花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

最近出合った蝶

2010年06月29日 | その他
週末に比べると、気温も少し下がり、過ごしやすい1日になりました。
明日からお天気が崩れる予報、少し暑さも和らぐかな~。

花の撮影に出かけると蝶にもたくさん出合いますが、素早く動くのでなかなか撮れません。やっと撮れた蝶たちです。

キベリタテハ(黄縁立羽)
黄色の縁取りと、その内側に一列に並ぶ水色の斑紋が特徴のようですが、画像の蝶の縁取は白っぽく見えます。

モンキチョウ(紋黄蝶)?

クロヒカゲ
茶色で地味な蝶ですが、目玉模様が特徴ですね。
なんか他の虫も写っています。

6月の野山で出合った花

2010年06月28日 | 山野草
昨日の函館は29℃もありました!これには参りましたね、暑くてとろけそうでした。
今日の暑さは昨日とは違い、じっとりして梅雨って感じです。
北海道に来て数年経ち、体がすっかり道民になってしまい、暑いのを忘れていましたが、久々に暑い夏を実感しました。

今回は、先週の野山で出合った花を紹介します。

スイカズラ科のカンボク(肝木)です。
花はガクアジサイに似ています。中心部に小さな両性花があり、その周りを白い装飾花が取り巻いています。
とても綺麗なこの花を見るたびに、花嫁さんの髪飾りを想像してしまいます。

クマイチゴの花です。実は熟すと食べられます。

センリョウ科のフタリシズカ(二人静)です。
普通は名のとおり2本の穂を出しますが、このフタリシズカは穂を3~4本も出し、オオゼイヤカマシでした。

野原でよく見かけるシロツメクサ(白詰草)マメ科です。
子供の頃、この花で首飾りや髪飾りを編んだ事もありました。

バラ科のオニシモツケ(鬼下野)の咲き始めです。

白い花が続きましたが、こちらの元気な黄色い花は、バラ科のキジムシロです。

背の高い木を見上げると蕾がいっぱい付いていました。エゴノキ科のハクウンボク(白雲木)です。
ぶら下がるように咲いていました。いっぱい咲いたら見事でしょうね。

ラン科のコケイランは、あちらこちらでかたまって咲いていました。

こちらは、咲く準備中のベニバナイチヤクソウの蕾みです。

今回も色々な花に出合えた1日でした。  

バイケイソウ(梅草)

2010年06月26日 | 山野草
今日の函館の気温は28℃、まだ6月なのにとっても暑かった~。
道東の北見は37℃以上になり、熱中症で病院に運ばれた方も多かったようです。
でも夕方になると涼しくなるので、扇風機の出番もお風呂上りだけです。

早春の頃、縞模様の美しい若葉が目立つバイケイソウが、こんなに大きくなっていました。

草丈は、大きいもので150cmくらいでしょうか、バイケイソウの林になっています。

蕾は何度か見ているのですが、花を見るのは初めてです!
白地に淡いグリーンの爽やかな色合いがいいですね。

茎や花には細かな毛が和紙を契ったような感じで、何とも雰囲気のある花です。

ハクサンチドリとノビネチドリ

2010年06月25日 | 山野草
今朝は陽射しもあり、カラッとした爽やかな朝だったんですが、その後は曇り、突然の雨の変わりやすい1日になってしまいました。
天気予報も、冷夏から暑い夏に訂正になり、今年は天気予報の難しい年になりそうです。

ランの花が最盛期を迎えたので、この花たちに会いに行ってきました。

ハクサンチドリは、北海道では結構色々な所で見られる、ポピュラーなラン科の高山植物です。
白山で発見され、花の形が千鳥の飛ぶ姿に似ている事から名がつきました。
紫色の花が圧倒的に多いですが、ピンクや稀に白い花も見られます。

花の先が尖っているのが特徴です。

淡いピンク色も綺麗です。

こちらは同じ所に咲いていた、ノビネチドリ(延根千鳥)です。
小さな花が穂状にいっぱい付いて、とても豪華な大型のランです。

同じノビネチドリでも、こちらはかなり小振りですね。

ヤグルマソウ(矢車草)

2010年06月23日 | 山野草
午前中はどんよりした曇り空、午後からは雨も降り出し、蒸し暑い1日でした。
蝦夷梅雨真っ只中の函館です。

先週、ヤグルマソウの様子を見に出かけました。

既に盛りを過ぎ、ヤグルマソウ(ユキノシタ科)のお花畑も、咲いているのは残り僅かになっていました。

大きな5枚の葉が特徴です。
葉の様子を、鯉のぼりに添える矢車の形に見たてて名がつきました。

花をアップで見るとこんな感じです。
見た目はふわふわしていますが、6枚の花弁を持つ小さな花の集まりです。

海向山の花

2010年06月22日 | 山野草
相変わらず朝は真っ白の霧に包まれていましたが、霧が晴れるにしたがって気温もぐんぐん上昇(25℃以上はあったと思います)、照りつける太陽も真夏並の函館でした。

