Iraqi Airways とIraqi Government の B747

1946年に運航を開始した Iraqi Airways は中近東で２番目に古い航空会社です。成田には1978年から1990年の間バクダッドからバンコクを経由して週１便飛んでいました。イランとの関係悪化もあり確か Iran Air とは就航日が重ならないようなスケジュールが組まれていたかな？
湾岸戦争やイラク戦争により壊滅的な被害を受け運航停止状態にありましたが、サダム・フセイン追放後の 2004年に新体制下で再出発しました。


B747-270C(M) YI-AGO "Euphrates"。





B747-270C(M) YI-AGN "Tigris"。
1976年6月導入の B7474 初号機です。



B747SP-70 YI-ALM "al-Qadissiya"。
カラーリングは Iraqi Airways と同じですが、こちらはイラク政府の所有機です。タイトルロゴが Iraq となっているのが相違点かな。







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Air Pacific の B747

フィジーのナショナル・フラッグ・キャリア Air Pacific。
1947年オーストラリア人パイロットによって設立された会社を起源としていて 1958年には Qantas が統合しフィジーやトンガ、西サモア、ナウル等南太平洋の７つの政府や TEAL（後の Air New Zealand）、BOAC（後の British Airways）が株主に名を連ねました。その後各国が自国の航空会社を設立し株式を手放し、1970年代半ば以降にはフィジー政府が筆頭株主となりました。
日本には 1988年に Qantas からリースした B747 で成田ーナンディ線で就航を開始しました。この時小生は外務省の大洋州課に勤務しており直接の担当ではありませんでしたが、Air Pacific のイノギュラル・フライトは今でも記憶に残っています。
成田線の週３便化や関空への就航と拡大してきた Air Pacific、2009年3月に日本路線から一旦撤退しましたが、2018年7月に成田線を復活しました（この間 2013年6月に社名を Air Pacific から以前の名称である Fiji Airways に変更）。


B747-123 VH-EEI "Island of Viti Levu"。









B747-238B VH-EBJ "Island of Vit Levu"。



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Emery Worldwide Airlines の DC-8

1946年に設立され米国政府から初の貨物航空会社として運航証明書を取得した Emery Worldwide Airlines。
その後 40年にわたって米国最大規模の貨物航空会社として事業を行っていましたが、機材のメンテナンス上の問題から 2001年に運航を停止しました。


DC-8-63AF N957R。



DC-8-63CF N959R。
黒煙が名物の PW JT3D-7(HK3) エンジンを搭載。







DC-8-73CF N792FT。
元 Flying Tiger Line の機体。エンジンが CFM56-2C5 に換装されています。







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EgyptAir の B747

エジプトの国営航空会社である EgyptAir は 1932年に Misr Airwork として設立された世界で７番目の長い歴史を有する航空会社です。1958年にエジプトとシリアの合併により United Arab Airlines（UAA）に変更、1961年の両国分裂後も社名は継続され、1971年に EgyptAir に変更されました。
日本へは UAA 時代の 1962年に就航を開始し、日本とアフリカ大陸が初めてダイレクトに結ばれました。2013年に成田と関西の日本線を運休しましたが、2017年10月に成田への定期便運航が再開されました。


B747-366(M) SU-GAL "Hatshepsut"。
２機が導入された B747-300 の初号機です。











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Cathay Pacific Airways の B747 ②

B747-400 の導入は 1989年9月から。
旅客型の商業運航の最終便は 2016年10月1日の CX543（HND→HKG）でした。


B747-467 VR-HOO。
-400 の初号機です。





B747-467 VR-HOR。
-400 からはエンジンにもカラーが入りましたね。





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Cathay Pacific Airways の B747 ①

航空需要拡大に合わせて L-1011 に次いで導入されたワイドボディ機の B747。成田線の主力機となりました。


B747-267B VR-HKG。
1979年7月に導入された B747 の初号機です。



B747-267F(SCD) VR-HVZ。





B747-367 VR-HOL。





B747-367 VR-HII。
こちらは 1985年6月に導入された -300 の初号機です。



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Cathay Pacific Airways の L-1011

英国統治下の香港で 1946年9月に設立された Cathay Pacific Airways。1950年代以降香港の地位の高まりから事業規模を拡大、英系財閥の Swire Group の資本を受けアジア有数のキャリアへと成長しました。
日本路線は 1959年7月に羽田に乗り入れを開始し、1960年代には大阪、福岡、名古屋等就航路線を充実させていきました。


L-1011-385-1 TriStar 1 VR-HHW。



L-1011-385-1-15 TriStar 100 VR-HHL。



L-1011-385-1 TriStar 1 VR-HOH。



L-1011-385-1 TriStar 1 VR-HHV。



L-1011-385-1 TriStar 1 VR-HOE。



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Canadian Airlines International の DC-10

