最近どこかの局のアナウンサーが「コロナ禍」を
「コロナ渦(うず)」と読んだとかで話題になった
らしい。
知らなかったけれど「訃報」を「トホウ」と読んで
しばらくして消えていったアナウンサーもいたようだ。
前総理が国会で「訂正云々」を「てーせーでんでん」
と読んだ時、職場の先輩が「どうしてデンデンになる
のよ」と怒って電話してきたことがあった。
「人偏があるように見えたのでしょ」とかわしたけれど
国連で「背後」を「セゴ」と読んだと問題になった時、
どうして下読みしておかないのかなぁと不思議に
思った。
これは教養というより常識の範疇のことで優秀な秘書や
有能な官僚がおそばに沢山いるのだろうに。
でもその前の総理の誤読はもっと有名だから。。。
未曾有、踏襲等々。
ただ地名と人名は難しい。
菅氏が「枚方市」を「まいかたし」と読んだとか
北方領土担当相が「歯舞」を「えッ、なんだっけ」と
読めなかったとか、違う大臣が「色丹島」を
「しゃこたん」と言って笑われたとかきりがない。
これも担当大臣になったら少しはお勉強しておいて
もらいたいものだけれど。
数年前、大井川鉄道に乗って寸又峡へ行った帰途
掛川から乗った新幹線の中で5,6人の若者の1人が
わたくしの隣の席に座った。
彼等は仲間でどこかへ行くところのようだったが
大声で「次はグンジョウに行ってみたいね。」と
大騒ぎしている。
しばらく「グンジョウ、グンジョウ」と大騒ぎ。
黙っていようと思ったけれどついに「それは郡上
(ぐじょう)というのよ」と口出ししてしまった。
大人げないなと後で悔いたけれど。
職業としてのアナウンサーや公の場で答える
閣僚は、巷でおしゃべりを楽しむ庶民とは違うので
もう少し言葉を学んでもらいたい。
変な言葉遣いをする巷の老女のつぶやきでした。