昨日の続きです。恵山のイソツツジを堪能した後、海向山に向かいました。

ガスのかかる恵山を背に、海向山へ向かいます。

登山道脇に咲く真っ赤なヤマツツジが、緑に中で彩を添えてくれていました。

足元にはハクサンチドリ(ラン科)がお出迎えです。

こちらはシロバナハクサンチドリです。
盛りを過ぎ大分くたびれていましたが、珍しいのでパチリ。

こちらの清楚な花はツマトリソウ(サクラソウ科)です。
花の先が7つに裂けています。

1時間程で海向山山頂に到着です。残念ながら、ガスで眺望はありませんでした。

6月の恵山の花

2010年06月21日 | 樹木・園芸種
雨がしとしと降る函館です。梅雨の無い北海道と言われますが、すっかり蝦夷梅雨の様相で蒸し暑いです。でも気温は22℃前後なので、本州に比べれば、かなり過ごし易いです。

そんな中、恵山に出かけましたが、海岸部から山にかけてガスで覆われていました。

恵山高原一帯は、エゾイソツツジが最盛期を迎えていました。
登山道脇もこのようになっています。

登山道から下のほうに目をやると、一面白い点々のエゾイソツツジで覆われ、それは見事です。

地面に這うように咲く、丸くて可愛い花です。

紅い蕾みも残る初々しい花、まるで花かんざしのようですね!

釣鐘形の可愛い花はコケモモです。

イワカガミの姿も。

恵山に多く見られるサラサドウダンツツジです。
高さが3~5mもある大型落葉樹で、秋には紅葉し見事です。
釣鐘形の花に紅色のすじがあり、更紗模様に似ていることから名がついたようです。

鈴なりに咲く可愛い花、大好きです!

イチヨウラン(一葉蘭)

2010年06月20日 | 山野草
この季節になると、毎日のように霧が立ち込め、もやもやしています。
洗濯物もカラッと乾かないし、じっとりとした暑さで、本州の梅雨時と似ています。

今回は、初見の花、イチヨウランを紹介します。
珍しいラン科の植物は、盗掘の被害に合いやすいため、生育地の場所などは差し控えさせていただきます。

初めて出合ったイチヨウラン、ヤッタ、ヤッターとかなり興奮しました!
名前のとおり、楕円形の大きな葉が1枚、根元の方についています。

じっと見ると、顔のようで何だか面白い姿です。
頭に3本のトサカのように見えるのは、がく片です。

タツノオトシゴやイカにも見えるなぁ~。
1度見たら忘れられない、何とも不思議な花です。

こちらは、紫の斑点が無い真っ白の花です。
上の花に比べると、インパクトが少々足りませんが、楚々とした美しいランです。
初めての花に出合えると、ちょっと得した気分になります。

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)

2010年06月19日 | 山野草
最近は、午前中は霧がかかり、午後から晴れてくるというパターンが続く函館です。

ブログのお仲間のこーさんに教えて戴き、沢山のベニバナイチヤクソウに会いに行ってきました。

林の中で、かたまって咲いていたベニバナイチヤクソウです。
その名のとおり、こんなに可愛い紅色をしています。
下向きに咲く、とっても恥ずかしがりやさんです。

こちらはうっすらピンク色をしています。丸い蕾がいっぱい付いて可愛いですね。
これだけ沢山のベニバナイチヤクソウを見たのは初めだったので、とっても感激しました!

砂崎海岸

2010年06月17日 | 山野草
午前中は雨の降り出しそうな曇り空でしたが、午後から晴れ間も覗いた函館です。風邪は大分良くなってきましたが、鼻水はどこからこんなに出るんだろうと、いつも不思議に思ってしまいます(笑)。

森町砂原地区の砂崎海岸に出かけました。

黒砂が美しい、砂崎海岸です。対岸は、お天気が良ければ室蘭が見えるのですが、この日は霞んでいて見えませんでした。

森町側から見た駒ヶ岳です。いつもの七飯町側から見るのと、随分違った雰囲気です。

駒ケ岳を背景に、マメ科のセンダイハギが咲き広がっていました。

海辺に生育するコウボウムギ(カヤツリグサ科)です。

マメ科のハマエンドウも、紫色の綺麗な花を咲かせていました。

ピンク色が可愛い、ハマエンドウのアップです。

キジムシロに似ていますが、こちらはエゾツルキンバイ(蝦夷蔓金梅)です。

塩性地の植物らしく、葉は光沢があり厚手です。

6月の森の花

2010年06月17日 | 山野草
今日は朝から雨の函館です。
久しぶりのまとまった雨に、野菜や花たちには恵みの雨になりました。

週末出かけた森の花です。

ラン科のギンラン(銀蘭)が沢山咲いていました。
花の状態も良く、どの花も綺麗でした。

アップで見ると、こんな感じです。
いつもは蕾んでいる状態が多いですが、しっかり開いています。

こちらもラン科のコケイラン(小蘭)です。
ラン科の花の最盛期でしょうか、あちらこちらで、まとまって咲いていました。

がく片と花弁は黄褐色で、白色の唇弁に赤い斑点がある美しいランです。

ヤマシャクヤクも何株か見つけましたが、もう少しで咲きそうなこの状態でした、残念。

黄色の花弁がキラキラ光るウマノアシガタ(キンポウゲ科)です。

花弁の下のデンプンを含む細胞層が光を反射するため、光るそうです。

チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)という、つる性の落葉樹です。 
雌雄異株で、この花は雄花です。    

香雪園散策

2010年06月16日 | 樹木・園芸種

今日も気持ちの良いお天気でしたが、私は風邪を引いてしまいました。
ゴホンゴホンとひどい咳、鼻水だらだら、おまけに頭痛もするといった最悪の風邪のフルコースです。明日から2日間雨の予報なので、おとなしくして週末に備えないと・・・

 さて、先週出かけた香雪園で、色々な木々の花を見つけました。

葉の中央に花を咲かせ実を付ける、面白い植物の正体は、ハナイカダです。
葉を筏(いかだ)に見立て、その上に乗る花や実を筏の上に乗る人に見立てたもので、1度見たら忘れられない花です。

雌雄異株で、こちらは小さな花を多数つける雄株です。雌株は花を1つだけ付けます。

こちらはミツバウツギ(三葉空木)です。  

こちらは初めて見たツリバナ(吊花)の花です。花は梅の花に似ていますね。花も実も名前のように吊り下がって咲いています。

木々の花も特徴があって面白いですね !

あべ吉

2010年06月14日 | グルメ
この季節、朝晩霧がかかり、街中もやっています。海霧と言うそうです。

さて、七飯峠下にある「あべ吉さん」に初めて行ってきました。

ここは以前違うお店がありましたが、あべ吉さんに変わっていました。

こちらは天ぷら定食(800円)です。
さくっと揚がった天ぷらはボリュームたっぷりです。
冷たい茶碗蒸し、酢の物、おみそ汁、お漬物がついています。

こちらは天ざる・蕎麦セット(600円)です。
↑の画像と天ぷらがかぶってしまいました。

食後にコーヒーと手作りプリン(キャラメル味)が運ばれてきました。
どちらのセットにも付いていました。
他には、トンカツや焼き魚、煮魚のセットもあり、500円~800円ぐらいです。

厚沢部の森に咲く花

2010年06月14日 | 山野草
今日の函館は、気温がぐんぐん上がり25℃の夏日でした。
車や屋外は暑いですが、家の中にいるとそれほどでもありません。
本州は梅雨に突入し、これから蒸し暑い日々が続きますが、その点、北海道は過ごしやすくていいですよ。

さて、厚沢部の森で出合った花たちです。小さな白い花が多いですね。

変わった名前の花、ズダヤクシュ(喘息薬種)ユキノシタ科です。
喘息や咳止めに効果のある薬草だとか。
葡萄に似た葉に、珍しい形の小さな白い花が沢山付いています。この花が、登山道脇にわんさか咲いていました。

糸状に飛び出しているのが花弁で、白く目立つのは萼片だそうです。

こちらはユキザサ(雪笹)ユリ科です。名前のとおり、雪の結晶のような美しい花です。

登山道脇で多く見られた、コンロンソウ(崑崙草)アブラナ科です。

こちらはラン科のノビネチドリ(延根千鳥)です。白い花が多い中、ピンクの花が目を引きました。

展望台の標識があったので見てみると、乙部岳が額縁に縁取られたように見えました。

森に咲く白い花

2010年06月13日 | 山野草
今日の函館は、真夏のような陽射しで暑かった~。

陽射しは暑くても、一歩森の中に入るとひんやりしています。
ひっそりとした森で、小さな白い花たちが、賑やかに出迎えてくれました。

チゴユリ(稚児百合)は、名前のとおり小さくてうつむき加減に咲く花ですが、さてこの花は・・・。

おや、ほとんど上向きに咲いていますね???

地面を埋め尽くすように咲いているマイズルソウ(舞鶴草)です。

艶のあるうねりの模様が美しい葉が目立ちます。
ツンツンした角が可愛い小花は、もっと愛らしい。