1週間留守にしていた高原はすっかり秋の終わりになっていました。
でも軒下のペチュニアはまだまだ元気で心なしか花数がふえたよう・・ 「ただいま」
カラマツはすっかり葉を落とし、湿ったわずかのくぼ地に吹き寄せられています。
小さな花々にはどれもカラマツの雨が降っていました。
アジサイの小道ではミスミソウが緑の三枚葉を繰り広げ すでに春の準備を完了させています。
まず、落葉松の落ち葉掻きから始めました。
そして残っていたダリアの球根を堀り上げパンジーを購入して追加し・・草刈りや花壇の始末はまだまだ途中です。
旅の終わり、偶然開いた本の中で 昔空んじた詩の一節に出会いました。
「あれ、出だしはこんなだったかしら・・」 薄らいだ記憶がかえって新鮮です。
からまつの林を過ぎて、からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。 旅ゆくはさびしかりけり。
からまつの林を出でて、からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、また細く道は続けり。
からまつの林の奥も、わが通る道はありけり。
白秋
11月25日午後3時 初雪になりました。