CP Air（Canadian Pacific Air Lines）、Eastern Provincial Airways、Nordair、Pacific Western Airlines 等の統合によって誕生した Canadian Airlines International。 Air Canada に次ぐキャリアとしてカナダの航空産業を二分していましたが、1990年代後半以降業績が悪化し 2001年1月に Air Canada に統合されました。
日本へはカナダ太平洋航空（Canadian Pacific Air Lines）時代の第二次世界大戦後の早い時期から乗り入れを開始していました。


DC-10-30 C-GCPD "Empress of British Columbia"。
CP Air 時代の派手なカラーリングが残る機体。



DC-10-30 C-GCPC "Empress of Quebec"。



DC-10-30(ER) C-GCPI。



DC-10-30 C-GCPJ "Empress of Rome"。





DC-10-30 C-FCRD。



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China Eastern Airlines の BAe146 & A300 & A310

1988年に分割解体された中国民用航空総局（CAAC）の上海管理局を引き継いで誕生した China Eastern Airlines。旧民航系の航空会社の集約政策により 2003年までに China Northwest Airlines、China Yunnan Airlines、Great Wall Airlines、Wuhan Airlines を統合しました。


BAe146-100 B-2706。



A300B4-605R B-2306。





A300B4-605R B-2308。



A310-304 B-2304。
CAAC 時の機体はこちら。





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British Airways の B747 ②

1989年から導入が始まった BA の B747-400、日本路線にも早い段階で就航しました。
最終的に 57機を運航し BA は世界最大の B747-400 オペレーターとなりました。現在も 28機が残っていますが、COVID-19 の影響により全機がグラウンド状態にあり、2024年とされていた完全退役時期が早まる可能性が大きいようです。


B747-436 G-BNLM "City of Norwich"。





B747-436 G-BNLC "City of Cardiff"。





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British Airways の B747 ①

英国を代表するキャリアである British Airways。
BOAC（British Overseas Airways Corporation）時代の 1948年3月に岩国へ就航したのが日本路線の始まりで同年 11月には羽田に乗り入れを開始、1952年にはコメットでジェット旅客機での日本初就航を果たしました。
1974年 BEA（British European Airways）との統合を経て British Airways となり 1987年に民営化、1988年には British Caledonian Airways を吸収して世界有数規模のキャリアとなりました。


B747-136 G-AWNN。



B747-136 G-AWNH。





B747-136 G-AWNP。



B747-236B G-BDXL。



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Austrian Airlines の A310

1957年に Air Austria と Austrian Airways が統合して設立されたオーストリアのナショナル・フラッグ・キャリア Austrian Airlines。
欧州域内とニューヨーク線を主力としていた同社にとって初の本格長距離路線となった成田線の初就航は1989年と遅めで、ANA と Aeroflot との３社共同運航のウィーンーモスクワー成田というものでした。また、この路線は双発機による初めての日本〜欧州間定期旅客便でもありました。


A310-324 OE-LAA "New York"。
日本路線開設のために導入した A310 の初号機です。





A310-324 OE-LAB "Tokyo"。
2号機は東京の愛称がつけられていました。





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Asiana Airlines の B737 & B767

1988年に錦湖（クムホ）グループによって設立された韓国の民間キャリア Asiana Airlines。
同年末から国内線を運航し、翌年からはソウルー仙台で国際線チャーター便を、1990年には念願の国際線定期路線としてソウルー成田線を週５便で開設しました。
その後は大韓航空のライバルとして路線網を拡大しましたが、2015年頃から LCC との競争激化もあり経営が悪化し、2019年末に現代産業開発（HDC）と未来アセット大宇のコンソーシアムにより買収されることが決まりました。ところが COVID-19 の影響も加わり 2020年4月末には買収日程が無期限延期となり今後の動向が危ぶまれています。


B737-4Y0 HL7258。







B767-38E HL7264。





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Air Lanka の L-1011

1979年に国営の Air Ceylon を引継ぎスリランカのナショナルフラッグキャリアとして設立された Air Lanka（1998年に Srilankan Airlines へ改称）。
日本には1984年に L-1011 TriStar 500 を使って就航しました。


L-1011-385-3 TriStar 500 4R-ULA。
TriStar 500 の初号機です。





L-1011-385-3 TriStar 500 4R-ULB。
こちらは２号機。





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Air France の B747

1933年10月にフランス国内外路線を運航していた４社を統合する形で設立された Air France。
日本路線は 1952年にパリ - ベイルート - カラチ - サイゴン線を東京まで延長する形で開設されました。


B747-228B(M) F-BPVT。



B747-228B F-GCBA。



747-228B(SF) F-GCBF。



B747-228B F-BPVY。





B747-228F(SCD) F-BPVO。





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