花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「TAKE IT TO THE STREET」 by RE-BIRTH BRASS BAND 1992

2006-04-09 23:09:54 | 音楽の話とか

マサチューセッツの本屋でたまたま買った。と言う事で1992の作品だけど、手にしたのは2004年なのだった。ダーティーダズン(初めて聴いたのコステロの「SPIKE」でだったなあ・・・CHEWING GUM最高にイカしてた)みたいな感じだけど、もっと勢いたっぷりで更に元気な感じ。相当FUNKY!!すっげえ気持ち良いぞ!!いっやあ、ニューオリンズは良いね(ハリケーンの被害は甚大だったようで・・・)。で、このアルバムの音楽はニューオリンズらしさ根底に置きながらも、若い(のかな・・・)と言うか、現在進行形な勢いがあるのが更に気持ち良いのだ!!

まず一曲目のタイトル曲からかっ飛ばしてくれます。「そりゃあもう大騒ぎさっ!!(古っ・・)」って感じでガンガンまくし立てるようにドライブするFUNKが気持ちよい。ストラットっつうのかな?いや、もうこの曲最高!!FUNKY路線ではハービー・ハンコックの名曲「CHAMEREON」をHEADHUNTERSでのうねうねな感じとは打って変わって、これまた前につんのめるようなイカしたニューオリンズサウンドに仕上げてくれてて、また気持ちの良いこと!!低重心な「SAME THING ON」「KEEP THAT BODY SHAKING」「TRNADE SPECIAL」あたりも良いね。他の曲も良い。Steel Pulseの「Steppin' Out」なんちゅうレゲエナンバーのカバーもやってます。

とっても元気で楽しい気分になれるアルバムです。最近弱り気味のあなた、試してみると良い(まあ楽しいの聴いてるときだけなんだよね・・・ハァ~・・・・いやでも多少は気付け薬にはなる・・・かも・・・)。他のアルバムも見かけたら買おうと思い、そろそろ二年経過・・・他にもアルバム出してるんだろうけど、普通に生活してる分には(しかも宇都宮だしね・・・)なかなか見かけない・・・取り寄せたりすればあるんだろうけどなあ。

ORANGE COUNTY

2006-04-09 21:22:25 | 映画とかドラマとか

2002年の作品らしい、カリフォルニアのオレンジ・カウンティーが舞台の如何にもな内容のコメディー。遊び呆けてた主人公、サーフィンで死んだ友人を偲びながらビーチでたそがれる。で、たまたまそこで拾った小説に人生を変えられる。そして自分も小説家になることを心に決め、その運命を変えた小説家の居る「スタンフォード大学」を目指す。実は結構要領もよく成績的も悪く無い主人公、本来なら何の問題も無くスタンフォード行きが決まるはずだったが、色んな物に足を引っ張られて・・・・と、きっちりアメリカンコメディーが描かれていく。

で、面白かったです。冒頭のCAKEのイカしたナンバーからすっかり好印象。サンディエゴに少し住んでいたので、ちょっと景色も懐かしかったり。中身はお約束っちゃあお約束だが、家族も友人も限りなく馬鹿がそろっていて「予定通り」にありえないトラブルを次々起こしてくれるので飽きない。テンポが良いね、こういう中身の軽いコメディーはやっぱテンポが大事。小説家になるため、すべてを切り捨てて街を出たくてしょうがなかった主人公の書いた小説が、自分の周りの人間と生活にインスパイアされた、その名も「オレンジ・カウンティー」だったり、主人公の最後の決断があまりに予想通りだったり、その辺なんかすべてが予定調和。憧れの作家の登場のタイミングや彼との会話もそうだね。とは言えやっぱそれで安心なのだ。ビバ予定調和!!

唯一物申したい点があるとすれば・・・物語のヒロインたる主人公の彼女が松野明美に似てるのは正直どうかと思う(アメリカ人的にはあのヒロインでありなのか?)

やっぱこういう青春ものは予定調和が良い様で。そして後には何も残らないカリフォルニアテイスト?きっちり楽しめました。