Fire's Outシリーズの1作目。
亡くなった父も消防士で、でもそれにはムカついていて、「とっとと消防士として日勤の事務職になり9時5時のお気楽公務員生活を満喫してやるっ!」と思いながら現場で働く大山雄大。ある出動で不法滞在の海外労働者たちの住処の不穏な家事現場に立ち会う。水をかけるとより燃え上がったような・・・そしてそれは連続放火事件?? 消防士はただのお仕事、こんなのどうでも良いことと自分に言い聞かせる一方で事件の深みに嵌まっていく・・・そして事件の真相とそこから雄大の対峙していく物は・・・・ってな感じですかね。
いやあ読ませますね。物語にコクもキレもあります。二人の友人=消え去るような死を願うずっと年上=守&母親の死に彼女の人生を背負った幼馴染の裕二とか、雄大の父に助けられた後消防サイボーグになった仁藤とか、消防署の各メンバーとか・・・他にもいろいろキャラもきっちりそろってます。自殺しようとした田口の奥さんとかもなかなかナイスだし・・・あ、ロード&ゴーの生田は"兄貴"だったのか。このシリーズのスピンオフだったのかと知りました。読んだのは2009年でもはや記憶に薄い・・・・とっととあの頃このシリーズ読んどけばもっと深く嵌まれたかも・・・とも。あっちのシリーズから武本も存在だけ出てきます<==世界観は一緒なんだな。
非常に面白かったです。
昔これだけ読んでたスピンオフ作品の感想
「ロード & ゴー」 日明 恩
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