歳には勝てない?・・・おそらく。

2019-01-24 12:50:36 | 日々思うこと

昨夜は弟のおごりで焼き肉店「がんこ炎」に出かけた。

弟家族の都合で遅く出かけたので、帰宅は8時近かった。

さっとお風呂に入ってテレ朝をつけたらまだ「相棒」の前のクイズ番組を

流していた。そこで「モモ」の作者を聞く問題が出て回答者たちは答え

られなかったのだ。

そうなのか。もうミヒャエル・エンデは忘れられたのか。

1984年4月18刷が我が家の本棚にはまだ残っている。

「ドリトル先生物語」や「ナルニア国ものがたり」「リンドグレーン

作品集」などももう今どきの子供は読まなくなったのかと感慨ふかかった。

息子は横浜で飼っている犬に「ピッピ」とつけたほど「長くつ下のピッピ」

が好きだった。*****そういえば・・・・

長年「文芸春秋」を購入して芥川賞や直木賞作品を読んでいたけれど

最近の作品はほとんど読まなくなった。

何時頃から読まなく(読めなく)なったのか、1987年「鍋の中」

(村田喜代子)あたりからだと思う。「蛇を踏む」(川上弘美)は

題名だけで逃げ出した。

まだこの間、宮沢賢治の「永訣の朝」の「おらおらで・・・」に

着想した作品が出たばかりと思っていたのに先週新しく受賞作が

発表された。

子育て中で、フルの仕事をしていた時にもあんなに読めたのに、今

閑人になってもあまり読めない。

忙しい人ほど良く本を読むと言われるけれどまったくそのようだ。

もともと読む速度はあまり早いほうではないのに、感性も気力も次第に

衰えて本屋大賞の作品の方が読みやすくなっている。

昨今、落合陽一氏が沢山の本を出している。かつて時の人であった

落合信彦氏の息子さんらしい。信彦氏の「国際情報」など数冊読んで

講演を聞きに行ったこともありサイン本を購入したこともあった。

息子の陽一氏の「日本再興戦略」が一番読まれていて少し興味はある

けれどテクノロジーの話のようで多分放り出すことになるだろうとまだ

手に取っていない。

社会的な問題にも疎くなり、切実感が薄れ、知的好奇心もなくなって

年老いるとはこういうことかと実感している。

「歳には勝てない?」・・・おそらく。

コメント (6)
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