おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

母と美術鑑賞。爆。

2013-01-17 20:18:33 | 日々喃々
久しぶりに、資生堂アートハウスへ。

お天気よかったので、実母とお墓参り行ったついでに。

無料なら、どこでもおでかけ大好きなのは、血筋らしい。


前期の磯井正美は、年内に終わってたのね。残念。

版画・パステル・水彩のコレクションとのこと、

美術オンチの母連れだから、親しみやすい絵でよかったわ。

まだ開催したばかりなので、ゼヒ。3月24日までです。


久しぶりに母とでかけて、感じたこと。

こどもに還ってる・・・。

ボケてるわけじゃないけどね。

急いでないのに、せかせかと早歩き、

絵の1枚ずつに「わ~~細かい!」「全然わかんないわ~」

心の声全開。ひらきっぱなしですよ。

笑ったのは、ピカソのハトのスケッチを見て、

「あ~これ、私の知ってるピカソ?」って、つぶやき。

「知人だったんかい?」と心で爆笑。


現代美術の油絵の大作画とタイトルを見比べながら、

「コレ、なんで『安らぎ(のようなタイトルだった)』なの?

 このボツボツの模様・・・ああ畳?畳に寝転がってるってこと?」

自問自答。

美術品みるより、母のコメント聞いてるほうが、

ずっと印象的だって。


私も全く詳しくないけど。好きなものはじっくり。

小村雪岱の日本画の小品は、

静かで古風なんだけど、見飽きない。

細部の緻密さ、余白の処理の仕方、全体としてのバランス、

見所が多いからかな。


資生堂のデザイン画の主導力、山名文夫のイラストもおしゃれで、

品があって好きです。

過分でないない線が絶妙。

知識がなくても、寛げて聴けるジャズのような心地よさ。


「ハーブ&ドロシー」を観てから、有名だからではなく、

好きなものをより長く眺めるようにしてみたよ。

それでも、やっぱりピカソ。

ピカソのたぶん3秒で画いたと思われる

オリーブの小枝(に見えないんですけど)をくわえて飛ぶハトのスケッチ。

ニヤリさせられる。

本当にこどもが描いたみたいな迷いのない線。

手のひらを包み込んでつくった鳥のような。

柔らかい。幸せな。温かい。

カタチではなく、ココロが伝わる。


なんでも観てやろう。

関わらなければ、存在しないも同じなのだから。

MOTTAINAI。