子供に頃、年末年始は我が家や、近くの親戚でゲームを楽しんだものだ。
親族20人以上が集まりキャラメルをかけてジャンケンで争奪するもの、スゴロクや将棋、花札、麻雀と進み。
不眠不休で3日以上、若いから出来たがその時、記憶が飛んでしまう事を人生初体験した。
やがて喫茶店でブロック崩し、そしてインベーダーが登場するとそれにのめり込んだ。
その資金調達の為に中学生の時から入り浸り、来客にマッサージをして100円を稼いでいた。
高校の頃にはほとんど閉店のam3時くらいまでいて、マスターと遊んでいた。
卒業後も変わらず、ゲームにのめり込んでいて、喫茶店に入ると
ハマっている機種に陣取りコインを投入、そのうちオーダーを取りに来る
私はといえば目玉を1mmも動かす事無く、一言「カレー」ほどなくカレーがゲームの画面の邪魔にならない所に置かれる。
レバーを動かす度に少しずつカレーが移動する、やがてそれはゲーム機の台から半分程乗りだす形、湯気がまだ騰がっている、しかし無視して続行。
ついには半回転しながら私の右ひざに落下、皿が床に落ちる破壊音と共に熱い流動物がズボンを流れていく感覚。
先ほどカレーを運んできた、彼女が床の散乱物を片付け、私のズボンをおしぼりで拭いていてくれる。
同級生の妹さんだ、とりあえず「アリガト」と声だけかけてそれでも何事も無かった様にゲームを続行していた。
いつのころからだろうか。
ゲームをしなくなったのは、、不思議な事に、今では、全くしたいとも思わない。
以前、ゲームでコンビニ経営のモノがあったので、実際にコンビニを経営していた友人に「このゲームどう」と冗談で言ったことがあるし、以前家に泊まってくれたDrは海外医療ドラマ「ER緊急救命室」は見る事も無いと言っていた。
現実にやっているなら、そのドラマやゲームは殆んど意味のない事とわかっているからだ。
私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが、おとなになったときには、子どものことをやめました。