花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「ビブリア古書堂の事件手帖5  ~栞子さんと繋がりの時~」 三上 延

2014-01-26 23:59:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ

ビブリア古書堂シリーズ、第5弾ですね、物語も佳境?


シリーズ過去作品の感想↓
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3121.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3309.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3597.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/3906.html


栞子さんの母の影がちらつく中、今回は逃げた夫と待つ妻をつなぐ雑誌やら、親の本売っちゃった中学生の気持ちはとか、中年になっても嘘つきの末っ子が主張する死んだ兄の遺言やら・・・そして大輔のプロポーズの行方は・・・って感じですか。


個別のお話をきっちりまとめながら、本線の大きな流れを切らさず徐々にクライマックスへ・・・良い感じです。二人の牛歩な恋愛も進捗を見て、ラブコメ度も若干上昇ですか?早く続きが読みたい・・・

非常に面白かったです。



「ワースト・インプレッション」 滝田 務雄 

2014-01-26 18:16:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


畑山理恩=若いがキャリアで警部。見た目は割と美人。常識知らずで敬語使えず、始末書乱発、異常な食い意地、方向音痴・・・・しかし頭脳は切れる。同じくキャリアで、あえて警部補でとどまり部下を務める寒山拾得は、凶暴な要望を持ち遠慮なく彼女の頭を張り倒す突っ込み役で相棒。そんなコンビが割と偶然遭遇する殺人事件に立ち向かう???そんなですかね。


エキセントリックな美人刑事と若手男刑事のコンビの作品と言う事で・・・まあ定番ですか。そういった意味でちょっと物足りない気がする一方で、ある意味手堅いのでサクッとは楽しめた。きっちりコミカルでミステリィに仕上がってます。「清掃ボランティア」の伏線を最後に出してると言う事はシリーズで続くのかな・・・続いたら多分買う。

概ね面白かったです。