http://www.nhk.or.jp/manben/shimizu/
ギャ〜と叫びつつ、ため息をついたヒトが多かったに違いない。
清水玲子先生といえば、青年漫画バリの特異なテーマに、美しい少女漫画絵の粋!
美しく、描き込み過ぎない風通しのいい絵だからこそ、重いテーマでも読めるのか。納得。
今回の主題は、作話じゃなくて絵なんですね。
ペン入れのすっすっすっーという音に始まり、その音に終わる番組。
描く描く描く。ひたすら描く。
ネームですら作品レベルなのに、こんなにうまい人でも、自分が納得するまで裏返し表返し、何度も何度も何度でも描き直しをするんだー。
努力というより、せずにはいられないんだね。
もっともっとうまくなりたいという欲望!
浦沢直樹さんも天才だけど、それでも漫勉するたびに、他の作家に嫉妬して、さらに高みを目指さずにはいられないんだろうな。
番組はもちろん録画してたんだけど、リアルタイムにテレビの前に直立不動で見惚れてしまいました。
今同時代に、天才たちのワークスを味わえるとは、なんたる僥倖。
見逃した方、清水玲子先生を知らない方、漫画に興味のない方も再放送を息を止めて見るべし。