「あじさいの山寺」三光寺から、北側の山を一つ越えて、清流が美しい板取川の流域にやって来ました。ここは岐阜県関市板取です。
●モネの池
ここに根道(ねみち)神社があって、その神社の石段の下に小さな池があります。池にスイレンが植わっていて、その光景がモネの「睡蓮」に似ているということで、SNS等で「モネの池」と話題になりました。
行ってみると、今回は運よく駐車場に入れました。歩いて近づくと、確かに小さな池がありました。のぞき込むと、スイレンの花は咲いていませんでしたが、水は透き通っていて、泳ぐコイの姿がよく見えました。写真を撮ってみると、
「ほっ、絵になる」
目線を上げて撮影すると、
「あっ、橋にワンちゃんがたたずんでいる!」
三光寺のアジサイに続き、「モネの池」でもスイレンの花を見ることができませんでした。がっかりしたら、急にお腹がすいてきました。
●鮎や
「モネの池」から板取川沿いを下流に向かって走っていたら、「鮎」の文字が目に飛び込んできました。急停車し、駐車場にイン。そこは「鮎や」という庶民的な鮎料理店でした。
店員さん 「川が見えるテラス席は、コース料理になります」
への次郎 「いや、店内のテーブル席でお願いします」
迷うことなく、即答。でも、テラス席が気になって、気になって。で、窓越しにのぞくと、
「ほ~っ、下の清流がよく見える。川床風だね」
鮎の塩焼き付き定食を注文。そのうち、いい香りがしてきて、出てきた出てきた。
「えっ!! 若鮎がデカい!」
「いただきます」を言う間もなく、鮎の塩焼きに手が伸びました。串をつまんで、箸で身を丁寧にほぐし、はらわたを口に入れると、
「にがい! うまい!」
今年初めての鮎でした。満足、満足。