天気予報は見事にはずれ、曇りがちで肌寒く風の強い1日でした。それでも待ちかねた人々がカタクリの可憐な姿を眺めたり、カメラマンが盛んにシャッターを押したりと、薄紫に染まった森の散策を楽しんでいました。(4月28日撮影) この風景は、何度見ても感動します。 今年も見事に咲いてくれてありがとう!
天気予報は見事にはずれ、曇りがちで肌寒く風の強い1日でした。それでも待ちかねた人々がカタクリの可憐な姿を眺めたり、カメラマンが盛んにシャッターを押したりと、薄紫に染まった森の散策を楽しんでいました。(4月28日撮影) この風景は、何度見ても感動します。 今年も見事に咲いてくれてありがとう!
「わー、見事に満開です! 」 花も葉っぱも元気で、こんなに大きくなっていました。
雪融けと共に芽吹き、花を咲かせ、木々が緑を茂らせる頃には枯れてしまう早春の植物たち。カゲロウのように儚げな姿から、こう呼ばれるようになりました。
フクジュソウ(黄)・キクザキイチゲ(白)・カタクリ(ピンク)・エゾエンゴサク(ブルー)の春の妖精たちが織り成す4色のハーモニー。
秘密の花園へようこそ。
斜面をブルーに染めて、こんなにいっぱい咲いていました。
太陽をいっぱい浴び、きらきら輝いて、みんなとっても元気です!
エゾエンゴサク (ケシ科 キケマン属)
湿り気のある山林に生育する草丈10~20cm程度の多年草。 花の色は青、紫、紅紫、白など。 卵型の小葉の中心から高さ15~20cm程度の花茎を伸ばして、長さ2cmくらいの青紫の花を多数付ける。中国から薬用植物として入った。
枯葉の中で、木漏れ日に向かう純白の姿は、儚げでとても美しい。 雪融け後、木々が芽吹く前に現れる「白い妖精」。
アズマイチゲ (キンポウゲ科 イチリンソウ属)
山地の明るい林内に生える多年草。キクザキイチゲとよく似ているが、アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ、先は丸みがあって少し垂れ下がる。 花弁に見えるのは全てがく片で、8~13枚ある。
今まで気づかなかった、野の花たちの愛らしさに、すっかり魅せられてしまいました。それから幾度この森に足を運んだでしょう。今年もピンクの妖精たちが迎えてくれました。南側の日当たりの良い斜面では、こんなに咲き始めていました。 森の中に木漏れ日が射し込み、ピンクの花びらが輝いて見えます。
「う~ん、気持ちいい!綺麗に撮ってね」と、反りかえるお得意のポーズで決めてくれました。森がピンクの絨毯で覆われるのも、間もなくでしょう。
カタクリ (ユリ科 カタクリ属)
各地の山野に広く分布している多年草。発芽後7、8年で開花、その後は隔年で6、7回花をつける。淡い緑色で紫の斑点のある2枚の葉を広げ、4月頃に花茎の先に紅紫色で6弁の花をつける。花は下を向いて開き、花びらは後ろに大きくそりかえる虫媒花である。
湿原の春を彩る花たちとの出会いに、感激の1日でした。
エゾノリュウキンカ (キンポウゲ科 リュウキンカ属)
低地や山地の湿地帯に生える多年草。高さ50~80 cm。葉はつやのある腎形でフキに似ており、縁に荒い鋸歯がある。別名ヤチブキと称し、春の山菜として食される。
花は白色で、3枚ずつの外花被と内花被からなります。内花被の先は緑の斑があり、高さは10センチ程です。
山野のやや湿ったところに生える多年草。ロゼット状の根生葉の中心から高さ10~20cmの花茎を伸ばし、その先に総状の花を付ける。和名は、花を猩々(中国の伝説上の動物)の赤い顔に、葉を袴にみたてて付いた。
昨日の悪天候から一転、青空の函館ですが、風が強いため肌寒く感じます。
道端でよく見られる小さな花ですが、この鮮やかなコバルトブルーが魅力的!集まって咲くと見事ですが、こうして見ると一輪でもなかなか可愛い。周りの白い花はハコベです。
オオイヌノフグリ (ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 )
道端や畑で青い小さな花をつける越年草。ヨーロッパ原産の帰化植物である。花弁は4枚、葉は1-2cmの卵円形で鋸歯がある。フグリとは、果実の形が雄犬の陰嚢に似ている事からこの名前が付いた。ただし、これは近縁のイヌノフグリに対してつけられたもので、イヌノフグリに似た大型の植物の意である。
ミズバショウ (サトイモ科 ミズバショウ属)
水湿地に生えている、花茎の高さ20~30cmの多年草。白い花びらのように見える苞の中に、小さな花が密集した棒状の穂がある。葉が芭蕉の葉に似ているのでこの名前がつけられた。
花の形が踊り子のように見えます。
ヒメオドリコソウ (シソ科 オドリコソウ属)
ヨーロッパ原産の帰化植物。葉は対生し、葉柄があり広卵形。茎の上部には葉が密につき若い葉は赤紫色を帯びる。春に葉の脇に約1cmの紅紫色に花が輪状に付く。
黄色の星が、地面にいっぱい落ちてきたみたい! キバナノアマナ (ユリ科 キバナノアマナ属)
低地の明るい林床に生える多年草。葉は粉がふいたような白っぽい緑色。花の直径は2cmあまりで、6枚の花被片からなる。黄色い花を付け、花の形がアマナに似ているところから名がつけられた。 (4月8日 函館山)
ブルーが爽やかなこの花は、まだ草丈も10cmほどです。 色はブルーが多いようですが、パープル、ピンク、まれに白も見られます。 微妙な色合いが何とも魅力的です。
この花の形、クリオネにも似ているような気がするのですが・・・
(4月8日 函館山)
エゾエンゴサク(ケシ科 キケマン属)
湿り気のある山林に生育する草丈10~20cm程度の多年草。 花の色は青、紫、紅紫、白など。 卵型の小葉の中心から高さ15~20cm程度の花茎を伸ばして、長さ2cmくらいの花を多数付ける。中国から薬用植物として入った。