さすらいの青春(538)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
———————【538】———————————
Il y eut un court silence et mon père
commençait à dire que « c'était sans dou-
te... », lorsque, tout juste sous la fenêtre
de la salle à manger, qui donnait, je l'ai
dit, sur la route de La Gare, un coup
de sifflet partit, strident et très prolongé,
qui dut s'entendre jusque dans la rue de
l'église.
..————————(訳)—————————————
一瞬、沈黙の間がありました.父は言い出そう
としました、「これはきっと...」.そのとき、
前に言ったように食堂の窓は駅への街道に面して
いたのですが、その窓の下でヒューっと甲高く、
かなり長い間、指笛が発せられました.おそらく
通りの教会まで聞こえていたに違いありません.
———————— ⦅語句⦆————————————
coup:(m) 打つこと、一撃、打つ音、鳴る音
sifflet:(m) 口笛、のど笛、笛、ホイッスル
partit:(直単過/3単) < partir (自)
strident, e:[ストリダン, ダーント](形) 甲高い、鋭い、
prolongé:(p.passé) < prolonger
dut:(直単過/3単) < devoir
s'entendre:(pr) 聞こえる、聞かれる;
Sa voix s'entend de loin. /
彼(女)の声は遠くからでも聞こえる
—————————≪付け加え≫————————————
sifflet:翻訳書では「口笛」と訳されていましたが、
よほど上手な吹き方をしないと、強く遠くへは鳴ら
せません.ここは指笛のはずです.辞書にはありま
せんでしたが...
La Gare:「駅」と訳していましたが、どうやら、
「駅への街道」とするべきだったようです.訂正
させていただきました.翻訳書では
「ラガール街道」としているものもありました.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます