浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-11-13 23:28:26 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


                   講演 八

「肉体保存のエネルギー源は万象を含め動物・植物・鉱物なり
                このエネルギー源に感謝の心を忘れず」

先の続き・・・

世の中には出すのは大嫌い、ポッケトのゴミを出すのも、
舌を出すのも惜しいというドケチの代表のような方があります。
これが肉体を頂いた人間の姿ですね。

肉体の欲に翻弄されているから、そういうことになるのです。
翻弄される度合いが大きい人ほど出すのは嫌い、
貰うのは大好きです。
逆に肉体の求めよりも内なる心の強い人ほど貰うのは嫌い、
出すのは大好きで、「そういうお気遣いはしないで下さい、
もう持ってこないようにして下さい」と言いましたら、
今まで以上に持ってきて下さるようになります。

「私のところにください」と言えば、誰もくれません。
昔から「くれ、くれ坊主にやりともない」と言う言葉がありまして、
くれと言うと、やりたくなくなるし、もう結構でございます。
これ以上ご迷惑かけたらいけませんと言うと、
これはもっとあげなくてはいけないということになるのです。

人様とのお付き合いは飽きられないように、
人様に負担をかけないようにするとです。
そうしますと、長いお付き合いができます。
厚かましい人がありますね。

法事などがありましたら、自分はもう吐くほど飲んで、
食べた上に、さらに残ったご馳走を紙に包んで持って帰るのですが、
ああいうのはほんとうに嫌いなものです。
しかし現実におられます。

子供の分だといって紙にご馳走を包んで帰る人が、
私の親戚にもおられました。私の母親は、
「大きくなったら、ああいう真似だけはしないでおくれよ」と、
私たちを躾けてくれました。
みっともないからああいう卑しいことはしないでくれと
言われた記憶があります。

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