花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

立待岬の花

2013年06月27日 | 山野草
スカッと晴れる日は続かず、午前中は濃霧、のち晴れといったはっきりしないお天気になっている函館です。
今年は暑い夏との予報ですが、今のところまだまだ大丈夫です。

さて、久し振りに立待岬に行ってきました。


立待岬の海岸です。濃霧のため海も空も灰色でぼんやりしています。


オオミミナグサが清楚な姿でお出迎えです。この花はあちらこちらで小群落を作っていました。


和紙で作られたようなしわしわ感がいい雰囲気のハマフウロです。ピンク色も可愛いですね。


同じピンク色でも、こちらの鮮やかなピンク色の花はハマナスです。


こちらの大型の花はその名もオオハナウドです。


海岸の岩場に咲くハマハタザオです。


こちらのねぎ坊主のような花はアサツキの蕾です。


今回のお目当ての花、エゾスカシユリです。


真上を見た立ち姿も美しい。


面白い姿の蘭

2013年06月25日 | 山野草
夕べのお月様は、まん丸でなんて大きなお月様だろうと思ったら、月が地球に最も接近する時と満月が重なる「スーパームーン」という現象だったらしい。見られて良かった良かった!

さて、今回はとても面白い蘭を三種紹介します。
希少種で、盗掘の恐れがあると思われたため、開花時期よりかなり遅れての投稿となります。


イチヨウラン(一葉蘭)です。
その名の通り、葉は根元付近に1枚だけつけます。


この花を見るとイカに似ていると思うのは私だけでしょうか。


こちらはソバカスのような斑点のない、すっきりとしたイチヨウラン。


こちらは初めての出会いのコアツモリソウです。
上から見るとこんな感じです。2枚の葉の下に垂れ下がるように咲いていて、顔を見せてくれません。


少し大きい株を発見。下からのぞいてみると、ぷ~っと膨れた花が見えました。指先くらいのとっても小さな花です。


やっと顔が見えました。クマガイソウに似た何ともユニークな下膨れ顔です。


こちらはスズムシソウです。色合いがかなり地味ですね。
唇弁の形と色あいがスズムシの羽に似ているところからつけられたようです。


スズムシに見えるかな?

大沼森林公園散策

2013年06月24日 | 山野草
今朝は霧と雲がかかり、昨日と同じような天候でまた晴れないの?と思っていましたが、徐々にお天気は回復し、初夏の爽やかな一日になりました。

さて、投稿がどんどん遅れ気味ですが、今回は緑が眩しい大沼の森林公園の様子を紹介します。


森林公園内は、いつ出かけてもほとんど人に会いません。この日も独り占め状態でした。
緑だらけの散策路を進みます。


見頃のコケイランがいっぱい咲いていますが、枯葉や草と同化して写真映りがイマイチです。


こちらも同じくとても分かり難いアオチドリです。


ユキザサがあちらにもこちらにもとユキザサ畑状態です。


ヤマシャヤク狙いでしたが、残念ながら花弁がはらりと落ちた花が多く見られました。


そんな中、丁度見頃のヤマシャクヤクに出合えました。恥ずかしそうにそっと開く姿がいいですね!


こちらもたくさん咲いていたクルマバソウです。


あちらこちらで見られたマイヅルソウの群生。


優しいブルーがお気に入りのワスレナグサです。

お気に入りの森へ

2013年06月23日 | 山野草
このところ空のご機嫌が悪い日が続いています。
そんなある日、お気に入りの森に出かけました。


大きなトチの木にたくさんの三角形の花が付き、遠くからでも目立ちます。
近づいて見ると、このような穂状になっています。


ピンク色の愛らしい蘭はノビネチドリです。


1cmに満たない見過ごしてしまいそうな小さな花はタニギキョウです。


シャクは風に吹かれてゆらーりゆらーり。


その名のとおりクルマバツクバネソウです。


薄暗い森でひっそりと咲くコケイラン。


ニシキゴロモの白花かな。

今回も目立たないけれどひっそりと咲く花たちにたくさん出会いました。

夕景

2013年06月22日 | 函館
今週は霧と曇りの日が続き、気温も低めの涼しい1週間でした。
明日から良いお天気になりそうなので、初夏の気分を味わえるかな~。

ある日の夕暮れどき


市内の海岸沿いを通っていると、丁度日が沈んでゆくところでした。
でも、雲がかかってしまい、こんな夕景に・・・

イソツツジ

2013年06月21日 | 樹木・園芸種
今日はようやく霧も晴れて、久々に青空が見えた函館です。

さて、真っ赤なエゾヤマツツジから何日も経たないうちに、次の花に会いに恵山通いが続きます。


恵山高原駐車場から、この雄大な噴煙を上げる恵山を見ることができます。
いつ来てもこの素晴らしい景色に感動します。


恵山高原に白い点々が広がっています。イソツツジが丁度見頃を迎えていました。


ごつごつした火山灰地に、この時期だけ舞い降りた天使のようです。


白い小花が集まってまん丸になり、とても愛らしいです。

恵山のツツジ

2013年06月19日 | 樹木・園芸種
相変わらず霧が立ち込める日々が続いています。洗濯物がじっとりして乾かないので困ります。

さて、投稿がかなり遅れていますが恵山のツツジを紹介します。


恵山の麓にあるつつじ公園です。
今年は花が遅れていたため、つつじ祭りは終了していましたが、まだこのように咲いていました。
自生するエゾヤマツツジが60万本程あり、園内や山肌を真っ赤に染めていました。


