ハイジ(116)
———————【116】—————————————
„ O Großvater, das war so schön ! “
rief sie, noch bevor sie bei ihm war.
„ Das Feuer, und die Rosen am Felsen,
und die blauen und gelben Blumen, und
sieh, was ich dir bringe ! “ Und damit
schüttelte Heidi ihren ganzen Blumen-
reichtum aus dem gefalteten Schürzchen
vor den Großvater hin. Aber wie sahen
die armen Blümchen aus ! Heidi erkannte
sie nicht mehr. Es war alles wie Heu,
und kein einziges Kelchlein stand mehr
offen.
.————————(訳)——————————————
「おじいさま、ああ、本当に美しかったです
わ!」 まだおじいさんのところに着く前にハ
イジは叫びました.「夕日の火と岩山のバラ、そ
れに青や黄色の花、その花、私が摘んできたも
のを見て下さいな.」そう言ってハイジはたたん
でいた前掛けを広げて、溢れんばかりの花をおじ
いさんの前で振るい出しました.しかし花は何と
みすぼらしく見えたことでしょう! ハイジには
もはや花なのか何なのか見分けがつきませんでし
た.すべてはまるで干し草のようでした.そして
もはやわずかのうてなも開いていなかった.
————————《語句》——————————————
der Großvater:[-s/-väter] 祖父
rief:(過去) < rufen (動) 呼ぶ、叫ぶ;
rufen——— rief ——— gerufen
bevor:(接) ~する前に
das Feuer:[-s/-] 火
der Felsen:[-s/-] 岩塊、岩壁
die Rosen am Felsen:岩壁に咲く薔薇
damit:それとともに(それらの言葉とともに)
die blauen und gelben Blumen:青や黄色の花
schüttelte:(過去) < schütteln (動) 揺さぶる
das Blumenreichtum:花に溢れていること
gefalteten: < falten (動) (4格を)折りたたむ
(4格に) しわを寄せる、
das Schürzchen:(縮小辞付き) < der Schürz
der Schürz:[-(e)s/-e] (職人がするような
大きな) 前掛け
ここではchen がついているので
子供用の前掛け
arm:(形)❶貧しい、❷かわいそうな
en は弱複1格語尾
das Blümchen:[-s/-] 小さい花
aus/sehen:~のように見える
erkannte:(過去) < erkennen (...⁴を)知覚する、わかる
認める、識別する、見分ける
das Heu:[-(e)s/] 干し草、まぐさ
einzig:(不定形容詞) 2, 3 の、いくらかの
Kelchlein:der Kelch [-(e)s/-e] [植] がく、うてな
stand: (過去) < stehen. stehen + 形容詞:~の状態である
否定辞 + mehr: もはや~ない
offen:(形) 開いた、開いている
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます