母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

雨降る季節

2017年06月30日 | ふるさと
雨降れば
母を想い
風吹けば
父を慕い
細い通り行けば
祖父の着物姿

歳月は人を遠くしても
降りしきる雨の粒に
濡れて立つ花菖蒲
竹垣に紫陽花
思い出は降りしきる
雨のごとくに

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