曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

ホッと一息・・・

2020-07-20 | 絵  ②スケッチ

買い物帰りに、スタバに寄ってコーヒーを一杯。 お昼はとうに過ぎてしまっていたので、ついでに軽くランチもかねて・・・ 目の前に緑が広がるこのお店は、疲れた時などにふらりと寄りたくなるお店です。 コロナ対策で客席も半分くらいになっている上にお客も少なくて、ゆったりとした空間が広がっていました~~

先週は嬉しいことが重なって、幸せ気分一杯だった反動なのか・・・なんだか気が抜けています。 無〇良〇のお店が入っているモールには映画館もあって、ここで時々映画も楽しんだりするのですが、コロナが怖くて映画もパス・・・ で、昔の思い出スケッチを一枚。

 

 

「クレーマークレーマー」以来この人のファンでした。 

この人?・・・お分かりいただけるでしょうか

 

 

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いまが大事・・・

2020-07-18 | 絵  ③アレコレ

ムサビで学び始めた頃、3.11の大震災の爪痕が各地に生々しく残されていました。 私の近所でも土地の液状化で家が傾き、住めなくなった人たちが大勢出ました。 我が家はどの部屋も窓枠下の壁紙に大きな亀裂が走りました。

その頃、ムサビの造形基礎Ⅲの課題で、自分の中の思いをデザインして描け(多分そういう課題だったと思います💦)というものがありました。 デザインなどと言うものは全く考えたこともなくこれまた大変困惑しましたが、被災地へのエールを込めたものにしたい・・・と考えました。

緑が萌え、蘇った大地に人々のいつもの平和な生活が戻っている・・ そんな希望を届けたくて描きました。 

現在の不気味に増え続けるコロナ感染に加え、これまでに経験したことのないような大雨の被害に生活のすべてを奪われた方々に向けても、この絵に込めた祈りが届きますように・・・

 

夕暮れ

カラスが

ふたこえ みこえ 鳴いて

夏の日が 暮れていく

 

美しいひとが

美しい花のこころを

うつしている

 

夕やみが

そこだけを

あかるく残したまま

しずかに あたりを

うめていく

 

かいまみた 現代の浮世絵

                         高田敏子

 

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秋田からおふくろの味♡

2020-07-16 | 絵  ③アレコレ

秋田の郷土食「笹巻き」が届きました~~  秋田のブロ友さんからの思いがけない贈り物でした。 彼女が手作り笹巻きの作り方を教えてほしいと頼まれて、9名の人たちに教えに行くことは、彼女のブログで知っていました。 美味しそう・・・とコメントを入れましたが、まさかその手作り笹巻きが送られてくるとは思ってもみないことでした。

彼女は昨年も笹巻きの記事を書いていて、その時はクマザサを取りに行くのに、クマに出会わないか心配しながら一人で行ったことを覚えています。 今年は友達と一緒だったようですが、もち米を包むササを準備するところから始まる笹巻き作りは、とにかく手間ひまが掛かりそう・・・

笹の葉を三角形にした中にもち米を隙間があるくらいに詰めて(詰めすぎるとふっくらと仕上がらない)タコ糸でしばる。 縛り方にもコツがあり、どの部分を抑えるかを分かって結ばないと、中のモチ米が固定しないのだとか。 その後、水に漬けたり、煮たり蒸したり・・・・

そんな彼女の手間と心がギュッと詰まった笹巻きをお砂糖が入ったきな粉で頂きました~~ 素朴で優しく、滋味豊かな「おふくろの味」がしました~~ 何だかホッとしていくらでもいただけそう 

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上を見上げて・・・

2020-07-14 | 絵  ③アレコレ

一昨日の読売新聞の日曜版に、目を引かれました。 「巨大仏」ということで、木版画家の川瀬巴水の版画「鎌倉大仏」と、仙台大観音の写真が一面に載っていました。

女性カメラマンの半田カメラ(!)さんはこの10年で全国の大仏約300を巡り『夢見る巨大仏』と題する著書も出版したそうですが、彼女に言わせると、

「人々が大仏に引かれるのは、上を見上げることで心が前向きになり、自分の悩みの小ささも感じ取れるからかもしれない。 コロナウィルスで大変な時だからこそ、特にそう思います」と・・・

ところで、この私も鎌倉の大仏さまを描いたことがあります~~ 見出し画像の大仏さまなのですが、N教室の野外スケッチで鎌倉に行った時に描きました。 今思うと、あの辺りはこじんまりして素敵なスケッチポイントが沢山あるのに、なんでまた、よりによって、いきなり大仏さまを正面?から描く気になったのか・・・お笑い系の血が騒いだのか・・・自分でもよく分かりません。

「鎌倉や 御仏なれど釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」との、与謝野晶子の歌はよく知られていますが、それを受けて、自分では大仏さまをマァマァ美男に描けた(^_-)~~と内心にニンマリしていたのに、今あらためて眺めて見ると・・・チョッと、いえいえ、大分違うな、と思えてきました 巴水さんの描く大仏さまの柔和な表情が余りに素晴らしいのです!!(当たり前と言えば、当たり前の話です・・)

読売新聞に載っていた川瀬巴水の鎌倉大仏(1930年作)

松を背景にした穏やかな大仏のお顔が包容力に溢れていて、心和みます。

 

13世紀に出来た鎌倉大仏は、高さ13.4m、奈良・東大寺の大仏の高さは18mで、共に日本の大仏の代表格と言えます。 現代では鉄筋コンクリート建築の技術が進歩したために、高さ40mを超える巨大仏もできてきました。 1936年にできた群馬県の高崎白衣大観音(41.8m)をさきがけに、我が茨城県には100mを超す牛久大仏(120m)が1992年に完成し、多くの観光客で賑わう観光スポットになっています。 余りの高さに、うっかり見上げていると後ろにひっくり返りそうになります(^_-)  なにせ、奈良の大仏さまがすっぽり手に乗る大きさなのだそうですから・・・

美しく整備された庭園は四季折々の花が咲いて、外国からの観光客も多く訪れていました。 残念ながら、今はコロナのせいでその賑わいは見られないことでしょう。 この隣に、私が気分転換に時々出掛けるプレミアムアウトレットモールがあります。 

詰まらぬ話にお付き合いいただいて有難うございました。  ほんの少しだけでも、上を見上げる気になって頂けたでしょうか・・・(^▽^;)

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泥中の蓮 (でいちゅうのはす)

2020-07-12 | 絵  ①日本画

2年ほど前に描いた作品です。 ピンクの古代ハスは何枚か描きましたが、純白の蓮の花の美しさに惹かれて描いたものです。 眺めているうちに、何だか諺の「泥中の花」のイメージに合っているかも・・・なんて思えてきました(^_-)

それで、おこがましくも、この絵を大雨の被害に見舞われた地域で、懸命に救助を続けていらっしゃる方々や、コロナと命がけでで戦っていらっしゃる医療関係者の方々に感謝の気持ちと共に捧げたいと思います。 

そして、同じく酷い環境の中にあって、凛として純粋な心と姿を保って生きているすべての人達に、エールの気持ちを込めて捧げます。

 

蓮の花のうた

黒い土に根を張りどぶ水を吸って

何故きれいに咲けるのだろう

 

私は大勢の人の愛の中にいて

なぜみにくいことばかり

考えるのだろう

                 星野富弘

 

 

 

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