演目、お衣装なのか今から楽しみです。

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