1泊2日で、新年1発目の旅行に行ってきました。
本当は休みを取れるような状況ではないのですが、倒れるよりマシでしょ?ということで。
旅行することは、私にとって一番の気分転換なのです。
ふらっと行ってきたのは、京都鉄道博物館。
2018年の新年の抱負で宣言したものの、未達成だった場所ですね。
今回の主目的は大阪で美術展を見ることだったのですが、それだけだと間がもたないので旅程に入れました。
エントランスホールから展示室に続く通路には、新幹線や電車の車両がずらり。
壁がないから余計にそう感じるのか、こうして見ると、まるでホームに停まっているような自然さです。
屋内で見るのと違って、あまり大きさを感じません。
ほとんどの車両は保存目的のため、中に入って見学することはできませんでしたが、ここはOK。
食堂車を利用したレストランになっていました。
時計は11時を過ぎているし、先にお昼ご飯を食べておこうかなー。
食堂車で食べようかとも思ったのですが、これと言って食べたいものがなかったのでパス。
展示室の2階のレストランへ行き、ドクターイエローのハヤシライスを食べました。
完全にブログネタ用です(笑)
レストランの窓際のカウンターは、JRの貨物駅や線路が見える特等席。
パンダの顔をした列車は、和歌山の「アドベンチャーワールド」とのコラボ企画で運行している「特急くろしお」のラッピングカーですw
1日2往復しか走っていないので、走る姿を見られたのはラッキーなんだと、隣の席にいた親子が大興奮で話していました。
ネットで調べると、内装もパンダ仕様になっていて可愛かったです。
アドベンチャーワールドにも行ってみたいなー。
そのうち計画してみよう(笑)
食事の後は、あらためて1階の見学からスタート。
左側の青い列車は「ブルートレイン」ですね。
乗ったことはないけど、その呼称を聞くだけで懐かしい気持ちになります。
子供の頃、ブームになったこともありましたっけ。
窓越しに中の様子を見ることができました。
通常は、こんなふうに対面の座席になっているのですが・・・
背もたれを内側へ倒すと、こういう形になるのかな?
あまり快適そうには見えませんが、深夜バスのシートよりは横になれるだけ楽かも知れませんね。
一度だけ深夜バスで東京に行ったことがありますが、全然眠れなかったもんなー。
ようやく展示室へ。
京都鉄道博物館は、名古屋の「リニア・鉄道館」を広さと展示車両数で上回るそうですが、屋内展示を見る限りではそう感じません。
1階は、鉄道の歴史や技術展示がメイン。
展示車両の中に入って見ることができないのが、少々物足りなく感じます。
その代わり、車両の見せ方を工夫しているようでした。
車両の下から足回りを観察できる展示は、なかなか面白いと思いました。
デザインされた外観と異なり、「動く」という目的のために配置された部品は、機能的な美しさがあります。
1階の端の方にある「車両工場」エリアには、引退した昔のトワイライトエクスプレスが展示されていました。
やはり中に入って見ることはできず、窓に近づいて見ることもできなかったのは、非常に残念。
ちなみに、博物館はJR西日本の営業線とつながっている引込線の終端にあり、様々な車両の展示が企画されます。
この1週間後には、営業を終了した高知の観光列車が展示されることになっていました。
このような展示ができるのは、京都鉄道博物館だけなのだそうです。
2階へ移動します。
やっぱり500系はカッコいいですねw
2階には、広大な鉄道ジオラマが。
ジオラマの随所に、オオサンショウウオのぬいぐるみが配置されていました。
近くにある京都水族館で、お土産として売られているヤツかな?
鉄橋の下をくぐっているのが、シン・ゴジラの第二形態(蒲田くん)に見えた笑
実際に使われていた新幹線の指令所のCTC(列車集中制御装置)表示板。
手前にあるモニターでは、故障やトラブルの時にどう対応するのかを、クイズ形式で学ぶことができるようになっていました。
昔の自動改札。
こういうのは見たことないなー。
色々な切符の展示の中に、カープが1979年の日本シリーズで優勝した時の記念切符がありました。
関西圏ならタイガースじゃろー、と思って調べたら、タイガースの日シリ優勝記念切符は1985年に発売。
ある意味、カープと同じくらい貴重なものだと思うのですが、こちらの方が古さを感じるからかな?(笑)
その他、興味深かったのはこちらの展示。
鉄道と文化の関わりを、文学や音楽といったテーマを通じて紹介するものです。
山口百恵の「いい日旅立ち」や、ユーミンの「ルージュの伝言」など。
昔の歌には、別れや旅立ちといったシチュエーションで列車を扱ったものが多かったです。
イルカの「なごり雪」や、チューリップの「心の旅」、谷村新司の「遠くで汽笛を聞きながら」もありますね。
私の中で一番の「列車ソング」は、ユーミンの「消息」です。
興味のある人は、YOUTUBEで探して聴いてみてください。
2階から連絡デッキを通って屋外に出ると、SLがズラリと並ぶ扇型車庫がありました。
これも含めると、「リニア・鉄道館」よりも規模が大きいということに納得です。
ん~、カッコいい!
こんなに間近で、これだけの数のSLを観たことはありません。
大きいのから小さいのまで、20両のSLが展示されていました。
運転室を見られる車両もあります。
計器やバルブが並んでいて、男性的でカッコイイです。
運転席の後ろにあるのは石炭庫。
少し見えている石炭とスコップを見て「釜(火室)に燃料を投入する様子」を思い浮かべました。
炭を入れる作業は機関助士の仕事で、熱いし休めないしで、重労働だったのでしょうね。
それにしても、よくもこれだけの数を集めたものだと関心しました。
SLの動態保存に取り組んでいるということもあり、京都鉄道博物館は単なる展示施設ではなく、文化継承という重要な役割を担う施設でもあるんですね。
13時半に見学終了。
その後は京都駅へ戻り、新幹線で新大阪へ向かいました。
時間があれば、蒸気機関車の乗車体験に参加したかったなー。
そういえば、中国地方には現役で走っているSL「山口号」があるじゃないか!
今まで気にも留めなかったけど、鉄道博物館に行って、乗ってみたい気持ちになりました。
・・・ああ、やりたいことがまた増えたな(笑)
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