
恩師のご著書「思いの中に生きる」より
亡くなった方に対する思い方
先の続き・・・
ところが、あの世へ帰ろうと思って
旅立とうとするのですけれども、
生き残った者が、「おって欲しいんや。
付いていて欲しいんや。私ら守って欲しいんや」
というような願いをしますと、
行こうと思っている人の足を引っ張る
結果になっているのです。
旅立ちの邪魔をしているのですね。
側に居て欲しいのは人情ですけれども、
言ってみれば自分の我欲です。
守って欲しい。付いていて欲しい。
寂しいから側に居て欲しい。しかし、
自分の我欲のために、
亡くなった方が迷ってもいいということは言えません。
自分のために大事な人を迷わしたら大変です。