櫻子さんシリーズの後日談的なスピンオフ。祖父をマムシで殺したと言い張る15歳の少女の真実を追う蛇が苦手な記者、八鍬。正太郎の祖母との邂逅と本物のシードケーキから、亡き祖母の残した謎が・・・な鴻上百合子。薔子と、その庭師を無償で務め自分の理想の庭園の実現にホクホクする磯崎はWin-Winな関係で、そんなある日ちょっとしたトラブルは薔子とはまた違う美魔女によってもたらされて・・・って感じの3編。
久々でやはり好きですね。ほんのりいい感じの百合子の一本は軽めな分、前後の作品はしっかりしたボリュームもあり、きっちりミステリィ。で、3本とも登場人物たちのキャラと言うか本質をくっきり素敵に描き出して・・・後日談のスピンオフでやられたらもっと読みたくなるなあ・・・
非常に面白かったです。
シリーズ品の感想↓
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」シリーズ3作分
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている はじまりの音」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 8月のまぼろし」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしのおうちはどこですか」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく」
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送」
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