こちらはサラサドウダンツツジです。淡紅色の釣鐘形の花には縦筋が入っています。
鈴なりになるこのツツジは可愛くて大のお気に入りです。


山肌を染めるツツジの向こうに、恵山の一部が見えています。

海向山の花

2013年06月18日 | 山野草
相変わらず霧が立ち込める函館です。夕方から久し振りに恵みの雨となりました。

さて、恵山のイワカガミを堪能し、午後から海向山に向いました。


恵山駐車場から右奥に見える頂上が平らな海向山に向います。


ピンクのハクサンチドリが早速お出迎えです。


こちらは初めて出会いのユウシュンランです。


ブルーが綺麗なとても小さいフデリンドウを発見。


シラネアオイはそろそろ終盤でした。


こちらは久々の出会いのニシキゴロモです。


景色のよい所までやってきました、汐首岬方面の眺めです。


振り返ると正面に恵山の姿が・・・迫力がありますね。

イワカガミ

2013年06月16日 | 山野草
この時期、朝はほとんど霧が立ち込めて、乳白色の世界になっている函館です。

さて、投稿がかなり遅れてしまいましたが、恵山に咲く高山植物を紹介します。


マイブログではお馴染みの活火山恵山(標高618m)です。
今回はこの花に会いに出かけました。


今年は雪融けが遅れ、花時期も10日以上遅れていましたが、登山道脇にたくさんのイワカガミが元気に出迎えてくれました。


細かく裂けた花弁と光沢のある丸い葉が特徴です。


ピンク色の花が多いですが、白花も見つかりました。


オマケの画像は、コツバメと言う地味なシジミ蝶です。

ルイヨウボタン

2013年06月15日 | 山野草
久々に恵みの雨となった函館ですが、午後には青空が広がりました。気温も24度くらいと快適な陽気です。

さて、投稿が遅れ気味ですが、少し前に見つけた分かり難い花を紹介します。


緑色の葉に緑色の花なので、見過ごしてしまいそうなルイヨウボタンです。


撮影もピントが合い難く、風に揺れてなお大変でした。
地味な花ですが、何となく引かれる花なんです。

花沢温泉簡易浴場

2013年06月14日 | 温泉
午後から雨の予報でしたが、この時間になってもまだ降り出さない函館です。
明日の土曜日は午前中雨の予報ですが、今月に入ってから雨が全く降っていないので、恵みの雨になるのかな~。

さて、江差町から上ノ国町の温泉に向いました。


花沢温泉簡易浴場は初めての訪問です。こちらの入湯料はなんと200円なんです。


画像の内湯と露天風呂があります。清掃も行き届き、清潔な温泉です。

天かま

2013年06月14日 | グルメ
今日の函館は、お天気も良く気温も24度まで上がりましたが、湿度も低く風も少しあったので、とても過ごし易い1日となりました。
こんな日が続いてくれればいいのですが、明日からお天気が崩れそうです。

さて、江差でこんなお店を見つけました。


看板には、藤谷漁業部のまりちゃんの天かまと書いてあります。
天かまとは、天ぷらかまぼこ、または揚げかまぼこと呼ばれている魚のすり身で作ったさつまあげのことです。


お店の中には、無添加の手作り天かまが、並んでいます。
イカ、ホタテ、チーズ、野菜、プレーンの5種類です。早速買って帰りましたが、塩分控え目、歯ごたえバッチリの美味しい天かまでした!

海辺の植物

2013年06月12日 | 山野草
晴れて良いお天気が続いていましたが、昨日から風が冷たく肌寒さが戻ってきてしまった函館です。

さて、少し前に出かけた江差町の海辺の植物を紹介します。


漂流物が多く少し汚く見える浜辺ですが、ハマエンドウの鮮やかな紫色が広がっていました。


ぽってりと厚みがあり、毛が密生してビロードのような光沢のある葉の持ち主はシロヨモギです。


咲き始めのスナビキソウです。この花を目当てに出かけたのですが、まだほんの少ししか咲いていなくて残念でした。


筆のように見えるコウボウムギが一面にニョキニョキ。

レクの森2

2013年06月10日 | 山野草
爽やかな陽気が続く函館です。

さて、レクの森の続きです。地味な花たちが多いですが、一生懸命咲いている姿を紹介したいと思います。


咲き始めのノビネチドリです。


今回一番多く見られたユキザサです。線香花火のような可憐な花が気に入っています。


瓶洗いブラシに似ているルイヨウショウマです。


マムシグサとも呼ばれているコウライテンナンショウです。この時期の森林ではよく見かけます。


風に揺れてとても撮りづらかったズダヤクシュです。

レクの森

2013年06月09日 | 山野草
清々しい陽気が続く函館ですが、海霧の季節となり、朝夕は霧に包まれ乳白色の世界になっています。

さて、お天気の良い日に、厚沢部町にあるお気に入りのレクの森に出かけました。


途中立ち寄った厚沢部町の鶉ダム湖です。春紅葉とダム湖の水の色が綺麗だったので思わずパチリ。


レクの森に到着です。森林展示館で入山届けを出して出発です。


早々にエゾワサビがお出迎えです。


途中の展望台から見えた乙部岳


今回の目的の花ツバメオモトです。艶のある大きな葉と可憐な小花の対比が面白いですが、撮影は結構難しいです。


フイリミヤマスミレは初めての出合いです。


後ろに跳ね上がった距が特徴のナガハシスミレ、色合いも素敵です。


優しいピンク色のシラネアオイ


チゴユリはあちらこちらに咲いていました。


ツルシキミの花


タネツケバナの小群落

今回もたくさんの花に出合え大満足でした!