𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
さすらいの青春(343)
.——————————【343】————————————————
Meaulnes entendit craquer une allumette.Celui
qui avait parlé le dernier, et qui paraissait être
le chef, reprit d'une voix traînante, à la façon
d'en un fossoyeur de Shakespeare:
« Tu mets des lanternes vertes à la chambre
de Wellington. T'en mettrais aussi bien des
rouges... Tu ne t'y connais pas plus que moi ! »
————————————(訳)——————————————————
モーヌはマッチを擦る音を聞いた. たった今発言し
ていた者がどうやらボスらしかった.そしてシェークス
ピアの劇に出てくる墓堀人のように、長引かせた声で
言葉を継いだ.
「君は緑色の角灯をウェリントンの部屋に設置してお
くんだ. そして同じく赤い色の角灯もいいかもな.君は
こういうことは僕よりは詳しくはないんだな.」
.———————————《語句》——————————————————
traînante:(形、p.pré) < traî ner (他/自) 引く、引きずる
引っぱる、連れ回る
(自)ぐずぐずする、散らばっている
à la façon de: ~のやり方で
fossoyeur:(m) 墓堀人
Shakespeare:(人名) シェークスピア (英国の劇作家)
(1564-1616)
(覚え方:人殺し[1564]の話を色々[1616]作った人)
(徳川家康[1542-1616]と同じ年の没)
家康は幼少期よりあちこちに預けられ大人になって
からも秀吉に配置変えされ、最終は駿府に落ち着い
た.(引っ越しに[1542]いろいろ[1616]苦労した人)
reprit:(3単単純過去) < reprendre (他) 言葉を続ける
lanterne:(f) 角燈
Wellington:(人名) ウェリントン
——————————— ≪文法≫ ————————————————
T'en mettrais aussi bien des rouges... :
君はそれを赤い色のもので設置してもいいだろう.
mettrais はmettre の条件法2人称単数.これは過去未来
という時制で、少しばかり「命令」がまざっています.
英語で言えば、You may set them in red as well. それを
赤い色で掛けてくれてもいいぜ.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます