車はあなたの●●？

「どうしてるかな？」って思った時って、相手も同じことを思っているものなんでしょうか。
今月の上旬くらいにメールを飛ばしたきり、音信のなかった友達から電話がありました。
ゲーム友達から車友達に転じて、未だに付き合いの続いている貴重なお友達です。

仕事の悩み、恋の悩み、友達の悩み、健康の悩み・・・とにかく悩み事があると、何でも私に相談してくるので、音信がなければ「うむ、平和に暮らしておるのだな」と思うのですが・・・何ヶ月も連絡がないと思ったら事故に遭ってたり病気になってたりするので、やっぱり「どうしてるかな？」といつも気に掛けてしまいます。

まぁ、離れて暮らす弟が１人いるような感じで（笑）
そのコも私のことを、面倒見のいいアネキくらいに思っているのでしょう。

さて、電話の用件は一体何だったかと言うと、新車購入の報告でした。
嬉しい気持ちが電話口から伝わってくるほど明るい声で、タイヤは・・・ホイールは・・・でもオーディオは・・・と、その車の仕様を説明してくれました。

久しぶりに悩み事以外の話を聞いた気がして、私も何だかとても楽しい気分に。
そうやって、新車の話題で３０分も話してしまいました。

その中で、こんな話をしました。

「オレ、今、すごく嬉しいンです。初めて、自分の車だ～って思える車なんでス」
それまでの彼はミニバンに乗っていたのですが、事故で全損させてしまい、小さなオンボロの車に乗っていたのでした。

Ａ君「まだ来て１週間だけど、まるで恋人が出来た時みたいデス」

奈々「そうだよね、車って愛しくなるよね。
　　　でも、Ａ君にとってミニバンはどうだったの？」

Ａ君「ミニバンは、オカンってカンジかなぁ・・・
　　　何でも受け入れてくれる安心感っていうか」

奈々「なるほど、ご飯食べても寝ても中をさばいても、
　　　許してくれるってカンジ？」

Ａ君「でも、叱る時はきっちり叱ってくれるっつーか。
　　　ガソリンよく喰って、それをオレに払わせるわけですよ。
　　　で、ちゃんと仕事して家にお金入れろよ、って（笑）」

だからミニバンにこだわってきたのかも知れませんネ・・・と。
彼は幼い頃に両親を亡くしているので、ちょっとキュンときてしまいました。

奈々「今度の車はどうなの？やっぱり恋人ってカンジ？」

Ａ君「そうっスね～、アネキかなぁ、小さいけど広いから」

マザコンでシスコンなのかも知れない・・・と思いつつ、私の代わりに毎日頼れるアネキができたので、これで彼の悩み事も減るかも知れません。

私にとって、ロドは「友達」で「愛娘」かなぁ。
まだ「恋人」と呼ぶには頼りないというか（それは自分の運転のことだろう）。
でも、想わない日がないほど毎日名前をつぶやいてしまうのは、それだけ車が私の中で大きな存在になっている、ってことでしょうね。