さすらいの青春(486)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
———————【486】———————————
Ma fiancée a disparu, me laisant dire
qu'elle ne pouvait pas être ma femme;
qu'elle était une couturière et non pas
une princesse. Je ne sais que devenir.
Je m'en vais. Je n'ai plus envie de
vivre. Qu'Yvonne me pardonne si je ne
lui dis pas adieu, mais elle ne pourrait
rien pour moi...
.————————(訳)—————————————
ぼくの花嫁はぼくの妻にはなれないと言い残
して姿を消してしまいました.自分はただのお
針子で、ぼくのプリンセスには、とてもなれな
いというのです.どうしていいのかがもうわか
らないのです.もはや生きる望みもありません.
ぼくはここを立ち去ります.願わくはイヴォン
ヌがさよならさえ云わないぼくを許したもうこ
とを.彼女にはどうすることも出来ないゆえに...
.———————⦅語句⦆————————————
couturière:(f) (女性の)婦人服仕立て屋、
(婦人服飾店の)縫子、お針子
princesse:(f) プリンセス、王女、王妃
vivre:(自) 生きる、暮らす、やっていく
pardonne:(直現/3単) < pardonner (他) ~を許す
adieu:[間投詞] さようなら (永の別れの時に使う)
これでお別れです.
また明日会えるような時はau revoirを使う.
pourrait:(直半過/3単) < pouvoir (他)
————————— ≪構造≫ —————————————
ne ...que はいつもいつも「~しか…ない」ではない.
que がsavoir の目的語になっている場合注意が必要.
Je ne sais que devenir:
どうなればいいのか、わからない
Je ne sais que faire.
何を[どう]すればいいのかわからない.
————————— ≪文法≫ —————————————
【Que + 接続法】
Que + 接続法は<要求話法>とも呼ばれ、願望、要求、
祈願などを、神、あるいは不特定の第三者に
「願わくは~せんことを」と発する叙法.
ここでは「どうかイヴォンヌがいとまごいさえしない
ぼくを許したもうことを」と特定しない誰かに言って
いる.
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