は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

京都STAY ~春爛漫の市内観光・後半戦

2021年03月28日 | 旅行

京都市内観光、後半戦です。
「哲学の道」の出発点は銀閣寺の参道と同じ場所にあります。
当初、参道の混み具合をみて躊躇したものの、夕方までには時間もあるし、ここまで来たら見ておこう、と。

距離は短いのですが、道幅が狭いのでかなり混雑しています。
決して望遠レンズの圧縮効果でこう見えている訳ではなく、本当に過密なのです(汗)
下から見たときもこんな感じで、午後になるとさらに人が増えました。
インバウンドの皆さんがいた頃は、これよりもっと凄い状況だったのでしょうか?

このお札のようなものが入場券なのですが、寄付だと思って買わずに入ろうとする人も。
入口で提示できずに、引き返す人を多く見かけました。
前に並んでいる人がやることを真似てのことですが、年配の人ほどこの傾向が強かったです。
私はちゃんと購入したので、すぐに入れましたよ^^

中に入ると人が分散されるのか、思ったほど混雑は感じませんでした。
アップダウンの激しい順路を巡ると、斜面を覆った苔の面積の広さに驚かされます。
雨が降ったら、さぞ美しいでしょうね。
お昼に食べた「銀閣寺そば」の上に乗っていたほうれん草や山菜は、この苔のイメージだったのかな?

ようやく銀閣寺が眺められる場所に。
地味ですが、侘び寂びがあって金閣寺よりも風情が感じられます。
次に来ることがあれば、松や苔や竹の緑色が映える雨の季節がいいですね。

銀閣寺を出て、再び哲学の道に行ってみると、来た時よりも人が増えていました。
そして道路沿いにはタクシーがいっぱい。
反対側にはバス停があるのですが、バス停には長い列ができていて混雑必至。
タクシーの誘惑に心が揺れますが、地下鉄・市営バス1日券があるし、ここはグッと我慢。
ところが、やっと乗れたバスは、あまりの混雑と交通遅延のために途中で運行中止に!
待機していた別のバスへの乗り換えさせられるというのも、この辺りではよくある事?

そのまま乗っていれば祇園まで行けたのですが、車窓から「平安神宮」の案内板が見えたので、岡崎道で下車。
ここも広いなー。
そういえば、午後になると着物姿の女性を多く見かけるようになりました。
写真に映りこむと良い画になりますが、欲を言えば内股で歩いてものです(笑)

ここは境内の桜を見て、お参りだけで終了。
寺社仏閣にある桜は有料の庭園に咲いていることが多く、本気で見て回ろうと思うとお金がかかるんですよね。
今回は全体把握ということで、次はピンポイントでお花見を楽しみたいと思います。
平安神宮を出てから軽く迷子になり、東山仁王門から市営バスに乗って祇園へ。

八坂神社に戻ってきました(笑)
朝よりも人が増えて、境内には屋台も並んで、まるで縁日のような雰囲気です。
ここには用事がないので、さっさと通り抜けます。

朝通った道を戻って清水寺へ向かうと、銀閣寺の参道と同じように大混雑。
そして、着物姿の女性比率も高くなっていました。
色とりどりで華やかなのに、マスク姿なのが残念でなりません。

通りを外れた所にあった甘味処に入り、甘い物を食べて休憩しながら1時間ほど夕刻待ち。
ところで、今回の旅行では、スマホの乗り換え案内や地図は一切使いませんでした。
その代わりに大活躍したのが、京歩きマップと地下鉄・バスの路線図。
今どき地図を広げて観光する人なんて珍しいと思いますが、目的地の位置や距離がざっくりと把握できて便利なのです。
また、道路標識や看板、ランドマークなどを頼りに歩くのは、オリエンテーリングのようで楽しいものです。

日没が近づいてきた頃、あらためて清水寺へ。
夜の特別拝観は18時からですが、人の入れ替えはなさそうなので、とりあえず入場。

空が若干オレンジ色になったものの、夕焼けは望めそうにありません。
その間にも、清水の舞台と市内を一望できる奥の院には、続々と人が訪れて滞留し始めます。
長時間の密集状態は感染リスクが高いと思い、建物の裏で待機。
ここからが長くて、陽が沈んで空が暗くなるまで、約1時間待ちました(汗)

19時半を回った頃、ようやく夜景に!
待った甲斐があり、朝とはまた違った清水の舞台を観ることができました。
これは確実に撮れるiPhoneで撮影(笑)
真っ暗よりも少し明るさが残っている時に撮る方が、建物の色や輪郭が分かって良いみたい。

清水の舞台だけでなく、境内のもの全てが幽玄な雰囲気を醸していました。
イルミネーションと違って、ライトアップは対象物を際立たせ、より美しく見せてくれます。

さすがiPhone、こういう写真がちゃんと撮れるから有難い(笑)
池に映りこむ夜桜の、何と美しいこと!
朝と夜の両方とも訪れて、本当に良かったと思いました。

夜になると気温が下がり、温かいものが欲しくなったので、境内にある「滝の家」で晩御飯。
うどんやそばの気分ではなかったので湯豆腐を注文したら、結構なボリュームでした(笑)

見上げた空には朧月。
花粉か黄砂が影響しているような気もしますが、それもまた春の風情。
昨年には叶わなかった春爛漫の京都の旅は、慌ただしくも充実したご褒美旅行となりました。

超過密状態のバスに押し込まれ、京都駅に戻ったのは21時過ぎ。
この時間まで観光して帰れるのなら日帰りでも良さそうですが、やっぱり一泊した方が楽です。
次は紅葉のシーズンに、静かな場所でゆったりと過ごしたいものです。

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2 コメント

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Unknown (まん)
2021-04-15 14:45:50
お疲れ様です。

清水寺、八坂神社、銀閣寺は、京都の核心部で
一番好きなところです。
読み応えのあるブログをありがとうございました。

清水からの夜景、最後のお月さまの写真、
ホントお手本のように素敵です。

美しい写真の数々とわかりやすい解説で、
三部作、このまま旅行ガイドになりますね。

そして何よりも、京都の一人旅、奈々さん
バッチリお似合いです。
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広く浅くの旅でした (奈々)
2021-04-16 23:51:34
長文に付き合っていただき、ありがとうございます^^
銀閣寺はいいですね。
あの苔が水分をたっぷり含んだ所を、ぜひ観てみたいと思いました。

この旅行で歩いた歩数は、1日目が2万9千歩、2日目は3万6千歩でした!
我ながら、よく歩いたなーと感心しています笑
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