妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

意外な出来事…今回限りか!?

2015-07-06 16:08:13 | アルツハイマー型認知症

施設の帰りに紫陽花寺に寄ってきました・・・去年は7月20日頃行ったと思う

 

昨日、特養入居中の妻の3日毎の面会に行って来ました。

アルツハイマー病を発症して12年(認定されてから)現在は全介助、目は瞑ったまま、声は発しない、

意思の疎通は出来ません。

私を認識出来ません。

 

昼食介助で、口に運んだスプーンに反応して口を開くのみが唯一のコミニュケーションです。

最近は車椅子に真っ直ぐに座っていられなくてパッドをあてがっていますが、昨日は身体が傾くことなく

真直ぐに座っていた。

首もしっかり座っていた。

 

表情は目は瞑ったままだが精気を感じた。

もう、少しでもの回復は見られないと思っていたが・・・?

スプーンで口に運ぶごはん・おかずマイペースでよどみなく食べていた。

 

このとき、職員さんが「今朝、血圧が低めだったです。87だったです」 「いつもは100~110です」

と言われた。

 

今までになく体調が良く 首を左右に振ったり、あくびをしたり、2年前くらいに戻ったようだった。

ここでまた、わけもなく、つまらぬ妄想が湧いてきた・・・。

 

アルツハイマー病に侵され破壊されて僅かに残った脳ミソは血圧が低めだと働き始めるのか?

何も考えてないのに、頭の中を勝手に過ぎったのです。

 

このとき、いつか試そうと思っていたことを思い切って実行してみた。

私の問いに、解っているが、声も出せない、目でコンタクトも出来ない、表現する手段がないから?

しかし、口を開くことは出来る・・・!!

この体調の良いこの時だと実行してみた…。

 

妻は、自らの左手を右手で握っています。

私は、その上から右手で力を強めて「誰だかわかっているよね!わかったならば口を開けて!」

と握ってみた… 2~3秒おいて

又言ってみた・・・。

何の反応も何の変化もなかった

ヤッパリ これがアルツハイマー病の最重度の現実なのだ

ヤッパリ こんなことは試すべきではなかった