浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

父母に大恩受けし我なるに
報いきれなき我が身悲しも

「思いの中に生きる」より。

2016-03-28 00:31:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       恩師のご著書「思いの中に生きる」より


         亡くなった方に対する思い方


先の続き・・・

本当に亡くなった方のことを思い、その方を愛しているのであれば、
その人のためを思ってあげるべきですね。
亡くなった方のためを思って尽くすのが本当の愛です。
では、どのようにすればよいのか。
それは、自分も寂しいです。
しかし、亡くなった方の方がもっと寂しい。
それは考え方をちょっと変えればすぐわかります。
この世の中で、夫婦として親子として縁をいただけるということは、
最も縁が深いということです。

最も縁の深い者しか夫婦になれないし、親子になれません。
この世で最も縁の深い親しい者がこの世とあの世へ別れていくことは、
私たちの人生の中で最も悲しいできごとの一つです。
最も親しい人と別れなければならない。
これはお釈迦様もおっしゃっていますね。
いとしい者と別れる苦しみ。
憎い人と別れるのは、これはやれやれと思います。
いとしければいとしいほど、その別れは辛いものです。


             ~ 感謝・合掌 ~



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