2021.9.8(水)雨のち曇り
12:20ひるのいこい渥美のくんちゃん。通学路を歩いてみたくなった。
【竹内陶子の午後カフェ】
「ゴリラに学ぶ」
2時台は、アフリカでゴリラと暮らしたことのある、山極 壽一(やまぎわ じゅいち)氏のお話。
とても面白くてためになった。(もしかしたらテレビでも超有名?)
聴き逃しサービスで、また聴きましょう。
とても勉強になったので、即投稿。
読まれはしなかったが・・
今日のお便りテーマは「自分を動物に例えると」
トドとか猫、犬、牛、パンダなどなどいろいろとあり楽しかった。
大学教授への感想のお便りの最後に
「失言をしたことは何度もあったので、私は貝になりたい」と書いた。
えぇ?「貝になりたいという方も・・」と陶子さん。もしかしたら、私?
にこにこほっとさんの「私はなまけものです」というようなお便りがご紹介に。
スタジオの陶子さんは大盛り上がり♪(3:40頃)
ラジオネーム、らぶりーももちゃんのお名前も聞こえた。
※夜聞き逃しサービスを視聴
・まず最初は、ゴリラの鳴き方から。
・人間が分からなくなったから、ゴリラの研究を始めた。人間をいったん離れて、外から見ることで分かるかもしれないと・・(なるほど!)
・ゴリラはリーダーがいる。ボスではない。ボスは力で下の者を押さえつける。リーダーは、下の者から選ばれてみこしを担がれて、のっけられる者がリーダーと。リーダーは死ぬまでその群れのリーダー。猿のボスは強い猿が来ると去らなければならない。
・ゴリラから学ぶこと。保育園の遊びを例えに。初めからルールがあるわけではない。ルールがその場で生まれるもの。遊ぶためにはどうしたらいいかを、相手と一緒に考える。自然に遊びがわきあがってくるものが遊び。
遊びの本質はその場で生まれるもの。その中に自然に相手への配慮が生まれる。自分の中では相手をそそのかし、相手を気遣い。そうやってだんだん自分と違う仲間の在り方を知って行く。そして自分が相手にどう思われているのかなどを知って行くのなどなど・・・(なるほど!)
・ゴリラのリーダーは、子どもにも選ばれなければいけない。人間の家族の原型を考えさせられる。(猿とは違う)
・コミュニケーションが猿化していることに危惧を抱いている。
相手の気持ちを感じながら言葉だけでなくて、目を見たり身振り手振りでコミュニケーションがとれた。オンラインが盛んになってくると言葉にたよりきりになる。
どっちが優先されるか、どっちが勝ち負けなのかということが当たり前になる。
猿はそうだ。その方が効率的で楽。だって相手のことを考えなくてもいいから。そういうことで社会のルールが猿化している。
ゴリラは、お互いに強い弱いを簡単には決めない。じっと相手をみやって自分たちの状況を間をおいて考える。人間は猿化している。
身体はコミュニケーション。
相手を分かるためには、言葉は良いコミュニケーションではない。
「言葉をしゃべっていて、相手のことが分かりますか?」と山際さん。
・言葉って、裏腹なところがある。気持ちを伝え合うにはあまり適していない。
・意味を伝え合うことはできるが・・野生の動物は別に意味を知らなくてもいい。気持ちを伝え合っていればいい。仲間たちと共存
・言葉で人間は物語を共有したり、過去あったことの恨みつらみを伝えたり、将来のことを話し合ったりと、過剰なことを始めた。
・言葉は気持ちを伝え合うために、優れたコミュニケーションツールではない。だっていくら言ったって、自分の気持ちを伝えられないじゃないですか。(そう!そう!)
・言葉で自分の気持ちは伝えられない。自分だってわかっていないかもしれないよ。言葉で自分の気持ちなんて、説明できない。
・気持ちを伝え合うコミュケーションとして、言葉は失敗だった。
・物語を作るためには、言葉は非常に優れている。言葉は時間と空間を超える。見えない物を言葉で伝えて見せる。
・人参とジャガイモは、もともと違う物。それは当たり前のことだが、「これは野菜なんです」と言うと、同じものになってしまう。意味を伝えて価値を共有するには、言葉は適している。
・言葉は、世界を解釈するために、考えさせるための道具。だけど、気持ちを伝え合うための道具ではないということを、はっきりと認識した方が良い。
・それを最近間違えている。相手を理解しようと、何とか一所懸命言葉で伝えようと努力している。それはダメなんですよ。
・だって人間って言葉と裏腹。なんかすごく良いことを言っているけど、裏じゃ何を考えているか分からないと思う。ゴリラはそれがない!
・ゴリラは言葉を持っていないからね。示す態度がそのものが、ストレートに伝わっている。それが相手の気持ちなんです。
・言葉が裏腹だからこそ、相手のことが分からない。
・だから・・・相手を分かろうとしたら、ダメなんだよね。(そうだ!そうだ!)
・この人のことを分かりたいのに、分からないと悩む人がいるじゃない?わかんないのはわかんないから、悩んでもしかたないこと。
・言葉で傷つくことが、よくある。言葉って信用したらダメ。言葉って気持ちを表す道具じゃないから。
・面と向かっていれば言葉だけでなくて、顔の表情とかで分かる。手振り身振りで気持ちは表現される。人間はそれを読み取る力を持っている。
・ネットで言葉の暴力などあるが、言葉は気持ちを伝える道具でないと思って、相手にしない方がいい。
・人間は1万2千年前と体は同じなのに、情報通信機器が発達して、言葉が独り歩きして人々を無意味に傷つけている。そういう身体、心がミスマッチをおこしている。成人病などもミスマッチの結果なんじゃないの。
・人間の身体は、1万二千年前に、農耕始まって定住生活をする前の体をしている。1日に10キロ前後歩くようになっている。野菜を多く食べて、セルロース、植物繊維のたくさん入った食没をたくさんとって、ないぞうしぼうがたまらないようにできている。今の定住生活だとエレベーターに乗ってほとんどあるかない。
身体もそうだから心もそう。情報通信に慣れてない。それでミスマッチをおこして、成人病。無理やり人工的な環境に合わせようとして無理をしている。
・頭を使わずに身体を使え。
・相手と分かり合おうと思ったら、言葉で語りあうんじゃなくて、同じ時間を同じ場所で過ごせばいい。それがお互いに、一番わかりやすい方法。
・身体を共鳴させることが、共感のもと。
・共感するからこそ、お互いに自然に付き合える。共感ってそんなに簡単に、できない。われわれは今、言葉で文字で共感しようとしているけど、それはそもそも無理な話。
・われわれ人間は、身体を共鳴する時間がほとんどなくなっている。
・スポーツはいろいろ共鳴する一番いい方法。
・一番簡単なのが食事。そもそも、猿には一緒にできない。猿は喧嘩するから。
・ゴリラと人間は、勝ち負けをつけずに、仲良く食物をわきあいあいと食べることができる。
・食事は身体と心を両方とも共鳴する。
・食事は人間の信頼を作る大切なこと。