は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

宇宙戦争(になってない)

2005年07月04日 | 音楽・映画
はじめに。
まだこの映画を見ていない人は、画面を閉じちゃってくださいね!

「マツダ車がいっぱい出とるんじゃって」
ということで、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」を観に行ってきました。

最近は字幕を追うのが面倒で、日本語吹き替え版ばかり観てしまいます(笑)
若い頃は、わずかなヒアリング力を頼りに、英語と翻訳のニュアンスの違いを楽しむこともできましたが、
今の映画はスクリーン上で色んなことが展開しすぎて、字幕を追う余裕がないのです(汗)
CGで色んなものが動き回り、映像の速度も速くて展開が目まぐるしいでしょ。特にSFは。
だから吹き替え版!こっちの方が断然、映画に集中できるというものです。

映画が始まってすぐ、マツダ車を見つけました。フォード車もいました。
私には少ししか分かりませんでしたが、伴侶は色々と見つけて喜んでいました。
そのうち、まあ映画の世界に引き込まれていって、普通の視点で見始めたのですが・・・。

いきなり、宇宙戦争が始まってしまいました(汗)
雷が落ちて、地中に眠っていた宇宙人のマシンが動き始めて、いきなり人間を攻撃し始めます。

逃げるトム。どう考えても、お前も巻き込まれてやられちゃうだろう、という状況で。
逃げるトム。反抗的な子供たちを連れて、都合よく1台だけ動いた車に乗り込んで。

宇宙人のマシンにはシールドが張ってあり、ミサイルを食らってもノーダメージ。
どう戦ってもかないっこない相手なのです。
宇宙戦争?いやいや、これは一方的な駆逐ですってば。
どうやってこの状況から、人類は反撃して生き延びるんだろう・・・?

逃げた先で、パニクった子供が敵の前に飛び出して(お決まりのパターン)、
敵の手から子供たちを守ろうと頑張った親父の努力を台無しにして、敵に捕まり大ピンチ。
あわや食い殺される~というところで、機転を利かせたトムがマシンに手榴弾を投入。
外から倒せない敵は内側からやっつけるのが定石で、見事にマシンは大破。

それがきっかけだったのか・・・マシンのシールドが外れていることが発覚。
それに気づいたトムが兵士に伝え、一気に形勢逆転。宇宙人たちはやっつけられるのです。

・・・はぁ?

まるで「インディペンデンス・デイ」のような展開ですが、これで人類は敵に勝っちゃいました。
ナレーションを聞いていると、トムがマシンを壊したというのは関係なさそうなカンジで、
どうも宇宙人たちは、免疫力がなくて地球環境に適応できず?自滅してしまった?みたい。

で、エンドマーク(汗)
まるで、急に連載終了に追い込まれた人気の出なかったジャンプの漫画のように、
無理やりストーリーを完結させたような終わり方は何でしょう。

大失敗だ。
この映画が伝えようとしているモノが、さっぱり分かりません(涙)

宇宙人。最初は人間を駆逐してたのに、そのうち血を吸うようになり、最後は捕まえて食べてた。
地球規模で宇宙人の攻撃に晒されてるのに、何故、妻や両親のいるボストンは無傷なんだ?
無意味に挿入される、逃げた先で会った人たちとのヒューマンストーリーに肩透かし。

何よりもトム。

働くトム。子供とコミュニケーションがとれない哀れな父親のトム。逃げるトム。
子供たちを守るカッコイイ父親のトム。時に冷静さを失う人間的な弱さを持つトム。
何だか良く分からないけど、絶望的な状況で敵を倒してしまった勇敢なトム。

ああ、これはもしかして・・・トムのプロモーションビデオ?(泣)
それならそれでいい。トムはカッコ良かったよ・・・。

長々と書いてしまった。1800円分の愚痴です。
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