こんな年もあるんだー旅行ゼロ年

2020-10-09 11:08:52 | 日々思うこと


エジプトで買ったパピルス絵

「やはり旅行はワクチンか薬ができてからのほう
がいいね。もし罹ったらたいへんだからね。」と
昨日息子からラインがきた。
年末からお正月にかけて温泉に行かれないかと
話し合っていたのだ。

5月のゴールデンウイークが過ぎたころ7月末には
少しはコロナも収まるかもしれないと息子夫婦と
なるべく近場でということで伊豆で和洋室、部屋に
露天風呂付の部屋を2泊3日で予約した。
ところがなかなかコロナ収束の気配がない。
政府は東京を除き県外旅行OKを発表したけれど
やはり危ないとキャンセルし、9月のシルバーウイーク
ころにはとも思いながら、延ばし延ばし遂に年末という
ところまできた。
長い間自粛生活をしてきて最後に罹ったら水の泡になる。
やはりやめたほうがよい。
仕方がないので昨年末から今年のお正月を過ごした県都
のホテルで1人過ごすことにしてさっそく12月30日から
来年1月3日まで(4泊5日)の予約を入れた。
部屋にこもってキンドルで軽い本でも読み、飽きたら
レストランでコーヒーでも飲んで過ごそうと思っている。

しかし内外を問わずどこへも行か(れ)なかった年は
少なくとも成人してから初めてのことである。
結婚する前は1人か友人と、結婚後は夫、子供との家族で
夫亡き後は1人旅か義妹、弟と・・・とにかく出かけた。
仕事を早くやめたのは海外旅行をする時間が欲しかった
からである。
退職を願い出たとき、上司は「なんで辞めるのですか?
今が一番良い時ではありませんか。こんなことを言って
は失礼ですがご主人はご存じなのでしょうね。」と
言った。まさか海外旅行を自由にしたくてとも言えなく
て「息子も仕送りしなくてもよくなりましたし夫は
単身赴任中でそちらにも行きたいと思いますし・・」と
曖昧に言って夫の扶養家族になった。
その時から退職金を使って主に海外へ出かけた。
南米をのぞいてかなりのところへ出かけて美術館や
建物、自然を堪能した。
中国人6億人が国慶節で移動している姿をTVで
観ていて万里の長城、黄山、莫高窟、兵馬俑、そして
武漢の黄鶴楼・・・すべてこの目で見てきたなぁと
懐かしかった。
何処へも行かれないこんな年が思いがけなく
やってきたりする。
生きている間にこのような年が来るなんて考えも
しなかった。
いつも旅行バッグは準備していて天気予報をみながら
1週間晴天が続けばすぐに宿をとり、荷物を送り、
ハンドバッグを抱えて出かけて行った。
やはりやりたいことがあればできるときにしておかない
とできなくなる時もある。
いままでにも、2日前まで元気だった義母が突然具合が
悪いと言いだして旅行を取りやめたことも何回かある。
海外旅行のツアーを予約していて義父が急きょ入院
ということになり夫と2人分のキャンセル料を支払った
こともあった。
思いがけないことは不意にやってくる。

ただ納戸や物置にぎっしり入っている荷物の断捨離は
なかなか進まない。
やりたいこととやらねばならないことではワクワク感
が違う。
********
台風14号は大雨の恐れはあるとのことだけれど上陸
しない可能性が強くなった。やれやれだ。
紀伊半島房総半島などは心配なことだろう。
何とか被害が少なくて済みますように!



コメント (4)
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