花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

センダイハギ

2008年06月30日 | 山野草

砂崎海岸を散歩していると、一面黄色の絨毯が広がっていました。
背丈がかなりあり、何だろうと思って近づくと、マメ科のセンダイハギでした。
こんなに群生しているのを見たのは初めてです。

草丈は40~80㎝、鮮やかな黄色がよく目立つ、蝶形の可愛い花です。


砂崎海岸

2008年06月29日 | 道南

森町にある砂崎海岸に出かけました。目の前に広がる太平洋はとても穏やかで、気持ちのいい景色が広がっていますが、ここは訪れる人もあまりいないようで、釣り人が1人いるだけでした。何が釣れるのか尋ねると、カレイ釣りだそうです。

海岸から見た、駒ケ岳と砂崎灯台です。
見慣れた駒ケ岳も森町側から見ると、別の姿を見せてくれます。
砂崎灯台は、道内でも珍しい、砂浜に立つ現役の灯台です。

海浜植物のコウボウムギ(弘法麦)、別名筆草です。

砂地に咲くハマニガナ(浜苦菜)です。

コケモモ(苔桃) 

2008年06月28日 | 山野草

同じく恵山で見つけたコケモモは、高さ5~20㎝のツツジ科の常緑小低木です。
楕円形の光沢のある硬い葉と、釣鐘型の愛らしい花が、枝先に数個下向きに固まって咲きます。

色は白色~淡紅色までありますが、ピンク色の花を多く見かけます。
秋には直径5-8㎜ほどの真っ赤な実をつけ、完熟したその実は甘酸っぱく、フレップと呼ばれています。


イソツツジ (磯躑躅)

2008年06月27日 | 山野草

満開のイソツツジが、恵山高原一帯を覆い尽くしていました。
イソツツジは、もともとエゾツツジと呼ぶべきところを、誤ってイソツツジと呼ばれたそうです。

登山道から下を眺めると、白い点々のようなイソツツジのお花畑が広がっています。

活火山「恵山」をバックにハイポーズ!

近くで見ると、白い手毬のような花です。

低地~高山の湿原、礫地、火山灰地などに生える草丈30~80㎝の常緑小低木(ツツジ科)です。花は球状に多数つき、花冠は5裂し、大きさは1㎝程です。

イワカガミ(岩鏡)

2008年06月26日 | 山野草

少し前に咲いていた、恵山のイワカガミ(イワウメ科)です。盗掘が多く見られる為、載せる時期を少し遅らせました。

高山や深山の草地や岩場に群生する常緑の多年草です。
草丈10~20cm。花の先は5裂し、先端は細かく裂けています。葉は丸く、光沢があります。岩場に生えることと、葉に光沢があることから名がつきました。

花の盛りは過ぎていましたが、あちらにもこちらにもと、沢山のイワカガミが咲き誇っていました。憧れの花に初めて出会え、その可憐な姿に感激しました。

サラサドウダン(更紗灯台)

2008年06月25日 | 樹木・園芸種

恵山のサラサドウダンツツジが、丁度見頃を迎えていました。

サラサドウダンはツツジ科の落葉低木で、高さは1~4mほどあります。
1㎝程の釣鐘型の花が、枝先に鈴なりに咲いています。

淡紅色に暗紅色の縦縞が、更紗模様に見えることからついた名です。
この可愛いツツジは、私の大のお気に入りです。

ジシバリ(地縛り)

2008年06月23日 | 山野草

イワニガナ(キク科)とも呼ばれていますが、細長い枝を出し、地面を覆い尽くす姿が、地面を縛っているように見えることからこの名がつきました。

草丈が5~15㎝の小型の多年草です。ニガナの仲間で、葉や茎に苦い味の白い液を含んでいます。花は茎の先に1~2個つきます。

タニウツギ(谷空木)

2008年06月22日 | 樹木・園芸種

この時期、山地を歩いていると、可愛いピンク色の花をよく見かけます。
タニウツギは、ウツギ(ユキノシタ科)という名前はついていますが、スイカズラ科の落葉低木です。幹が中空になることと、谷間に自生することに由来するようです。

高さは1~3m、花は葉の腋から2~3個ずつつき、長さ3㎝ほどのラッパ形で、先は浅く5裂します。

ピンクの花が枝にびっしりとつき、緑の葉にもよく映え、とても綺麗です。

ゼンテイカ(禅庭花)

2008年06月20日 | 山野草

別名エゾゼンテイカ、エゾカンゾウとも言われるユリ科の多年草です。
本州などでは高原で見られるようですが、北海道では海岸近くで見られます。

草丈は50cm~80cm。花は茎頂に数個つき、大きさは8~10cm程。花びらは6枚で、朝開花して夕方に閉じます。

黄橙色の鮮やかなゼンテイカは、咲き始めたばかりのようで、綺麗な状態の花が多く見られました。

ウマノアシガタ(馬の脚形)

2008年06月18日 | 山野草

ウマノアシガタが、キラキラ光る黄色の花を一面に咲かせていました。
日当たりのよい山野に生えるキンポウゲ科の多年草で、草丈は30~60㎝。葉の形が馬のひづめに似ていることから名がつきました。

別名のキンポウゲ(金鳳花)は、この植物の八重咲き品種に付けられた名前だそうです。黄色い花弁が光を浴びてキラキラ光るのは、花弁の下のデンプンを含む細胞層が光を反射するためです。