終末感が漂う・・・荒廃した日本、車椅子で孤独な生活を送る鞄職人=シズカ。そこへ、ある日突然やってきた人語を解す、赤毛のサル=ノーマジーン。一人ぽっちから、一人と一匹ぽっちへと変わったシズカの生活は・・・そして不思議なサルノーマジーンの過去に関する秘密が・・・最後に彼女が選ぶのは・・・そんなお話ですか。
最初、自分にはSFファンタジーな設定過ぎて入りこみ難く、なかなか進まなかったが・・・途中から寒い生活の中で交されるポップな笑いとか間抜けぶりとか・・・徐々に心をつかまれ、最終的には「うむうむ・・・」と納得のしみじみ感?まあ・・・愛・・・ですかね。素敵なお話ですよ。少し悲しくて、ほんのり美しく、じわっと優しい・・・そんなですかね?
面白かったです。