花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

駒ケ岳点描

2008年10月28日 | 道南

駒ケ岳は昨日初雪冠でした。
この画像は、まだ暖かかった先週、七飯町の軍川周辺で撮ったものです。

大沼に点在する島々の紅葉も、今年は今ひとつです。

大沼公園は、紅葉見物の観光客の皆さんで賑わっていました。
遊覧船でのんびり巡るにも、気持ちの良い1日でした。

新井満さんの名曲「千の風になって」は、大沼の別荘で作られたそうです。
その誕生の地を記念して作られたモニュメントがこちらです。

大根洗い

2008年10月27日 | 道南

笹流ダム公園前の川で、秋の風物詩「大根洗い」が行われていました。
朝早かったためか、今回は葉付きの大根がこれだけでしたが、冷たい水の中で腰をかがめて洗う作業は大変だと思います。農家のお母さんご苦労様です。

鮭の孵化場

2008年10月22日 | 函館

函館市の汐泊川に鮭の遡上の様子を見に出かけました。

今年は鮭の遡上が遅いと聞いていたし、鮭の姿も見えないので、川のすぐ目の前にある孵化場に行ってみました。孵化場入り口で作業をしている方に挨拶をすると、「腹裂いているから見ておいで」と言われ、いそいそ行ってみると「今終わったよ」と・・・がっくりです。

600匹の鮭をさばいたそうで、プールの中の鮭もわずかです。
プールの中には卵が散らばっていました。

プールの中が鮭でいっぱいになると、雌鮭のお腹から卵を取り出し、精子をかけるそうです、見たかったな~。

昨年は、このプールの中に鮭が溢れていたのに、今回はゆったり泳いでいました。

後ろの大きい方が雄かな?

上流を目指そうと プールの柵をジャンプ!

ジャンプを繰り返す鮭たちの逞しい姿に感動です。

海向山2

2008年10月20日 | 函館

賽の河原駐車場から1時間程上ると一気に展望が開け、目の前に恵山の雄姿が現れました。素晴らしい眺めです!

さらに急斜面を15分上り、海向山山頂(570m)に到着です。頂上は広くて平です。

頂上からの山並も美しい。

少し移動すると、函館方面の海岸線も見えます。

椴法華方面の海岸線と太平洋。

10分程山頂の景色を楽しみ下山開始です。
海向山(手前の赤い平らな山)と恵山のツーショット。

登山道の紅葉

紅葉、黄葉、緑葉の登山道を下ります。

最後にもう一度振り返り、海向山とお別れです。

恵山の絶景を名残惜しみながら下山です。

海向山(かいこうざん)1

2008年10月19日 | 函館

恵山の外輪山の最高峰「海向山(570m)」へ初めて登ります。
賽の河原駐車場から出発です。

サラサドウダンツツジとエゾヤマツツジに覆われた海向山は、画像中央奥に見える山です。

紅く色づいたツツジも、今年は少し鮮やかさに欠けるようですが十分綺麗です。

振り返ると、紅葉の向こうに大好きな恵山が見送ってくれています。

彩りを楽しみながら整備されたコースを進みます。

木漏れ日の林も気持ちいい。

周遊コースの分岐点です。
ここから左回りコース(実際は右手の矢印の方)を進みます。(続く)

函館山山麓の花

2008年10月11日 | 山野草

立待岬の帰りに、函館山山麓で見つけたモミジガサ(紅葉傘)です。
葉の形がカエデ(モミジ)に似ていて、傘状をしている事から名がつきました。
新芽はシドケと呼ばれる人気の山菜です。

モミジガサ(キク科)の花は、このような管状花です。

こちらは、オクトリカブト(奧鳥兜)キンポウゲ科です。
トリカブトの仲間のうちで、もっとも毒性の強い種類だと言われています。

猛毒があると少し怖い感じがしますが、この美しい青紫色に心惹かれます。

立待岬

2008年10月08日 | 函館

穏やかな晴天に恵まれた5日、立待岬に出かけました。
いつもは強い風が吹いている立待岬ですが、珍しく風もまったく無く、観光客の方も景色を楽しまれているようでした。

遊歩道から海岸に下りてみました。
波も穏やかで、汐首岬や青森もくっきり見え、観光客気分で津軽海峡の景色を堪能しました。

ここにはコハマギクの撮影に来たのですが、岩場に来られるのもあと僅かでしょうか。

咲き残りのハマボッスを見つけました。
白い花と赤い果実、グリーンの葉が鮮やかでした。

コハマギク(小浜菊)

2008年10月07日 | 山野草

海岸の崖に張り付くように咲いていたコハマギク(キク科)です。

岩場の花のほとんどは既に盛りを過ぎていましたが、このコハマギクはとても綺麗な状態でした。
草丈は10㎝程と小さいのですが、花の大きさは4cm近くあります。
花が少なくなった時期に可愛い花に出会えると嬉しくなります。

駒ケ岳「火山勉強会」登山

2008年10月03日 | 道南

9月27日、火山活動の影響で1998年から入山規制されている駒ケ岳で、一般市民を対象とした「火山勉強会」登山が行われました。 7月にも行われたのですが、この時は抽選に外れてしまいましたが、今回抽選に当たり参加することができました。当日は、今シーズン一番の寒さで雨も降り出すという生憎のお天気の中、集合場所のグリーンピア大沼に到着しました。ここから送迎バスに乗り換え、6合目の登山口に向かいます。

駒ケ岳6合目の駐車場には、森町、鹿部町、七飯町、函館市、その他の参加者、ならびに気象庁、消防、自衛隊等の関係省庁の方々を含め総勢350人が集合し、いよいよ登山開始、駒ケ岳の頂上も綺麗に見えています。

函館市の参加者44名は最後尾です。

眼下には、大沼や横津の山並が広がっています。

約1時間で「馬の背」と呼ばれる火口原に到着です。
お天気が目まぐるしく変わり、山頂付近は風が強く、とても寒いです。

ここからはヘルメットを着け、噴火口近くを散策します。

火口原内には最も大きい昭和4年火口の他、複数の火口があります。
こちらは明治火口です。

いつも遠くから眺めていた剣ヶ峰が目の前に迫り、その姿に圧倒されます。

咲き残りのイワギキョウも寒さに凍えています。
山頂で昼食の予定が、突風と悪天候の為、急いで山を下りることになりました。
このような機会があれば、花の咲く頃、また登ってみたいと思います。

達磨大師とセンボンヤリ

2008年10月02日 | 山野草

トラピスチヌ女子修道院近くを車で通ると、目の前に巨大な像が見えてきます。
その正体は、どこかユーモラスな不思議な達磨大師像です。
この達磨大師像は大正時代後期に、斉藤キワさんが夫の死後、奈良の達磨寺と同じような像を作りたいと懇願し、昭和26年に完成した像だそうです。

達磨大師像の立っている小山には、センボンヤリの綿毛が沢山並んでいました。

センボンヤリ(キク科)は1年に2回花をつけます。春にはタンポポに似た花(白と紅紫)を咲かせ、秋には筒状花のみの閉鎖花をつけます。
綿毛が付いた長い花茎が並んでいる姿から、大名行列で槍の穂先に被せた飾りを連想させるセンボンヤリ(千本槍)の名がついたそうです。