バンクシー展を観た後、午後からは新世界へ移動。
最後に訪れたのはコロナ禍が始まる前の2019年2月。
訪日観光客でごった返していた新世界ですが、あれから3年。
前回と同じ金曜日の昼間ですが、この閑散っぷり!
行列ができている店もなく、休業中の店もたくさんあって驚きました。
大阪独自の新コロ対策基準「大阪モデル」では、まだ黄色(警戒中)信号が点灯中。
観光客は戻り始めたそうですが、飲食店の人数制限などは継続されているようです。
広島では、4月以降は通常営業に戻っているのに、何だか不思議な感じですね。
人口規模に対する陽性者数の割合では、広島のほうがヤバそうに見えるのですが(汗)
串かつは新大阪駅で食べる予定なのでスルー。
通りを進むと、本日のもう1つのお目当てスポット、「通天閣」が見えてきました。
2018年にも観に来ていますが、その時は別の用事があって外観の写真を撮っただけ。
3月の別府旅行で通天閣が「タワー6兄弟」の次男坊だと知り、何としても行かねばと(笑)
その通天閣では、5月9日に全長60mの滑り台「TOWER SLIDER」がオープンしたばかり。
写真左側に見えるトンネルがそれで、タワーの3階から2階を10秒で滑り下ります。
ほぼ全員が叫びながら下りてきて、目を白黒させていました(笑)
私も本当はそれをやりたかったのですが、訳あって今回は見送り。
とりあえず、一般展望台と特別屋外展望台へ。
順路に沿って進むと、至る所にビリケンさんが出没(笑)
ビリケンさんというのは、アメリカのイラストレーターがデザインした、幸運の神様?
昔は、足の裏を触るとご利益があるとか何とか言われていたような気がします。
「泉」と書いてありますが、どう見ても賽銭箱やないかーい!
と突っ込みつつ、財布の中の小銭の整理に使わせてもらいました。
キャッシュレス化が進んで硬貨の流通量が減り、預入手数料の割高感から1円玉が厄介者扱いされる昨今。
こうした「トレビの泉」的なものも、そのうち無くなってしまうかも知れませんね。
宇宙へ旅立つ通天閣の映像を見ながら、エレベータで一般展望台へ。
地上87.5mの展望台は、秀吉の黄金の茶室にも負けない絢爛さ(笑)
眼下には天王寺動物園と、その先にあべのハルカスが見えます。
そして、ここにもビリケンさん・・・の顔をした七福神が配置されていました。
そしてご本尊登場!
もちろん賽銭箱付き(笑)
なお、こちらは2012年に就任した3代目とのこと。
2代目は「新世界まちなか案内所」で拝めるようです。
そういえば、色々な姿をしたビリケンさんの展示の中に、何故かマエケンさんもいた(笑)
吊り目で愛嬌のある表情が、ちょっとビリケンさんに似ているかも?
次は、特別屋外展望台「天望パラダイス」へ。
場所と料金以外の下調べはしていないので、あまり期待はしていなかったのですが・・・
何かすごい場所がある!
「TIP THE TUTENKAKU」という、先端がシースルーの跳ね出し展望台です。
予想以上にシースルー!(笑)
東京スカイツリーにもこんな床がありますが、あちらは屋内でこちらは完全に屋外で空中。
高い所が好きな私でも、これにはちょっとビビりました。
もしかすると、あべのハルカスの「EDGE THE HARUKAS」よりも怖かったかも。
ちなみに、下から見るとこんな感じ。
完全にタワーの外でしょ?
こんな体験ができるとは思っていなかったので、かなり興奮しましたw
展望台を満喫し、エレベーターに乗って100年前の新世界へ。
3階には、新世界や通天閣の歴史を紹介するコーナーがありました。
通天閣は、1912年に「ルナパーク」という遊園地のシンボルとして建てられました。
エッフェル塔を模したデザインで、東洋一の高さを誇ったそうです。
当時の絵葉書には、なんとロープウェーの姿も!
明治時代に、こんなに先進的なテーマパークが作られていたとは驚きです。
しかし、初代通天閣は火災で焼失し、鉄骨は戦時下の金属回収で解体されました。
1945年には大阪大空襲があり、新世界は焼け野原に。
資料映像を見ていると、何だか泣けてきました。
もしも戦争がなかったら、今頃、どんな世界になっていたんだろう。
戦争は全部を台無しにする。
ルナパークのジオラマを眺めながら、戦争で失われた様々なものに思いを馳せました。
またしても落ち込んじゃったので、気を取り直して道頓堀へ。
久しぶりに「グリコ看板」を見に行きました。
独身の頃、友達と旅行で来たときに見たのは、たぶんこれじゃなかったなー。
ネットで調べると、当時見たものはおそらく4代目だと思います。
川沿いにカフェがあったので、ホテルのチェックイン時間まで時間つぶし。
大阪に来たら「千成屋」のミックスジュースを飲もうと思っていたのに、残念ながら臨時休業中。
諦めきれずにこちらのカフェで注文したら、こんなオシャレなのが出てきましたw
道頓堀川沿いは「とんぼりリバーウォーク」として整備されていて、私が薄っすらと記憶しているドブ川の面影はありません。
夜には川面にネオンが反射して、さぞかしキレイなんでしょうね。
ついでに、食いだおれ人形にも会いに行ってみました。
こちらは飾ってある場所が変わったのかな?
昔は、もっと狭い間口の店先に立っていた記憶があります。
もはや歴史的な美術品のように扱われているんですね(笑)
四半世紀ぶりの道頓堀でしたが、色々と記憶がアップデートできて良かったです。
次に来る時には、夜の通天閣とリバーウォークにも行ってみたいと思います^^
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