浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

雲間より一条の光 天降り
目もくらみたり 黄金の海

報恩

2008-11-12 12:16:32 | Weblog

  ~ 恩師の御講演より ~


        「報恩」

   人は唯一人では生きられない
   仮に無人島に住したとしても
   そこには太陽の熱・光があり
   水があり・草木・森羅万象が共存している
   空気があり、その空気の中には
   人がそして生物が生きて行けるだけの
   適当な酸素が含有されている。
   この酸素の量が過多であっても過少であっても
   生命を維持することは何人たりともゆるされない。
   換言すれば 森羅万象の調和にささえられ
   生かされることによって
   私達は生きさせて戴いているのである。
   もしこれらのものが無かったら・・・を、
   一度 想像してみてください、
   太陽の熱・光、そして空気・水
   森羅万象すべてが有償であったとした場合
   あなた様がどれほどの収入を得ていたとしても
   たちまちのうちに破産してしまうでしょう。
   このことを考えた時、おのずと心に感謝と
   合掌の思いが出てくる筈です。
   これらの恩に報いる
   唯一の道は、
   森羅万象を生かし他を生かすことであり
   自分を取り巻く森羅万象への報恩であり
   他を生かし物を生かす報恩の行為しかありません。
   感謝とは報恩の行為があってこそ成り立つものなのです。


        ~ 感謝・合掌 ~




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