妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

一年前の記事を読み返して…アルツハイマーと宝くじの夢

2015-12-12 13:43:43 | よりみち

 

 
アルツハイマーと宝くじの夢
 柿の色と琵琶の色 私には落ち着かされる色です…琵琶は今の時期花を付けてますPM15:00 当地の天気 7℃ 晴れ時々曇り 今日の昼食介助記...
 

一年前の12月9日の記事の中で、私の妻に食べさせているところを見ていた90歳半ばの新しく入居した御婆さんがよっぽど気になるのか・・・

「眠ってたべている・・・。」 「黙って食べている…私の声掛けに何も答えないで…」と、言ったので「起きているよ、目が開けられないの…。」と言うと

妻は、はっきりとした声で「うんっ・・・。」と声を発した。

 

何か月ぶりか?と記載されています。

この記事を一年ぶりに読み返して気が付いたのです

一年以上前から私の問い掛けに…食介しながら毎回何回も…ほとんど返事はないが…。

職員さんと話をしている時、話を聞いていて内容が分かるかのように「ウン!!」と声を出して頷いたことが何回かあったのです。

 

この一年前の記事を読み直して初めて気が付いた

毎回の面会で職員さんは「私が来たのが表情で判ります」と言われますが、私は「完全に私のことは分かってないと思う。」と答えています。

 

妻の場合はアルツハイマー病のせいで【私を伴侶だという事実】が記憶から消えてしまった。

こう解釈して自分を納得させます。

 

誰よりも私の記憶が忘れるはづはないと思っていたのは私の思い上がりだった。

これはアルツハイマー型認知症のせいだと思うしかない・・・。

妻の現状は「感情と心」 残っていても表現する機能が働かないだけなのか?・・・解からない・・・邪念かも?

 

 


 


イカ人参造りに挑戦(再挑戦)

2015-12-05 22:23:52 | よりみち

イカ人参造り(2)

妻が健在の頃よくイカ人参を造っていた。

 

妻は県北生まれなのでイカ人参にはヒジキを入れるのだと言っていた。

郷土料理だと言っていた。

 

スーパーで求めた物は、どれもショッパくて口に合わないので自分で造ることにしたのです。

一回目の出来味は、みりんが利きすぎ、砂糖入れすぎだった。

イカは、切りするめ、人参は短人参だった。

 

妻は確か、するめはハサミで切って、人参は長人参を使っていたので私も同じ造り方にしてみた。

みりん、しょうゆ、水、砂糖を煮沸して、みりんの揮発臭を消しただし汁を造った。

 

はさみで切ったするめイカ、刻んだ長人参を入れ半日後食してみると「これはいける・・・」と納得できたので息子に味見してもらうと「この味だ…」とお世辞の言葉を貰ったが、本当に自分でも上出来だと思った。

 

ミソは切りするめの「太さ」と長人参を使うことかも?

 

妻を目の前にしても聞くことが叶わない…もどかしい

私が試行錯誤を繰り返すなか妻も一緒に手伝っていたのかも?(テレパシーで)

 

妻の味になったと思う!!

今日これから5回目のイカ人参造りに挑戦!!

 


イカ人参造りに挑戦

2015-11-18 22:30:24 | よりみち

近所の畑で 葉物野菜です

同じ畑にて

インフルエンザの流行の季節を迎えて施設は面会規制となりました。

去年は一か月以上続いたが今年は今からでは相当長期間になりそうです。

仕方ありません。食事介助だけがコミュニケーションだった・・・。

 

意思の疎通は出来ないし私を認識出来ない状態ですが、思いや、伝えたいことが無言でも伝わっている様な気がするのです。

直接対面しなくても思いは伝わっていると信じて規制解除を気長に待つことにします。

 

この時期になると毎年妻はイカ人参を造っていた。

イカ 人参 ひじきが材料

ひじき入りはスーパーに無い。

スーパーで求めるものは口に合わない。

ので、自分で造ってみることにした。

 

まず試にイカ 人参 ひじき みりん 醤油 砂糖 七味唐辛子で分量配合は適当に。

今日、一晩経ったので食してみると、砂糖は入れすぎ、醤油は少な目、七味は利きすぎだった。

再度挑戦してみるが妻に食べてもらう方法を施設の職員さんと相談しようと思う。

調理の面白さを発見!!

 


一年前の記事の感想・・・妻も私も幸せかも!!

2015-11-10 19:44:58 | よりみち
 
今日は施設の芋煮会だった

アルツハイマー型認知症で特養に入居している妻の三日ごとの昼食介助に行ってきました 今日は好天で行楽には最高の天気です!! 施設に向かいながら 妻...
 

 

一年前のブログを振り返って

当日の昼食訪問時は芋煮会だった。

食事介助の模様は今日と全く同じで目は瞑ったまま、声は発せず、声掛けにも反応せず、ただ口に運んだスプーンの食べ物に何でも口を大きく開けて食べる様は機械の動作そのものです。

 

たまに、回転が遅かったり止まったりすることはあるが、一年以上あまり変わりはない。

 

万が一の奇跡(回復)など絶対に起きる筈はないと自覚できるようになったこの頃は、3日毎の食事介助が無事に終わると安堵します。

3日毎の面会が私の体調を調えている様だ。

 

意思の疎通が出来なくても、口に運んだスプーンに反応して、なんでも食べてもらえるのが、唯一のコミュニケーションです。

 

振り返ってみると、妻の体調はこの一年間で特に症状が悪化したとは思えない。

徐々に老衰が進んでいるようだ。

 

「幸せ」とは 私の解釈

私の人生は不幸なのだと今は思っていないので、「幸せ」の真っただ中に居ると思ったり、妻も何の心配事も覚えず「幸せ」なのかも・・・。

 

明日は面会日です。

 

 


気になる木を見つけた

2015-11-04 21:24:15 | よりみち

家からそう遠くない所に(郡山分)目立たない小さな公園があります。

サクラの名所です樹齢500年以上のヒガン桜があります。

 

公園に続く雑木林は、かなり高い木々でうっそうと茂っている中に気になる高木と蔓性の太い木があります。

この木に巻き付いて、てっぺんまで伸びている様は威容です。

どう見ても巻き付いている太い蔓は木に見える。

どちらの木も落葉中なので葉の形が分からない。

来年花が咲くのか楽しみだ。

 

今までにこのような豪快な光景は見たことがないです。

太い木は直径70㎝

蔓の木は直径40㎝

高さは20メートル位

奥にもありましたが暗くて薄気味悪いです・・・。