天候影響がほとんどないことから「広島市最強の交通機関」といわれる、アストラムライン。
広島市中心部と安佐南区の西端(ほぼ佐伯区)までをつなぐ、18.4Kmの新交通です。
そのアストラムラインが、今年で開業30周年を迎えました。
現在、アストラムラインは駅も車両もお祝い仕様になっています。
アストラムラインは、「広島アジア大会」の会場となった広島広域公園へのアクセス路線として1994年8月に開業。
その3年前には、工事中の橋桁が落下して多くの人が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。
私は同じ年に社会人になって広島市内で一人暮らしを始めていたので、当時見たニュースのことは鮮明に覚えています。
今でもアストラムラインの下を車で走ると、潰れた車の映像を思い出して恐ろしくなります。
あんな事故は二度と起きてほしくないものです。
そんな悲しい歴史もあるアストラムラインですが、たぶん広島で最も安全で信頼できる乗り物。
バスや電車のように事故で遅れることもなく、台風や大雨でも運休になりません。
市内中心部へ出るのに時間はかかりますが、交通機関は「定時性」が大事だと思う今日この頃です。
30周年に話を戻すと、普段は広告が掲示してあるスペースも、こんな感じで30周年一色に。
そして、これが一番の目玉企画ではないでしょうか。
最近、車内アナウンスがやけに渋い声になったと思ったら、なんと「進撃の巨人」のライナーの声!
声優さんが広島県(尾道市)出身なんだそうです。
騒音の中では少々聞き取りづらくはありますが、日々、イケボに癒されています^^
アストラムラインは、広島県どころか中四国地方で初めて自動改札が導入された交通機関なんだとか。
開業当初は「アストラムカード」だった乗車カードは、2008年に「PASPY」へ移行。
そのPASPYは、システムの維持管理コストが負担となり、2025年3月でサービスを終了することになりました。
アストラムラインはそれよりも早く、今年11月末にサービスを終了します。
ある意味、これが最大の周年イベントになるのではないかと思います。
私の定期は10月7日まで。
来月にはICOCA定期に切り替えなければいけません。
今はPASPY定期とスマートICOCAの2枚持ちなのですが、これからはICOCAの2枚持ちかー。
継続定期を購入する時は、PASPYとの「お別れの儀」でもやろうかと思います(笑)
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