
那須舞、中学二年生。あだ名は「まいなす」、そう呼ばれるのは実は大嫌いだ。こんな名前に生まれてこなければ・・・そんなあだなの「リカバリー」と言うわけでも無いが、頼まれると断れない身体。ある日同級生の依頼で一緒に行った、近くの山にある「時渡りの祠」。タイムトリップが可能との伝説。その前で怪我をしてうずくまる男・・・は中学校の先輩?その先輩が未来で見てきたと言う橋の崩壊事故と女子中学生殺人のニュースで、世間は大騒ぎに・・・・と言ったお話。
思春期なりの色んな思惑も重なりぃので、結構きっちり治まりの良いライトなミステリィに。大事の叔父さんの闘病の果て・・・とか結構卑怯な展開も含みつつ、素直にそう言うのにも乗っかっとけば、まあ結局面白かった気がする。本は厚いけど、字も大きいし内容も軽めなのでサラッとお茶漬け感覚で楽しめました。