九重夢大吊橋を出て、どこをどう走ったのか。
途中、地熱発電所の湯気が見えたり、スキー場の横を通ったから、たぶん県道40号だと思います。
本日の宿、黒川温泉までは約40分。
温泉街を散策できればと思い、16時頃にチェックイン。
泊まったのは、国道442号線から直接アクセスできる、黒川温泉では希少な宿。
敷地内に、田の原川をまたぐ橋がかけられていて、裏門から温泉街に出られます。
多くの宿は田の原川の北側にあるので、国道から路地に入って進まなければいけません。
狭い通りには湯めぐりのお客さんがそぞろ歩いていますし、運転にはかなり気を遣いそうです。
伴侶は全く問題ないのですが、私には無理ー(^^;
黒川温泉には2013年にも来ていましたが、その時は日帰り温泉を利用しただけ。
温泉街から少し外れた所だったので、温泉街の中心部までは足を運ばなかったみたいですね。
たぶん、その日の宿泊先に向かうために、ゆっくりできなかったのだと思います。
この建物は足湯。
建物自体は新しい感じですが、風情があっていいですね。
温泉街全体のトーンが統一されていて、洗練された印象を受けます。
川の所々に、竹で編んだ丸いオブジェが見えます。
日が暮れると明かりが灯るらしいので、また食後に見に行くことにします。
散策して体が冷えたので、宿に戻って食事の前に温泉へ。
夕食は、量を少なくして食材を豪華にしたプラン。
溶岩プレートで焼くお肉。
その場で火を通す料理っていうのは、熱々が食べられるだけでなく、贅沢な気分も味わえます。
色々な料理が並ぶ中で、、珍しかったのがコレ。
リンゴの上に、キノコや野菜を載せて焼いたものです。
熊本には海も山もあるけど、熊本らしい料理と言えば、こういうのかなー。
あっさりした見た目に騙される「だご汁」は、ボリュームがあるので要注意。
腹八分目が理想なのですが、これにトドメを刺されて満腹になりました(笑)
ゆっくり食事を楽しんだ後は、浴衣から服に着替えてカメラを持ってお出かけ。
外はすっかり暗くなり、湯あかりのライトアップが始まっていました。
竹籠のイルミネーションは、風情があっていいですね。
これが、クリスマスのようなイルミネーションだったら台無しになるところでした。
こういうのって、中途半端にやると安っぽく見えてしまいがち。
イベントを企画したのが、センスのある人たちで良かったです^^
暗くて手持ち撮影は厳しかったけど、デジカメなので何とか撮れました。
水面に映る灯りがきれいです。
撮っても撮ってもキリがないという感じで、二人してお互いの存在そっちのけで撮影を楽しみました(笑)
入浴時間が22時までということで、宿に戻って再び露天風呂へ。
明るい時に入るのとは、また違った雰囲気です。
誰もいなかったので、ちょっと写真を撮らせてもらいました^^
源泉100%掛け流しの湯は、ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉と硫酸塩泉の2種類の泉質。
湯がまろやかで、肌がスベスベになります。
黒川温泉といえば露天風呂めぐりが有名ですが、今回はのんびりしたかったので館内で湯めぐり。
この宿には、宿泊客専用の貸切風呂が6つもあるのです。
まあ、浴室の趣向が違うだけで、お湯は同じなのですが(笑)
ほとんどの宿は貸切風呂の利用に予約が必要ですが、こちらは空いていればいつでも入れます。
時間が決まっているとくつろげないので、こういうのは結構大事です。
一番人気で、なかなか空かなかったのが岩風呂でした。
半露天なので、ここから湯あかりのイルミネーションが見えたようです。
私たちが入った時には23時を過ぎていて、残念ながら湯あかりは終わっていました。
温泉に入っては出て、浴衣を着て、浴室を移動して、また入っての繰り返し。
のぼせそうになりながらも、こうなったら全制覇したくなるのが人の常。
6つの浴槽の中で一番印象に残ったのは、深さが150センチもある立ち湯。
手すりから手を離すと、頭のてっぺんが僅かに覗くだけの状態。
自分の身長より少ないと思って油断したのですが、よく考えてみればそうなりますよね(笑)
翌朝は7時に目が覚め、朝食の時間までに朝風呂へ。
昨日の広い露天風呂よりも狭いけど、深さがあってしっかり肩まで浸かれます。
こちらも貸切状態だったので、記念に撮影。
朝風呂は疲れるので短めにして、8時から朝ごはん。
色々なおかずがあって白飯が進みます。
ゆっくり味わって食べていたら、思いのほか時間がかかってしまいました。
食後に布団でゴロゴロする時間はなく、慌ただしくチェックアウト。
宿の皆さんに見送られ、黒川温泉を後にしました。
(つづく)
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