フリーライターの夏樹修平は、初めて自分の本が売れ印税も入って、新婚でマンション購入で順風満帆。ただちょっとマンション買って、先立つものはギリギリだな・・・と言うところで、妻=果波が予期せぬ妊娠・・・修平は中絶を提案し果波もそれを受け入れたが、人工中絶のまさにその時果波が豹変し・・・別の女性が取り憑いた?! 元産婦人科医で現精神科医の磯貝は、患者を救えなかったショックで休職中・・・の所へ、産科の医者から紹介された修平が訪ねてきた。磯貝は果波の治療に乗り出すが、事態は一筋縄ではいかず、やがて果波に取り憑いた女性の素性が判明するが・・・そんな感じですか?
最近小説が枯渇気味で、以前読んだ「ジェノサイド」の自分の感想
「ジェノサイド」 高野 和明
をふと見返す機会があり、そう言えば他の作品読んでなかったなと、まとめ買いして最近読み始めました。したら今の所全部良いですね。これもしかり。重めでくらいホラーかイヤミスに至るかとやや身構えてたけど、母となろうとする女性を前にした、力は強いくせに心が弱い男性たちの心の葛藤を描いたエンターテイメント小説と言うイメージでしょうか、ホラー&ミステリィでハラハラドキドキもありながら、救いへと至る物語が描かれています。
非常に面白かったです。
他2作の感想↓
「13階段」 高野 和明
「グレイヴ ディッカー」 高野 和明
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